菜園ガーデン 0
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いつもいろいろとお世話になってるTさんからお誘いを頂き、久々にJリーグの試合観戦に行ってきました。水戸の対戦相手は京都サンガ。良い試合になるといいな。そしてもちろん水戸に勝って欲しい!応援に力が入りました。 試合終了のホイッスル!その瞬間柱谷監督の両手が高々と上がって!!!やったね~!本当に勝ってくれました~~!最終戦が勝利で飾られて本当によかった~♪
2013年11月17日
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U-20女子サッカーワールドカップ、対ニュージーランド戦はヤングなでしこの中でも特別に注目されてしまっている仲田歩夢選手にとっては、予想もしないとてつもなく大きな試練の場となってしまったようだ。大舞台の大事な場面で痛恨のミス・・・。それはスポーツ選手として長いことレギュラーで頑張ってきた選手なればこそ経験する試練であり、いわば宿命のようなものだろう。この試合にかける思いが本人のインタビューで伝えられていただけに、すぐ交替させられた仲田選手の悔しさは、テレビカメラがベンチで涙を流す姿を映し出さなくても痛いほど伝わってきた。僕は形はまったく違うけれど、中学1年生の時に打ち込んだサッカー部で、2年の先輩たちを差し置いてレギュラーに選ばれていたので、それがいろんな意味でもの凄いプレッシャーに感じた時期があった。レギュラーに選ばれない2年生の中には余程面白くなかったらしく、露骨に嫌味なことを言ってくる先輩部員もいた。あの当時僕はメンタル面が弱かったから、そういう事をもの凄く気にしたものだった。まだほんの13歳なのに、好きで始めたサッカーなのに、どうしてこんなこと(部活内の人間関係)で悩まなくてはならないのか? 最初はそんな風に悩んだものだった。選ばれないことの悔しさ、競争の厳しさを、まだ僕が学べていなかった頃のことだ。僕のポジションはディフェンス専門だったが、例えば大事な試合中にミスをしたことだったら何度もある。それが失点につながってしまったことも。ついネガティブな思考に支配されそうになるところを救ってくれたのはチームメートの励ましの言葉「ドンマイ!次行こう、次!」だった。失敗を引きずりそうな時、この言葉にどれだけ救われたことか!それで気持ちを入れ換えることができたのだから。この時、僕は支えてくれる人の存在のありがたさを知った。失敗して初めて、僕は真に大切なものを学ぶことができたのである。 昔の事を思い出した。1994年アメリカワールドカップ決勝、対ブラジル戦のラストのPK戦で、最終キッカーだったロベルト・バッジョがPKをはずしてしまった時に伝わってきた痛みも相当なものだった。「PKをはずすことができるのは、PKを蹴る勇気をもった者だけである!」と後の名言を生んだ、サッカー史上最も有名な、そしてまた最も美しく儚いとも言われるあのシーンである。当時のバッジョはビジュアル的にもとてつもなくカッコ良くてまた最高の技術の持ち主だったから世界中にたくさんのファンがいた。そのバッジョに訪れた最高の舞台での最も不運な出来事。一部始終ドキドキしながらテレビで見ていた僕は、バッジョの心の痛みが伝わって自分の身体の奥が震えるのを感じたものだった。 どんなスポーツでもそうだが、大舞台に立てる選手はそう多くは存在しない。そしてその大舞台が予想もしない試練の場となってしまうこともよくあることだ。国の代表ともなれば、責任や重圧に押しつぶされそうになることだって当然あるだろう。ミスの代償も当然大きなものとなる。しかし、ロベルト・バッジョが人間としてひと回りもふた回りも大きくなって円熟したのはあの失敗の経験があったからではないだろうか。これは誰にでも共通に言えることだと思うのだが、その失敗をした場所が特別な場であればあるほど、そこで学べるものも特別なものになってくる、と。その意味で、仲田歩夢選手にも特別なものを持つようになれるチャンス、サッカー選手として、そしてまた人間として大きく成長できるきっかけが訪れたのではないだろうか。こんな経験はめったにできるものではないのだから、それを次に生かさなければもったいなさ過ぎる。今回味わった悔しさをバネに、これからトレーニングに励んでいけばいい。この選手がどこまで成長していくのか、僕たちサッカーファンにとってもそれは大きな楽しみとなる。もっともっと大きな舞台がこれからやってくる。だから、そこを目指して是非頑張って欲しい!試練というものは必ず乗り越えられるはずだから!!!
2012年08月23日
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ロンドンオリンピック以降、男子・女子ともに日本のサッカーが俄然面白くなってきた。そして、いよいよ明日から「U-20女子サッカー・ワールドカップ」が初の日本開催で開幕する。「ヤングなでしこ」たちの活躍に期待しよう!岩渕真奈選手と京川舞選手、2人のずば抜けたタレントが出場しないのは残念だが、ヤングなでしこには他にも優れた選手が数多く存在する。だから、活躍の出番が回ってきた彼女たちがどこまでやってみせてくれるかすごく楽しみだ。最近はそのビジュアルの良さから注目を浴びている選手もいるが、今は世界トップ水準の環境で自分をレベルアップさせる大事な時期であるだけに、マスコミに潰されないようメディアへの対応もしなやかにこなしながら、未来の「なでしこジャパン」を目指して頑張って欲しい!
2012年08月18日
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サックスの練習から帰ってテレビをつけると、フランスのニースで開催されているフィギュアスケート世界選手権男子の決勝を放映しているところだったのだが、そこで目にしたのは大変な衝撃と感動をもたらす映像だった。日本の羽生結弦(はにゅうゆづる)選手の演技がとてつもなく衝撃的だったのだ。なんて表現すればいいのだろう? とにかく、こんなに凄いのは見たことない。新次元のスケートを見た気分。まだ見てない人は絶対にスポーツニュースあるいはYouTube、なんでもいいから一度見ておくべきだと言いたくなるほど、それほど美麗で切れがよく、すべての動きが抜きん出たレベルの、そしてビューティフルな演技だった。次々と主役が入れ替わるハイレベルな大会。順位はどうなるかわからないが、メダルは間違いないだろう。まだ17歳、今後が本当に楽しみな選手が、また、この日本から現れた。(まだ感動が収まらず、鳥肌が立ったままだ。)
2012年03月31日
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S君を誘ってケーズスタジアムにてサッカー(J2)の開幕試合を観戦した。水戸ホーリーホックの対戦相手は横浜SC。そう、あのカズが見られるということで、僕はこの日をすごく楽しみに待っていたのだった。故障した一眼レフカメラの修理も間に合った。ところがそのカズは練習中にケガをしてしまい、出場断念。う~残念!カズは特別な存在だからね。早くケガから復帰して欲しいし、まだまだ現役で頑張っていて欲しい。楽しみはひとつ減ってしまったけど、始まってみると試合のほうは最初にゴールを奪われたりしたものだからいきなりヒートアップ。結果、大変面白い試合内容になった。なんといっても良かったのが地元水戸の見事な逆転勝利だ! 柱谷監督とともに歓喜のガッツポーズ!ありがとう、みんな~っ!寒さも、たまっていたウサも、すべて吹っ飛んだぜ~っ!帰りにS君と、以前から気になっていた食事処「時代屋」に寄った。スリッパに履き替えて入る店内。昔の貴重なものがいろいろと見られる不思議な店内は、不思議と楽しめて、そして心落ち着くげに不思議な不思議な癒しの空間だった。食事のメニューも豊富で迷ったが、S君の薦めで特性のハンバーグに決めた。 うん、良いね♪ この店、また来ることに決めたよ!
