U.R.E NET -type Y-

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「ONE」--AIR

「ONE」--AIR

2003/11/27発売--東芝EMI--TOCT-25218
オリコン--最高 28 位--登場回数 --

①daybreak
②starlet
③tell me more
④liar
⑤dog run
⑥goldfish
⑦one way
⑧morning
⑨the sea of a bed
⑩bicyclist
⑪I have a dream



「音楽好きですか?」
まるでそう語りかけてくるALBUM。
そう難しくあれやこれや考えず、聴いてみてください。
きっと誰もがこう思う。
「音楽好きで良かった・・」と。
誰かがこう言いました。
これは「心の音楽」だと-。
その言葉通り、心がとても温かくなる作品です。

①daybreak
いきなりアコギとストリングスのみの静かな曲で始まる。
しかしこの曲が、超名曲。
生きとし生けるもの全てに対して
静かに消えゆきそうな声で優しいメロディを歌う車谷くんの声。
信じられないくらい美しくて胸に染みる。
特にサビは涙無しでは聴けません。

②starlet
続くのはシングルで発売された「starlet」。
間違いなく良い曲。
サビメロディは最高の出来映えです。
それだけにアレンジが・・少し惜しい(^^;

③tell me more
ALBUMの静かな出だしにうっとりしてると、
突然カッコイイギター音が響き渡り、ブラスが鳴り出す。
これはもうSPIRAL LIFEを彷彿させる華やかな曲。
自然に体が踊り出す、純粋に音楽を楽しめる曲。
とにかくブラス隊が素晴らしい!
LIVEでは一番盛り上がるんじゃないかな?

④liar
続いてAIRお得意のジャズテイストなロック。
こういう曲は得てして政治を絡めてくるのもAIR特有。
今回の登場人物はジョージ・ブッシュ。
でも擁護してるよな。まぁ擁護ってわけじゃないか。
ブッシュ一人を責めても終わる問題じゃない、と。
最終的な目的はPEACE OF WORLD。
その為には一人一人が、もちろんぼくらも
考えなきゃいけないことはたくさんあるんじゃないか?
・・っとここまではぼくの深読みですが(笑)
そうだよな、うん。ぼかぁ素直に納得。

⑤dog run
かろやかな中西さんの奏でるピアノが秀逸な明るい曲。
今まで「NO MORE DOLLY」(クローン羊の曲)みたいな批判的な動物愛護曲は
あったけど、単純に動物(自分の愛犬?)好きだ!って曲。
犬飼ってる人には笑えるくらい共感できそうな歌詞。
曲のメリハリと歌詞とのマッチングも
ホント犬が走ったり寝てたりって雰囲気が出てて面白い。

⑥goldfish
出だしのグランジっぽい暗い雰囲気がもの凄く印象的。
途中でその雰囲気が変わり、金魚が歌を歌う部分が
なんとも言えないすごく胸に残るメロディで、不思議な曲。
そして最後のI am goldfishで考えさせられるのだ。

⑦one way
続くのはこの春に発売されたシングル曲。
不思議WORLDから一転、しっかりしたメロディにまたも心奪われる。
単純に良い曲です。(良い意味で)言うこと無いね!

⑧morning
ここで出ました、名曲。
なんでこの人はこんな曲が作れるんだろう?
もの悲しく切なさ溢れるメロディ。そして美しい声。
もうAIRの魅力を最大限に活かした代名詞と言うべき曲。
これだからAIR好きなんです。

⑨the sea of a bed
ネットでどっかで誰かが「アノ時」の曲だとか言ってたけど
そう聴くと笑えてくる(笑)
でも基本的に純粋な曲だと思うけどね、ぼくわ(^^;
ピアノがある高級レストランなんかで
流れてそうな大人なジャズテイスト溢れる曲だね。

⑩bicyclist
1/1にシングルカットされる今までありそうで無かった曲。
SPIRAL LIFEっぽい、お洒落な渋谷系(死語)ですね。
歌詞と曲の構成のマッチングも面白い。
ピチカート・ファイブ好きな人には是非聴いて欲しい(笑)
後々、この曲が重要な意味を持ってくるとぼくは思う。

⑪I have a dream
てっきりマーチン・ルーサー・キングJrを絡めてくると思いきや、
単純にI have a dreamの意味だった(笑)
まぁ意識はしてるんだろうけど(^^;
でもすごくいい曲。
ボサノヴァっぽい軽快なリズムで
明日への希望が湧き上がるように溢れてくる。
サビはホント一度聴いたら忘れないぐらい素晴らしい。
真城めぐみさんの女性Voと車谷くんのコーラスが絶妙な味を出していて、
SPIRAL LIFEの「PEOPLE」、SING LIKE TALKINGの「SPIRIT OF LOVE」
のような雰囲気を醸し出している。
いいね、コレ。ほんと楽しい。

・・・と全曲紹介でした。
こう書くと色んなジャンルの要素が入ってるけど
ソツなくまとめてるとこはさすが。
最後の曲の影響か、すごく洗練された楽しいALBUMで、
一日の始まり、朝にピッタリな雰囲気です。
面白いのは今までAIRのALBUMは発売される度に
賛否両論だったのに、この「ONE」は良い!って意見が大半なところ。
まさにAIRの集大成と言うべき作品だと思います。

是非聴いてやってください♪






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