感謝のつぶやき日記

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ナカーズ

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2018.09.19
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カテゴリ: 高齢者は語る

【3】敵を憎む教育が自国の兵を殺す
「戦争行って、捕虜収容所入って、生きて帰って来た。鬼畜米英とか敵はみんな悪い奴と教わったけど、結局的にも味方にもいい奴悪い奴どっちもいた。
 日本軍は古参の現役兵と赤紙で徴収された新兵との格差がひどかった。例えば自分は足腰丈夫で古参兵の分も仕事するし、機械も修理できるから良かったけど、目を付けられるとね・・・。上下の立場でも人間性が変わるけど、例えば食糧物資を管理する立場でも人間性が出る。物資が枯渇すると数をちょろまかすぐらいの事が生死に関わる。下っ端だと生存競争も大変だ。
 なのでトカゲでも何でも食べれそうなモノは何でも食べた。一番嬉しいのは漁をする役目が回って来た時。あれは良かった。大物はみんなの食糧になるが、小魚捕まえを食べながらするので助かる。そこで食い溜めする。」
(最初聞いた時は「そうそう沢山小魚獲れるものか?」と思ったが、今思うと、ノミで遊べる域に達してはったので余裕なのかもしれない。人の良い方だから極力他者のモノを奪はず小動物を食べて生き残ったのだろう。)
(古参兵現役兵の下が馬でその下が赤紙で徴収された新兵達という話は良く聞く。パワハラだらけだったろう。父方の祖父は柱に掴まりセミの真似をさせられ上官にイジメられたそうだ。それを聞くと遠い昔の遠い地での話ではなく、今の日本の正社員と非正規労働者の格差と同じ構図があったと思っていい。いわゆるそのブラック体質で食糧と医薬品が枯渇すると、非正規雇用(新兵達)にはどんな過酷な地獄が待ち構えているのか?

(NHKの証言特集「飢餓の島 味方同士の戦場 ~金沢 歩兵第107連隊~」
https://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/bangumi/movie.cgi?das_id=D0001210035_00000
この戦争証言でも熾烈な現実が語られています。ミレー島では食糧を管轄した海軍と配給をカットされた陸軍が殺し合いになったそうです。横暴な小隊長を殺害(射殺・窒息死)させた部下の話もあります。闇夜で味方兵の肉を食う兵士を見た話しも語られています。戦後彼らは生き残り帰国します。餓死した戦友の家族が訪ねて来ても「餓死」と言ってしまうと自分が見捨てたと思われるので「爆弾破片創 頭部縦断貫通」と語ったという話もされています。『華々しくない戦死』は想像以上に多く、語られず消えていく事実が沢山あると思いました。)

「親切な隊長に気に入ってもらって助かった」(と彼は何度か言います。戦闘中のみならず飢餓状態の時も人格者ゆえ助けてくれた人だったのでしょう。)

「戦争が終わり、ラバウル周辺エリアの日本兵が大勢集められ、集団で捕虜収容所へ歩いて移動する事になったんだ。使われないままの大量の武器弾薬を積んだトラックが併走していた。我々が海沿いの崖近くを通ったんだが、トラックの運転手が「鬼畜米英に武器を渡すぐらいなら死ぬ!天皇陛下万歳!」と叫び崖から海へ突っ込んでいったんだ。隊長達が「やめんかぁああ!」と叫んでも連鎖反応が止まらずトラックと歩兵が次から次へと突っ込む。隊長達が顔を真っ赤にして「貴様ら!止まれぇぇええ!」と体張ってやっと止んだ。敵を憎む教育とか洗脳は戦争だから当然あるけど、そのせいで助かったハズの日本兵が大勢いたことだけは知っておいて欲しい。」
(日本兵同士が殺し合うような戦争だった。鬼畜米英などと憎んでいれば捕虜の扱いがどんなものか?想像を上回る残忍な事もあったと思う。連合軍の捕虜を虐殺したとして戦犯として処刑された捕虜収容所の所長も多い。連合国軍にも捕虜への虐待はあったと思うが、多く聞く話は「気が付いたら捕虜になっていた。日本だったら負傷兵の捕虜の手当てなんぞしないのに、敵兵は手当てしてくれた。」という話。だから思うんだけど、戦争に負けたから戦犯として裁かれた。という側面はあるが、日本軍が日本の兵士に人道的な教育をしていたら、戦犯として処刑される日本兵はもっと少なかったのではないか?という側面。カビエンの生き残り兵の言うように、敵を憎む教育と洗脳が助かったハズの日本兵の命を奪うという側面は多いにあるのではないでしょうか?)
(今の日本を取り巻く課題を考える上で彼らの視点は大事にしたいと思う。私個人の意見は置いといて、彼らの視点を大事にしたい。靖国神社で「名誉の戦死を遂げられた英霊」という言葉だけで本当にいいのか?ミレー島で食料を奪い合って死んだ海軍と陸軍も同じ場所に供養されている事実とか。例えばトカゲの尻尾切りみたいに現場の兵隊の(地獄で苦しんだ)責任者は処刑された。でも東條英機内閣の太平洋戦争開戦時の重要閣僚である岸信介は無罪放免である。「あの戦争は正しかった。政治に復帰してそれを証明するのが贖罪」的な謎理論だった。昭和の妖怪とも呼ばれた岸信介の孫が安倍総理。「『お父さんの自衛隊は違憲なの?』という子がいる!みなさんどうですか?」と言って、「そんなの今時いない」と対抗者に言われている。こういう今の日本の一コマを生き残り兵の視点で眺めるのは有意義。別の感想と別の答えが出てくる。いくつもの答えや意見があっていいと思う。ただ『華々しくない戦死』をした方々の魂を踏みにじる答えはおかしいと思う。ちなみに開戦時に岸信介は商工次官(軍需次官)。物資の量と流れを知る立場にいた。反主流にはなったが南方に物資が届かない事態も知っていたはずである。無罪放免となったが米軍とどういう取引があったのだろう。権力者と米国との結びつき。どう受け継がれているのか?その辺も考慮に入れて今の日本を考えたいと思う。私は知らない事が多い。)






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最終更新日  2018.09.19 22:49:49
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