2012年03月04日
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女子サッカー・ワールドカップ。なでしこジャパンが強豪アメリカを破って優勝!夢の舞台でついにやってのけた。僕もテレビの前でキックオフからPK戦の決着まで気合注入の応援。感動のドラマのすべてをしっかりと見させてもらった。それにしてもよくあのアメリカチームに勝てたなって思う。ものすごくタフでいい試合になるとは思っていたが、勝つのは難しいだろうなって思っていた。アメリカはディフェンスも組織的で、数をかけたゾーンプレスで日本がチャンスのときのボールがことごとく奪われ、思うようなゲームをまったくさせてもらえない。終始ゲームのほとんどがアメリカに支配されていたように見えた。2度もリードされて、よく追いついた。最後まであきらめない精神力、すごい粘りと技術。底力があるのは日本のほうだ。その象徴が澤選手のプレイだ。今回、日本が世界一になれたことはいろいろな意味で最も素晴らしいエンディングだったのではないだろうか!おめでとう!そして感動をありがとう!!なでしこジャパン!!!
2011年07月18日
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猛攻をはねかえして日本がオーストラリアに勝利。そしてアジア杯優勝!やったね、ザックJAPAN!!! 日本のゴールチャンスは長友の才能プレーからいくつも作り出されるから、それを誰が決めてくれるのかなってやきもきしていたら交代で登場した李選手がやってくれた。それにしてもまったくフリーな状態とはいえ、(それだからこそ)あんな風に高めのボールを浮かさずにダイレクトにシュートするのは大変難しいことだと思う。本当に見事!ボレーのお手本ともいえるようなビューティフル・ゴールだった。今大会MVPらしいけど、今日の本田のプレイは感心できないかな。ボールを奪われるシーンと消極的なプレイがあまりにも目立ってた。本多らしくないような・・・。ヨーロッパのビッグクラブを目指すのならもっとプレイでアピールしないといけないしね。その点、長友はクオリティの高い(熱い)プレイが安定していて本当に頼もしい。あれならどのチームも欲しがって当然だね。 「優勝」という結果は素晴らしいけど、本当はここからが大事。次は世界が相手だからね。更なる進化を!是非頑張って欲しい、ザックJAPAN!
2011年01月29日
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今日は日本中が昨夜の韓国戦勝利に沸きかえっていた。そして、この勢いでオーストラリアにも勝って優勝だ、とも。しかし、気付いた人もきっと多いことだろう。相変わらず日本は、ロングボールを放り込まれて攻め込まれると引いて守りに入り、まったく劣勢(受け身)になってしまうことを。オーストラリアもきっとそれ(日本の弱点)がわかっているに違いない。だから日本は戦い易い相手だと思っていることだろう。そして必ずここぞというところで、昨夜のゲーム後半戦以降の韓国のように猛攻をしかけてくるに違いない。そうなると高さもあるだけに相当怖いぞ。ザッケローニ監督のことだから、きっとこの弱点には気付いていることだろう。監督の手腕に期待したい。日本には才能があり、チームのために献身的に動く素晴らしい選手が揃っている。チームがまとまり、闘魂に火がついた時の爆発力は世界のどの国にも劣らないものをもってるはずだ。だから、あとは真に強い組織に成長させて欲しい!
2011年01月26日
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やはり凄い試合だった。日本ゴールに突き進むパク・チソンの迫力。本田が蹴るペナルティ・キックの不安と緊張。延長戦後半、韓国の猛攻。興奮が何度もピークに達した。勝利という結果がついてきて本当によかった!
2011年01月25日
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今、DIGAのハードディスクを整理して2時間分の空きをつくった。もうすぐ始まる宿敵韓国との一戦、アジア杯準決勝を録画するためだ。この試合が、とてつもなくいいゲームになる予感がしている。どちらが勝つにしても素晴らしい試合になるのではないか。もちろん日本に勝って欲しい!しかし、韓国チームの攻撃力とスタミナは本当に凄そうだ。また、代表を引退するパク・チソンのために後を継ぐ若い選手たちが絶対に勝利を捧げるのだという。こんな熱い気持ちをもって試合に臨むのだから、韓国は別格の強さを発揮するだろう。でも、進化する日本のサッカーに期待したい!
2011年01月25日
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4年に1度のサッカー・ワールドカップ。どこの開催の時も夢中でTV観戦してきているが、その夢中の度合いが今回の南アフリカ大会では明らかに今までのものと違う。凄まじい位高いのだ。その理由は、どの対戦を見てもとにかく面白いのだが、とりわけ今回は我が日本代表があの韓国にもひけを取らないほど熱いサッカーを見せてくれていることだろう。組織として非常によくまとまっているのは、監督・スタッフそして選手全員が同じ気持ちでしっかりつながっているからだろう。選手の表情からは「闘う意志」がみなぎっているのがわかる。「自分たちはまだまだ高いところを目指せる!目指す!」そんな自信を持ち始めたのが伝わってくる。ここにきて、どうやら日本代表は、ファンの誰もが思い描いてきた理想的なチームに生まれ変わりつつあるのではないだろうか。日本人の特性を生かしたチーム作り・闘い方の実現。もともと技術の高い日本に、闘うマインドが加わったことは実に頼もしい。WBCにおける2大会連覇が示しているように、一丸となって闘う日本チームは必ず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる。ベースボールの次はサッカーの番だ。日本サッカーが新しい歴史を刻む瞬間をこの目で是非見てみたい。今夜のパラグアイ戦、必見だ。
2010年06月28日
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Jリーグ2部、地元水戸ホーリーホック対ジェフユナイテッド千葉の試合を、同じ職場のスポーツ通であるmasaoさんと観戦してきた。広報関係の業者さんを通して招待されたものだが、僕がプロサッカーの試合を生で観たのは、実は今回が初めてのことだった。それにしても驚いた!ある程度予想はしていたが、テレビで観るのとこれほど違うとは…。まさしくこれこそがスタジアム観戦の醍醐味なのだろう。僕らはメインスタンド真ん中寄りの高い位置にある席で観たから尚更なのだろうが、すべての選手の動きが見られるので個人技だけでなく組織的なプレーも確認できてよかった。また、サポーターたちの熱い応援、特にジェフのサポーターたちの熱気はもの凄く、そういったものに直に触れることもできて大変面白かった。ボールのないところでもよく動いている選手がわかる。堅実な守備をこなしている水戸のディフェンス陣。ボールを奪えば即攻撃の起点へと転じる。すごくいい試合運びをしているではないか。ひとりの選手の動きをずっと追いかけてみるのも面白い。このような楽しみ方はスタジアム観戦でなければ絶対に不可能だ。試合のほうは水戸が1ー0で勝利。FW片山選手のダイビングヘッドによるゴールの瞬間もバッチリ撮影できた。白熱した試合展開で見応えがあり、何よりホーリーホックの勝利にすごく気分が良かった。誘ってくれたmasaoさんにも感謝! スタジアム観戦、なんだかハマりそうな予感!
2010年05月29日
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ずっと以前から俊輔マニアの僕としては、中村俊輔が現在も進化し続けていること、またその進化の方向が的確でまったくブレが無いことが嬉しくてたまらない。世界を見渡せば魅力的なサッカー選手がたくさんいるのに、その中で僕がなぜ俊輔に注目するようになったのか、俊輔の本当の凄さとは何なのか、などなど今のうちに詳しく書き記しておきたいのだが、それをすると大変長い文章になってしまうのでシリーズもののように少しずつ書き足していくことした。今回はその1回目。〔第1回〕●王国からの降臨 海外のサッカー界に身を投じて以来、常にチームの中心選手として突出した才能を発揮し続ける中村俊輔。そのプレイを評して、イタリアのスポーツマスコミはかつてこう表現したことがある。「中村は日本からやって来たのではない。サッカー王国から降臨したのだ!」最高の褒め言葉だと思う。ヨーロッパのサッカー通を唸らせた最初の試合(セリエA第2戦、レッジーナ対インテル戦)を僕もよく覚えている。インテルの名選手レコバをして「ファンタジスタ・ナカムラの誕生!」と言わしめたプレイの数々。あのネドベドも「中田英寿とはまったく異なる才能、そしてファンタジスタだ!」と褒め称え、デル・ピエロは俊輔のファンになったと言う。確かに、俊輔のプレイは世界中のトップクラスのプロ選手たちさえも虜にする魅力に満ちていた。しかし、セリエA残留を常に目標とする下位チームの事情が、やがて俊輔の前に大きな壁となって立ちはだかることになる。だが、その試練こそが、敢えて逆境の中に身を置いて見つけようとした課題(自分に足りないもの)でもあり、その壁を乗り越えて新たな引き出しを増やして行くこと、それこそが俊輔の海外武者修行の真の目的でもあったのだ。長い苦難の日々が続くなかで、本物の進化に向けての歩みがここに始まるのである。 (つづく) → レッジーナ対インテル戦(セリエA移籍後第2戦) ヨーロッパ中にその才能を知らしめた。 試合中両チームの誰よりも輝いていた! → 中村俊輔 It´s so Japaneasy! 芸術的でビューティフルなボールタッチにしばし酔っていたい! → トーキング・ザ・パーフェクト・フリーキック 俊輔自身によるフリーキック解説
2009年07月29日
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報道ステーションのこのインタビューは予想していた通り一生忘れることのできない内容となった。イチロー選手が打てなくて苦しんでいた時の胸のうちを語り尽くしてくれたからだ。インタビュアーはイチロー選手の親友でもあるスポーツキャスターの吉田貴志さん。信頼しあっている二人だからこそ実現できた企画なのだろう。自身の口から語られた言葉で、今回のWBCでイチロー選手が経験した修羅場がどれほど怖いものであったかがよくわかった。10回表、二死走者1・3塁。ここで打順が回ってくるなんてまるで出来過ぎのシナリオのよう。本来なら千両役者の登場、と期待高まるところ、今回は違って心臓が張り裂けそうな思いで見守ることになった。(インタビューでの印象的な言葉)ネガティブなことを考えた。ここで打ったらえらいことだが、打てなかったらもっとえらいことになる。オフに日本に帰れない。怖い。あのイチロー選手でも、というよりイチロー選手だからこそ今回のような修羅場が訪れたとも言えるだろう。やはりギリギリのところまで追い込まれていたのだ。自分の打席を頭の中で実況中継することにした。どうしてもネガティブになってしまう以上、そんな自分の気持ちに便乗するしかなかった。便乗して少しでも楽しくするようにしないととてもやっていられなかった。5球目の低めの投球をファールにしたときのこと。ワンバウンドしそうなその球をファールにできた時「いただきました」と思った。そして、ここで頭の中の実況中継が消えた。「次に勝負してくれればかなりの確立でヒットにできる!」自信を取り戻した最強打者イチローがそこにいた。自信の根拠は、あの難しい球をファールにできたことそのものではなく「あの球をヒットにできると思って打ちに行く感覚を持った自分」に対してだったという。。一打席の間にこれほどの変化を遂げるところが本当に凄い。心配して見続けてきた僕でさえ、ファールを続けるイチロー選手に流れが来ていたことを感じていた。韓国側は誰もそんな危険を察知できなかったのだろうか? たとえばキャッチャーが投手に一呼吸置かせて流れを断ち切るとか。それなのに韓国の投手は続けざまに勝負に出てしまった。勝ち目などほとんど残ってなかったの。に、まったく甘かったとしか言いようがない。打者イチローの凄みを再発見した打席だったが、本当に感銘を受けたのはそこに至るまでのイチロー選手の在り方だった。実質的なリーダーとしてチームを引っ張っていかねばならない立場にいる者が肝心の試合で実績をあげられずにいる時、チーム内で、また後輩達の前でどのように過ごしてきたのだろうか? 一番の関心はそこにあった。そしてこのインタビューはそこにも触れてくれた。日本の一部のメディアはここぞとばかりに打てないイチロー選手を酷評し、限界説までも記事にしているものが目立った。自国のスポーツを育てる上でメディアは重要な役割を担っているものだが、それでは酷過ぎる。大変恥ずべき行為だとも思う。悪い流れのなかでどんなに調子が上がらず心が折れかかっても、イチロー選手は決して下を見なかった。そして誰よりも早く練習場に行き、打撃練習を真剣に繰り返していたのだという。後輩選手たちはそんなイチロー選手を見て驚き、自分たちももっと頑張らねばと気を引き締めて練習に励むようになったのだという。今回の侍ジャパンチームが一体となって進化し、ついにはあの感動のドラマを生んだ最も重要な原動力が実はこの部分にあったのではないかと僕は思う。イチローさんが不調で苦しんでるなら、その分僕らが頑張ればいいんだ、頑張らなければならない、とチームメートが一体となって奮起したのだ。最高のドラマ、優勝というご褒美はやはり侍ジャパンチームに相応しい見返りだったのだ。そうなってくれて本当に良かった!
2009年04月01日
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実は一昨日、早朝からの腹痛がどうにも治まらないので仕事を休ませてもらった。今までの疲れが一気に出たようでもあった。したがって当然午前中はおとなしく寝ていなければならない・・・はずだった。だが、部屋のテレビがそれをさせてくれなかった。早朝からスイッチ入れっ放しの画面は偶然にもTBSテレビ。WBC決勝、因縁の日韓戦が今まさに始まろうとしていた。腹痛(けっこう激痛)に耐えながら、でもやはり見ずにはいられず、職場の皆には悪いなぁと思いつつ、「あいつ、WBC見るためのズル休みなんじゃね?」とか言われてんだろうなぁとか思いつつ、、、観戦したのであった。いやぁほんと申し訳ない!それにしても、こんなにビリビリとシビれながら感情移入して野球を見たことがかつてあっただろうか。リアルタイムで観戦すると、その入れ込み様はさらに凄いことになるのを改めて知った。それだけに感動も大きく、特に今回のそれは深いものとなった。感情移入というより、選手のその時の心情が痛いほど伝わってきた、と言ったほうが合ってるか・・・。たとえば、・先発の岩隈投手が投げる一球ごとに、、、・打撃不振が続いて精彩を欠いていたイチロー選手のバット一振りごとに、、、・9回裏ツーアウト、あと一人というところで同点打を打たれたダルビッシュ投手の次の投球に、、、絶好のカメラアングルで大迫力のスペクタクルシーンが映し出される。100年に一度と言われるほどの名勝負。シビれるシーンも満載だ。なかでも、・セカンド盗塁に挑む韓国李容圭選手と、それを刺す城島・中島選手との勝負シーン・内川選手が魅せたスーパーファインプレー。コ・ヨンミン選手のレフト前ヒットをスライディングキャッチして二塁で刺したシーン。・延長10回表、勝敗を決めたイチロー選手の打球が見ている僕ら(カメラレンズ)に向って真っ直ぐ飛んでくるシーン。など、本当に圧巻だった。今大会中、不振にあえぐイチロー選手の内面の格闘がどれほどのものであるか。また、イチロー選手がそこからどうやって心理的に立ち直っていくのか、には非常に関心を持った。後日Numbersなどのインタビューでイチロー選手自身の口から明かされる真実を読むのが待ち遠しい。ところで、僕の体調のほうは? そうだった。自分の腹痛を忘れるほど夢中になっていたのだった。
2009年03月26日
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カタールに3対0の圧勝! ブルーノ・メッツ監督にとっては悪夢のような試合になってしまったようだ。彼の言った「日本に勝つ方法」とはどんなものだったのか結局わからなかったが、それほどこの試合の日本代表には隙が無かったということなのだろう。それにしても短期間でよくここまでチームを修正できたものだ。これは岡田監督の手腕、それとも選手たち自らの意識改革か。囲い込み、ボール奪取。これが凄く効いていたと思う。司会者だか解説者か知らないが、俊輔が目立った活躍をしていないといっていたが、そんなことは無い。守備で相当目立つ働きをしていた。彼のような選手が必死で守備もする・・・これが勝利につながるキーポイントのひとつなのだ。(湯浅健二さんのコラムで再三述べられていることだけど・・・)ドリブル突破。やはりサッカーの醍醐味のひとつだと思う。田中達也、玉田、大久保の3人がガンガン前に切り込んでいくスペクタクルなシーンには興奮した。徹底した守備のベースができていると、攻撃もより効果的になっていくことがよくわかった。その中でこそ、個人の才能が輝くことも。(これも湯浅健二さんのコラムで再三述べられていることだけど・・・)そして最後まで油断しないこと。守備を怠る選手にゲキが飛ぶ声が聞こえていた。いいね、凄くいい! これならオーストラリアにも勝てる、とまではまだ言わないが、日本のチーム作りは今確実にいい方向に向かっている。胸のつかえが取れたような気分。気持ちよく眠れるぞ!(あまり寝てる時間ないけど)
2008年11月19日
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オシムさん、今日のウズベキスタン戦観ていたかな? きっと嘆いているだろうな。日本代表の攻めにはまったく迫力が無いもんな…。中村俊輔も試合後のインタビューでそんな風に答えていた。アルティメット・クラッシュ。これは、清宮克幸監督が就任2年目にして、低迷していた早稲田大学ラグビー部を13年ぶりに全国大学選手権で優勝に導いたときのスローガンである。端的な言葉によるイメージ付け。チーム全員の合言葉。そして、試合中ここぞというところで合言葉通りに炸裂させる。今夜、日本代表の試合を見ていて感じた。チームスポーツでこういったスローガンを持つことは、選手の意識改革に凄く効果があるんじゃないか、と。アルティメット・クラッシュ・・・究極の破壊。「敵を徹底的に叩きのめす」という意味だそうだ。攻める時は徹底的にやる。ド迫力を持って攻め込む。コテンパンに叩きのめす。今のサッカー日本代表に必要なのは、この「ここで攻めて絶対にゴールまで奪い取るのだ」という、相手を圧倒するほどのド迫力の炸裂イメージを選手全員が共有することなのではないだろうか。そんな熱い戦いぶりを、表情だけではなくて、組織的攻撃の域まで昇華させて見せて欲しいものだ。本当に見たいのは、それに尽きる・・・本当に!そんな代表チームなら、たとえ何本シュートをはずしても、次に期待して声を嗄らしてでも必死で応援したくなるだろう。そんなサッカーを日本がやったなら、きっと相手は、否世界中が初めて日本を怖がることだろう。相手ゴールネットを揺らすまでの、ド迫力の攻め・・・アルティメット・クラッシュを是非見せて欲しい!
2008年10月15日
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低くて速いトスが上がる。それを1秒以内に打ち込む。それも後方からのアタック。敵のブロックはボールに触ることすらできない。 栗原恵選手が今取り組んでいるのが新しい必殺技・・・高速バックアタックだ。このコンビネーションプレイが完成度を上げて試合で炸裂すれば、日本代表は間違いなく強いチームになる。そして名実ともに真のエースが誕生する。2004年アテネオリンピックでは、自分のプレーが世界の壁の前にまったく通用しない悔しさを味わった。その後は選手生命を危ぶむ大きなケガ(左足親指の剥離骨折)にも泣いた。そんな栗原選手をこの4年間支えたものは「またコートに立ちたい、あの勝利の感激を味わいたい」という強い願望だったという。柳本ジャパンには応援したい魅力的な選手が数多くいるが、今回ほど栗原恵選手の活躍に感激したことはない。バックアタックを決める度に、観ている僕まで思わずガッツポーズ。次のアタックの期待にワクワクする。今まさに進化の過程。目覚めたエースから目が離せない!
2008年05月22日
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アッパーをしきりに出して内藤を倒しにかかるポンサクレック。こんなボクシングの試合を観たいと思っていた。それが今夜実現した。ラウンドを重ねるごとに内藤は動きが良くなり、ポンサクレックには焦りが見え始める。オープン・スコアリングになったせいだろう。自分のポイントがわかるから。第9ラウンド・・・ここから死闘が始まった。明らかに、ポンサクレックが内藤を倒しにかかったからだ。挑戦者陣営の指示も「倒しに行け!」と。 このままでは判定で負ける。挑戦者がチャンピオンを破るには倒す以外にはないのだ。さあ大変だ! TV観戦してる僕までアドレナリンが出始め、ビビり出した。。。あのポンサクレックが、内藤を倒すことだけを考えてひたすら猛攻に出たのだから。。。これは凄い勝負になる! こんなハイレベルな試合が観られるのはラッキーだ! 亀田との試合があんなだっただけに余計そう感じた。攻め込むポンサクレックに内藤も負けてない。うまくかわしながら連打を浴びせて返す。凄いスタミナの持続力。凄まじいトレーニングを積んで来てるのだろう。両者相譲らず。。。世界タイトルマッチらしい素晴らしいファイトを二人に見せてもらった。見苦しいクリンチもほとんど無かったしね。
2008年03月08日
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日記をアップするタイミングをちょっと逃してしまいましたが…。アジア杯、対ベトナム戦。勢いに乗ったベトナムの先制ゴール。おそらくゲームを観ていた日本人の誰もが青ざめたはず。これは・・・この調子で攻められたらもっと点を取られることになるんじゃないか。そう、いきなりネガティブな思考の淵へ突き落とされたかのように。だから、そのたった4分後の日本代表の同点ゴールには、先ほど青ざめたばかりの日本人の誰もが歓喜しひとまず胸を撫で下ろしたはずです。い~や、これなら大丈夫かも・・・日本もやるじゃないか! 不安が完全に拭い去られた訳ではないけど、それまでチロチロと消えかけていた希望の灯が力を取り戻した感じに。同点ゴールを演出した中村俊輔選手の技術はワールドクラス。もちろんずば抜けたものだけど、何といっても価値があるのはあのタイミングで点を決めたこと。まさに10番に相応しい仕事をしていると思いました。おそらく一番安心したのはオシム監督だと思うけど。俊輔マニアを自認する僕にとっても非常に嬉しいものでした。俊輔は確実に進化している! 弱点だったディフェンス面、流れの中でのシュート力・・・もう弱点などと言う者はいないでしょう。彼はどれほど努力してきたのだろう。とにかく見事です。進化はそれだけに止まらず、もともと持っていた長所を更に伸ばしていることに驚かされます。キックの精度と破壊力には更に磨きがかかっているようで。蹴るボールの質も、以前のようなフワ~っとした軽量級って感じがなくなり、ヘビー級のパンチ力みたいな重みを身に付けて来ているように感じます。フェイントのキレも凄まじく、もしも敵にこんな選手がいたら恐くてたまったものではないでしょう。僕がシビレタのはこのベトナム戦で前半26分に見せた高原へのレーザービーム・クロス。低い弾道のライナーようなボール。目標へドンピシャで飛んで行く一直線的弾道の凄さにとにかく見惚れてしまいます。残念ながら高原のヘディング・シュートはゴールマウスを外してしまいましたが、あれはレッジーナ時代にボナッツォーリ選手に面白いようにゴールを決めさせた、俊輔の超強力な武器のひとつ。そしてもうひとつ、右足によるキックの精度にもおそらく自信を付けてきていること。本人は「たまたま」などと言っているが、たぶんそう。今回は俊輔のことしか書けなかったけれど、他にも書きたいことがいっぱいの日本サッカー。オシムさんが監督になってくれてから、興味深い事だらけの日本サッカー。決勝トーナメントは強敵揃い。それをどう戦い抜いて行くのか。次は因縁のオーストラリア戦。楽しみですね!
2007年07月18日
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仕事の帰りに行き付けの書店「リブロ」に寄って、今話題の本「オシムの言葉~フィールドの向こうに人生が見える」を買って来ました。さすがはリブロ、この手の書籍は必ず入荷していますね。 注目のワールドカップ準々決勝、ドイツ対アルゼンチン戦は23時50分開始だったから、それまでの時間たっぷりと読書ができました。こんなに夢中になって読書したのも久々のことです。またひとり、非常に興味をひく人物が現れました。ジェフ千葉を応援する人たちは、オシムという名の監督に触れることでこの数年間とても貴重な日々を彼ら選手たちとともに送ってきたのですね。Jリーグまではなかなか見ることができない僕は、今頃になってそれに気付きました。とにかく知りたかったのです。今これほど期待されるオシムとはいかなる人物なのか? ●イビチャ・オシム氏のプロフィール 1941年5月6日、ボスニア・ヘルツェゴビナ、サラエボ生まれの65歳。191センチ、90キロ。59年にFCゼレツニカール・サラエボでデビュー。78年に古巣のゼレツニカールで指導者としてのキャリアをスタート。86年に旧ユーゴスラビア代表監督に就任し、90年W杯ベスト8。その後各国リーグで数々のタイトルを獲得。2003年にジェフ市原(現千葉)監督に就任し、3年目の昨季ナビスコ杯初制覇。(以上、中日新聞の記事より抜粋)この書を読んで先ずわかったことは、オシムという人物が優れた教育者であることです。特に選手に対する心理的マネージメントに関して極めて巧みな術を身につけているようです。それは言葉よりも実績で判断するのが一番わかり易いことでしょう。ジェフ千葉の、テクニカルなキッカーだけどどこかひ弱そうなイメージだった阿部勇気がいつの間にかキャプテンシーを身に付け逞しく成長した裏には、オシム監督の教えが浸透し、また阿部自身が自ら学ぶようになったという監督と選手の理想的な関係が実を結んだ顕著な例なのだと思います。 韓国のカリスマと言われるチェ・ヨンスにさえ「走らなかったら、お前はもう使わない!」と言い切る・・・思わず拍手してしまいます。オシム氏の理想は「ムービング・サッカー」、そしてそのために必要なものは「体力」。パスを出したらそこで動きを止めてしまう選手がいたら激しく怒鳴りつける・・・いいですね!きっとヒデと相性が良いのではないかな。俊輔はどうなるだろう。松井大輔を賞賛しているみたいだけど・・・。オシム自身選手だった若い頃はボールを持ち過ぎるドリブラーだったらしいけど、そんな選手は使いたくないって今は言っていますね。監督になったら選手時代のことはキッパリと忘れるんだとか。優れたテクニックを持つ選手たちが強靭な体力を身に付け、相手チームがへばってきても元気に動き回ってダイナミックなゲームを展開し続ける・・・これが僕の理想のサッカーだけど、オシム氏が監督をしてくれたら実現すると思うのです。そして今、オシム氏は代表チームの監督業、それもこの日本代表の監督を引き受ける決心をしようとしています。是非実現して欲しい。この人に、選手もスタッフも、そしてマスコミさえも・・・すべてを巻き込んで育てて行って欲しい、心底そう思います。 困難は多々あると思います。オシム氏にとってもこの決断は非常に大きなリスクを冒すことにもなるでしょう。国の代表チームとなると、クラブチームとはまた違った育成方法が強いられるだろうし、様々な制約が障害になってくるでしょう。その点オシム氏ならどのようにこなして行くのでしょう? これは本当に興味が尽きません。おそらく氏の日本代表育成の手法は、サッカーという枠を超えてより多くの人々に大きな衝撃と影響を与えていくことになるでしょう。だから、オシム氏の挑戦・・・是非実現して欲しい! そしてその姿をずっと見守って行きたい!!!
2006年06月30日
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闘魂剥き出しで相手ゴールを襲う海外のフォワードの選手たち。そのひた向きなプレイにはいつだって心を打たれるものです。決定機に確実に自分の使命を果たすフォワードは、まるでマタドール(闘牛士)のよう!彼らは自分に課せられたノルマを果たすために、そして大舞台でヒーローになることを夢みて、日々真剣に自分に必要な練習を積み重ねて来たのですね。 そして競技場は神聖なる決戦の場。戦いの前後に真摯な祈りを捧げる戦士たち。かくして、熱き試合が繰り広げられる。それは勝敗に関係なく感動を与えてくれるものです。できれば日本代表から、それを与えて欲しかった。期待していただけに、やるせない日々が続いてしまった。どうしても納得がいかず、昨日は仕事のあとで職場の同僚,masao氏に何故?なのか説明してもらった。そして納得した。masao氏の俊輔論はまったく的を射ていると思う。ワールドカップはどの国のチームも当然技術レベルが高いもの。監督を勤める者は確実に勝つための戦略を練り、そして国民の期待を背負った選手たちは当然必死に闘いを繰り広げる。基本的なことではあるが、ただそれがワールドカップとなると異様なほど格別なものになってくる。ジーコジャパンに足りなかったものは、案外そのような基本的なことに対する本当の意味での認識だったのではないかとも思えてしまう。ワールドカップを甘く見過ぎていたのではないか、と。いちサッカーファンとしての呟きでした。日本チームが決勝トーナメントに進めなかったことは非常に残念なことだけど、今回はブラジル以外にも魅力的なチームがたくさんあります。決勝トーナメントでのマタドールたちの素晴らしいゴール・パフォーマンス・・・せめてこちらを楽しみます!!
2006年06月25日
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5年位前のこと、僕が中村俊輔のファンだよって言ったら自分のクラスの女子学生から「え~、あんなワカメみたいなのがいいの~?」などと言われてしまいました。なるほど、ワカメか・・・。確かにヒョロヒョロでフィジカル弱かったし、ヘアスタイルからそんな風に見えることもあるかなぁと妙に納得してたりして・・・。5年前といえば中田英寿選手の人気が絶頂の頃でしたが、僕はJリーグ時代の俊輔の、そのあまりにもアンバランスな完成度に妙に惹かれたものでした。俊輔の場合はわかり易かったのです。足りないものが何なのか。そして持っているものはきっと世界でもトップクラスのものだってことも!ボールを扱う技術は最高、いつも観ていてウットリさせられる・・・マリノスの元監督アスカルゴルタは彼のプレイを見ていると生きてるのが楽しくなる、とまで言っていました。技術に対する褒め言葉とは言え、そこまで言わしめるのは凄いことです。 でもフィジカルは最低。体つきも華奢ですぐ当たり負けするから簡単に倒れる。けど、彼の直接フリーキックにはたった一人で試合の勝敗を決定づけてしまう脅威がある。それは皆が素手で戦っているときに一人だけロケットランチャーを持ってるように感じたものでした。チームにとって非常に強力な武器です。 クロスの正確さはまるで精密機械並み・・・プレイステーションのようだと海外のマスコミから絶賛されています。彼にとって25m以内のフリーキックはPKみたいなものかな、とあのデル・ピエロ選手が褒め称えています。デル・ピエロは俊輔のファンだとさえ言っているし、ネドベドやロベルト・バッジョも彼が「ファンタジスタ(創造性豊かなプレイで魅せる選手)」であることをすぐに認めていました。 そして局面を突破するドリブルが凄く上手い。切れ味のいいフェイントではほとんどの選手が出し抜かれる。彼に頭脳戦を挑んで勝てる者はいないだろう、とあのホン・ミョンボ選手にさえかつて言わしめたほどです。最初はそのプレイが観られればそれでいいと思っていただけだったのが、俊輔の人間的成長にも注目するようになったのは、トルシエの彼に対する冷遇があからさまになった頃からですね。彼のマスコミへの露出度は当時から凄かったし、また彼もその都度正直に自分の心境を吐露するから、僕たちにも非常にわかり易く伝わってきたのです。そして、込み上げて来るのは心配よりも期待のほうが大きかったのです! あれほどの悔しさを味わった天才が、これからどのように変わって行くのだろう?と。 これまでだって彼の経歴を知ると、決して順風漫歩には過ごしていないことがわかって驚かされます。何度も大きな挫折を味わっては、その都度這い上がって来ているのです。這い上がる過程で努力した結果身に付いたものが、現在のファンタジー溢れるプレイであり、正確無比なクロスであり、ブラジルさえ倒すことが可能なフリーキックである訳です。このあたりは、まるでマンガ「巨人の星」(ちょっと古いかな)の星飛雄馬と魔球大リーグボールとダブらせるところがあって痛快な位面白くてたまらないものがあります。そして小説やマンガ以上に実際の彼のドラマを見ているほうが大きな感動を与えてくれるのです!その俊輔が日韓W杯で日本代表に選ばれなかったとき、「この悔しさをバネにしなかったら、もったいない!」と言ったのです。だからこれは、これからが本当に楽しみになるな、と思ったのでした。 そして俊輔はイタリアのフィールドを選びました。最もフィジカル能力が要求されるであろう過酷な戦場「セリエA」に、自分に足りないものを探しに挑んで行ったのです・・・。そして現在、スコットランド・リーグでチームの中心選手として活躍する俊輔。Jリーグにいた頃に比べて、体格はふた周り位太くなったのではないでしょうか。フィジカル・コンタクトにも強くなり、ディフェンスも積極的にするようになりました。それでいて今までの長所にもさらに磨きをかけているところが素晴らしいです!引き出しの数が増えたのです。日本代表にとって、それは必ず大きな財産になるでしょう。 「ワカメ」だった頃が懐かしく思いますね。トルシエが、結局は自分が成長のきっかけを与えてやったのだ、などと言い出したりしなければいいのだけれど。 僕が思うに、中村俊輔の一番いいところは、彼の持つ「向上心」ですね。そこにはプロサッカー選手としての高い志しがあるはずです。以前スーパー・サッカーという番組で紹介された「サッカーノート」は非常に興味深いです。そのノートには彼の試合後の反省や思い浮かんだアイデアなどが、その都度克明に書かれているのです。彼が試合で披露する見事なプレイ・・・それは決して偶然ではなくて必然であることがわかりました。彼のなかではすべてイメージが出来上がっているからです。イメージが既に出来上がっている・・・これは成功をもたらすひとつの大きなヒントを貰ったな、と僕は思いました。独ワールドカップも、あと46日でグループリーグが開催。日本代表の10番として堂々とピッチに立つ中村俊輔の勇姿がもうすぐ見られるのですね!!!
2006年04月22日
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WBC、王JAPANが世界一に! これは今まで辛酸を舐めながらも常に真摯な気持ちで頑張って来た選手たちへの、野球の神様がくれた最高の報酬ですね! そして、僕達にもたくさんの感動を与えてくれました! どんなに辛いことがあっても、夢を決してあきらめるんじゃないぞ!とのメッセージのようにも思えてきます!韓国戦に続いてまたやってくれましたね~福留選手! イチローのベース・ランニングのスピードと技術にも魅せられました! そして松坂のピッチングが凄く良かった! 最初に一発を浴びた時はもの凄く嫌な予感がしたものだけど、よく1点に抑えてきたと思う。チームで行う球技の経験者なら特に、今日の川崎選手への7回裏の打球は心臓が張り裂けそうな思いで見ていたでしょうね。自分の経験を生々しい位リアルに思い出しちゃって・・・。また自分のところに来たらどうしよう・・・普通はとても冷静ではいられません。またそういうときに限ってまた自分のところに来たりするんですよね。敵もプロだから勝つためにとことん弱点をついて狙ってくるからね。ゲッツーにできて本当によかったね~! 今回最も奮えたシーンだった! 自分のエラーからキューバ打線に火がついてしまったのだから、もし負けてたら確実に戦犯扱いだよね。チェンジできたときのホッとしたときの表情やチームメイトの励まし方がとても印象的だった。さすがに相手もキューバ・・・強敵だけあって、常に逆転される危険が紙一重で存在してたと思う。アウトひとつ取るのにこんなにドキドキしたのも久し振りだなぁ。一球の重みをひしひしと感じさせられました。 しばらくは興奮の余韻に浸っていよう!!おめでとう、王JAPAN♪
2006年03月21日
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野球の神様はちゃんと見守ってくれている・・・今日の韓国戦を迎えてそんな風に思っていました。しかし、今日の日本チームは本当に良かった! 今日までの鬱積していたものを一気に吹き飛ばしましたね。例の審判もいる中で痛快な勝ちっぷりでした。 7回の松中選手の二塁への気迫のヘッドスライディング、そして力を込めたガッツポーズ・・・胸が熱くなりました。7回までの均衡を破ったのはこのプレイがあったからこそ、だと思います。思えば今日の試合、各選手たちによる「起死回生」の働きが勝利につながったのではないでしょうか。「さっきはしくじったが、今度こそ絶対にやったる!」という気持ちが現れて、どの選手からも気迫が感じられ表情も凄くよかったです。上原の力投にもしびれました。王監督からはジャイアンツの現役時代にサインを貰ったことがあるけれど、真の勝負師としてもの凄いオーラを当時子供ながらも感じたものでした。今日の福留選手には勝負師王貞治の、そして選手たち、さらに見守る野球ファン全員の気持ちが通じたのでしょう。もちろん自分自身の起死回生のための絶好のチャンスをものにする気持ちも相当強かったのでしょうね。 スポーツは本当に感動のドラマを僕たちに見せてくれるものですね! これだから、スポーツって好きなんです! 韓国も良い選手が揃ってるし強くていいチームでしたね。今ではアジアのスポーツ界に勢いを感じるし、真摯な取り組み方に好感を覚えます。それに比べて、審判も含めてアメリカの野球界にはなにか翳りのようなものを感じずにはいられません。今回のWBCでは、特にイチロー選手の野球に注ぐ情熱を通して、その生身の人間性を知ることができるのが嬉しいですね! 生身のイチローは、こんなにもいい男だったのですね!
2006年03月19日
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大興奮のスタンド、ガッツポーズの俊輔!このゴールシーンはまさにスペクタクル!こんなサッカーを見せてくれたら、誰だって興奮してしまうのでは。それを俊輔がやってくれるなんて…。相手のラフプレーに対する怒りも俊輔らしくなくてよかった。そうだ、なめられてはいけないぞ!もっとアグレッシブにやればいいと思う。僕が見たいのは、この天才が闘争心をみなぎらせて獰猛なゴールハンターに豹変した姿。かつてホン・ミョンボ選手が俊輔のことをこう言っていた。「もっとガツガツやれば、本当に怖い選手になるのに…」その通りだと思う。相手がビビるくらい怖がる選手になって欲しい。アウェイの地に鳴り響く俊輔コール!今日は少しだけそれが見れたかな。実況アナウンサーの言葉が印象的だった。「中村こそ男だ!」
2005年08月29日
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俊輔のセルティックでのデビュー戦をようやくしっかりと観ることができた。契約しているスカパーのベーシックパックでスコットランド・リーグを放映してくれるのが嬉しい。この4年間、俊輔の出場する試合は欠かさず観ている。とにかくこのサッカー選手の成長を僕はずっと見守っていきたい。その弱点をどこまで克服していくのか?その武器をどこまで磨き上げていくのか?これまでもそうだったが、その進化の過程を見ているのが楽しみで仕方がない。スコットランドへ移籍と聞いて、最初は俊輔が目指すサッカーができるのかと不安になった。でも、このセルティックパークでのデビュー戦を観てその不安はすぐ消えて逆に感激してしまった。観客のほとんどがとても暖かい応援をするのだ。実況のアナウンサーも言っていたが、ここに来た外国人選手は皆ここにずっと住んでいたいって思うそうだ。とりわけ俊輔の一つ一つのプレーには大きな歓声と拍手が送られる。俊輔はなかなか良い環境にやって来たんだね。この試合での俊輔のプレーは普通に上手くやってるって感じだが、このようなファンタジスタ系の選手が珍しいのか相当衝撃的な印象を与えたようだ。これでゴールも決めていたら、大変な騒ぎになってしまったことだろう。それにしてもデビュー戦だというのに違和感をまったく感じさせないほど俊輔はチームに溶け込んでいるように見える。マン・オブ・ザ・マッチにまで選ばれたのには少し驚いたが。最も印象に残った選手・・・ということなのかな。ベンチに退くときの観客の温かい拍手、そしてスタンディングオベーションには観ているこっちが感動してしまった。チームメートのなかにはハートソンのような頼もしいゴールゲッターもいる。後ろに逃げていくようにバウンドするボールをヘディングシュートしたのには驚いた。マロニーも凄くアグレッシブな良い選手だし、ダメ押しゴールを決めたビーティーもなんだかかなりやりそうだ!このチーム、なかなか面白いサッカーをするぞ!今後チームメートの信頼を得てボールが俊輔に集まるようになればすごく面白いことになりそうだ。あの必殺スルーパスをたくさん見られるようになるからね!
2005年08月10日
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『ののしり合っても、決して憎しみ合わない関係!!』中田が目指しているのは、このような深い関係ではないのか?共通の目標を持ったチームだからこそ、深い信頼関係で結ばれた選手たちならばこそ、実現できる理想の組織。それには自分の考えを主張し、おおいに議論を行い、皆が納得した上の共通認識をベースに試合に臨むべきだと思う。中田英寿は今までの日本にいないタイプ、日本人の既成のメンタリティを大きく覆すタイプだから、容易に受け入れられない人間となってしまったのか?中田を気難しくて取っつき難い人間とけなす者は多い。でも、僕は彼自身の理想はその反対の姿だと思っている。大事なのはサッカーなのだ。ファッションのことでも、女性関係のことでもない。プロ選手が評価されるべきなのは、フィールドの戦士として闘う姿とその結果だ。中田ほど真剣に日本チームの発展を考えている人はいないと思う。その点に関しては、監督、スタッフ、協会関係者、選手たちの中の誰よりも、一歩も二歩もいやずっと抜きん出ていると思う。誤解されてるだけなのではないか。誤解されやすいだけなのではないか。サッカーに関して言えば、中田は実に公平で合理的な考え方を持っているように思える。彼自身がかつてそうしてきたように、年下だからって遠慮せず、中田に対して意見をぶつければいいのだ。何故なら、彼はそれを快く受け入れるに決まっているから!メキシコ戦後、あの俊輔が中田やジーコを批判するようなことを言ったとのことだが、マスコミにではなく直接中田本人に言ったとしたら嬉しく思う。もっともっと多くの選手が堂々と言うべきなのだ!そこには個人的感情は微塵もないはずだ。すべてはサッカーのため、強い日本代表チームを作り上げるためなのだから!
2005年06月19日
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イタリアのスポーツ紙によると俊輔のスペイン移籍が6月中に決定するとのこと。レッジーナの会長が明言したのだからほぼ間違いなく実現するはずだ。やれやれ、ホッとした。俊輔がさらにブレイクするには、下位に低迷するクラブチームでは難しいから。中堅クラス以上で攻撃的なスペクタクルサッカーを目指すチームがベストマッチングだと思う。移籍先のチームがそれに近いタイプであることを願う。俊輔がイタリアのセリエAを海外移籍の最初に選んだのは大正解だったと思う。Jリーグの頃とは別人のように逞しくなって、技にも磨きがかかった。おそらくイタリアの多くのカルチョ・ファン(人生でサッカーが一番大切だって本当だろうか?)は俊輔のようなファンタジスタ系の選手が流出していくのをひどく残念に思うのでは。この3年間で、俊輔が披露したキラリと光る技術の数々は多くのファンを魅了したはずだから。プロの選手たちが、自分の練習をやめて俊輔のプレーに魅入ってしまい、つい拍手を送りたくなってしまうほど練習中にみせる俊輔のプレーは凄いらしい。ACミランのどの選手よりも上手い、とのことだ。ただ、問題はそれを公式試合で披露できるかどうかだろう。イタリアのサッカーは相手の長所を潰し、まるで肉弾戦のような様相を呈する泥臭い試合になることが多い。地元ファンはとにかく勝てば喜ぶのだろうが、そんな試合はいくら見ていても面白くない。イタリアで、ファンタジスタ絶滅の危機と言われる所以である。地元レッジーナはとりわけ人情味に厚い所らしいから、相当寂しくなるのでは。日本人の観光客もいっきに減るだろうし、俊輔は老若男女誰からも好かれていただろうから。いずれにせよ、あの柔らかいボールタッチ、正確無比のクロス、PKのように入るフリーキック、その他才能の宝庫といえるようなファンタスティックなプレーをイタリアではもう見れなくなるのだ。でも、それはイタリアサッカーが抱える問題だとも言えるだろう。それはさておき、僕個人としては来シーズンのサッカー観戦が凄く楽しめそう。できることならスペインまで行ってみたいとも思う。バルセロナ、レアル・マドリー、マジョルカ、そして俊輔のチーム…。サッカーも観光も楽しみは尽きない。あぁ色々想像してたら、絶対に行きたくなってきた。でも、仕事があるしなぁ…、無理だよなぁ…。うぅ、でもスペインには行きたいし…。だめだ、ジレンマに陥りそう…。
2005年06月11日
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勝った!決めた! ドイツW杯本大会出場!北朝鮮戦、2-0で日本代表が勝利。前半の様子だと、どっちが勝ってもおかしくないような嫌な流れ。たった一つの運が明暗を分けてしまいそう。ところが後半、大黒の投入で流れが大きく変わった。大黒の動きが凄くいい。柳沢もいい。日本にゴールの気配がプンプンしだした。フォワードの二人が久々にゴールを狙うハンターとなっているのが伝わった。感動したのは、無観客試合なのに日本サポーターの応援が大きく聞こえていたこと。多くのサポーターがバンコクの競技場の外から精一杯応援しているのだ。もちろん試合は見えないはずだ。それなのに声を限りに一生懸命に応援歌を歌っている。これが選手たちに伝わらないはずがない。日本こそW杯出場にふさわしいチームだと思った。
2005年06月08日
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> 本日の夕刊フジの記事…「中田英、王様の気配り…中村、子供の対応」。これを読んで、すぐ疑問を感じた。夕刊フジのこの担当記者に対してである。こういった記事の書き方こそ子供、というより低次元、愚の骨頂なのではないか?> 夕刊フジ(続けて)…中田英寿(フィオレンティーナ)と中村俊輔(レッジーナ)の評価が天と地ほどに別れている。そう思っているのはこの記者であり、そう思わせるように煽っている(操作している)だけではないだろうか?中田英寿を褒め称えることは正しいと思う。しかし、スポーツを知らない芸能マスコミのこのような態度には怒りを覚える。最もやるせないのは、そんな低次元の記事でもメジャーなポータルサイトのトップを飾ってしまうことだ。選手の誰もが、いつもコンスタントに活躍できるわけではない。自らの能力を発揮できる時に発揮し、日本代表チームのために貢献できればいいのではないか。中田は今、自分の持てる力を最大限に発揮してチームのために尽くしている。ピッチの上でも、ピッチの外でも…素晴らしい。これができるのは中田しかいない。中村俊輔は、その持てる技術でチームに多大な貢献をしてきている。彼がいたから勝てた試合もある。他の選手だってそうだ。試合毎に異なるヒーローが出てくるのは、好ましいことだし応援するほうも楽しいものだ。たぶん中田は代表チームにおける自分の立場を熟知しているんだと思う。自分しかできないこと、自分がやるしかないことを。以前、「自分がいない方が皆伸び伸びとやれる」と本人が言っていたこともあるくらいだから。中田がいると、きっと誰もが遠慮してしまうのだろう。でも、本人がこれを自覚した時って、どんな気持ちになるものだろう?もの凄く寂しい気持ちになったのではないだろうか?だから、僕はこう思っている。中田がチームに溶け込むには、このやり方しかないんじゃないかって。自分から歩み寄り、今まで築いてしまった壁を、今自分自身が崩しているんじゃないかって。中田にとっては、今それをやるしかないのだ。中村俊輔は腰痛なのだからリハビリを行って当然なのだ。次に貢献できるときに備えて。それを批判するのは大きな間違いだと思う。
2005年06月07日
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ドキドキする。運命のバーレーン戦は明後日。カウンター攻撃にもろいディフェンス。チャンスをゴールに結びつけられない攻撃陣。これからの2試合には、ドイツワールドカップ本大会への出場がかかっている。不安は絶えない。でも、期待も大きく膨らんでいく。この人が活躍する舞台が整ったからだ。中村俊輔。ドイツへ日本サッカーを導いて欲しい!俊輔自身、世界でもトップクラスのその才能を魅せつけて欲しい!バーレーンの守備を、その頭脳でズタズタに切り裂いて欲しい!ファンタジスタは、強さを身につけて帰ってきた。より高い次元のファンタジアを奏でるために。この時のためにイタリアへ渡ったのだから。ひたむきに、サッカーのために。ついにその時が近づいた。決戦の地はバーレーン。
2005年06月01日
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