CELERY´S TIME

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高機能自閉症気味なコニの場合


高機能自閉症? 高機能自閉症気味?高機能自閉症のグレー?高機能自閉症のボーダーライン?

高機能自閉症(気味?)なコニの生態をつづっていきたいと思います。


 **3歳8ヶ月時点**

2003年までは、親なしで集団生活と言うものを全く体験していませんので、
高機能自閉症の子が不得意である社会生活の面などで、
どのように問題を巻き起こしてくれるか、まだ良くわかりません。
とはいえ、月一回母子保健センターの親子教室に通い、
途中休みながらも、言語訓練に通ってきたり、
入園を控えて、その幼稚園の親子ひろば、
また、普通に公園や公共の場でのコニの様子をつづってみたいと思います。
これらは、今までのコニのハテナな行動が、
実は高機能自閉症の症状だったのかな?…と思うことです。


* 人見知りがなく、誰にでも話し掛ける
小さい頃はそんな様子から、人懐っこいと可愛がられていたし、
そんな感じで、初めてのところに連れて行くのは、とても楽でした。
後追いは、家の中では割とあったと思いますが、外では鉄砲玉。
男の人も全く平気でした。
私以外駄目な時間もちょっとありましたが、(多少はあったと言える?)
そういう時以外は、他人でも平気そうでした。
ただ、最近になって、通りすがりの人に歩調を合わせ、
いきなり(挨拶もなし!)親しげに話し掛けるなどの態度は、親の私でも
「おいおい、何やってんの~~^^;」と思ったりしました。
(他人との距離の感覚が独特)

* 先生大好き 年上の子、年下の子も割と好き
親子教室などでは、私の事を無視して、先生の方が好きなぐらいです。
ずーっと先生を独占して本を読んでもらったり、ボール遊びをしているので、
他の親子に申し訳なくなり「ママとやろうよ~」と言うのですが、
「(ママじゃなくて)いいよー。あっち行って。」なんて言われます。
思いっきり、ママの自尊心を傷つけてるよ~~~息子よ。(T□T)
そして、先生との遊びも、どちらかといえば自分で仕切ってます。
(自分の中のルールで楽しんでいるので、わがままな部分も多めに見てくれる
大人と遊ぶ方が居心地が良いのだと思います)
他の子が、仲間に入れてもらおうと寄って来ようものなら、押しのけたり、
本を読んでいる時も、皆が見えるように本の向きを変えることで
自分が見えにくくなると、不機嫌です。(^―^;)
 年上の子も、コニのわがままに多少なりとも寛大だったりするので、
遊んでいて楽しいと思うし(手先の事意外の運動面では文句なく、発達してますし^^;)
また、年下の子もコニの活発な動きを見ているのが楽しかったり、
コニが仕切る中で、悪く言えば言いなりで遊んでいるので、
いい関係が保てるのだと思います。
ですから、逆に、同級生と言う対等な関係…
つまりフィフティーフィフティーと言う関係は、
彼にとっては、居心地が悪い関係だと思います。
私としては、同級生ぐらいの子と遊ぶ時、
本当に一人ワガママだったので、いつも他の親子に申し訳なく、
この面でも、頭を下げてばかりでした。
ただし、人懐っこく愛嬌があって、すぐにもめごとを忘れ、
笑顔で遊んでいる様子から、公園ママたちにも、
そんなに嫌われる事なく接してもらえたのでは…?と思います。
(公園のお友達と良く遊んでいたのは、3歳前半なので、
最近はもう少し、上手く遊べるようになったかもしれません)


* 感情を読み取るのが苦手
叱っていても、なかなか「叱られてるモード」になってくれません。
夢中で遊んでるから?そんなときもありますが、
普通に過ごす中でも、相当声を張り上げたり、
肩をたたいたりするのも、かなり、バシっとやらないと、
話し掛けている私の方を向けないことが多いです。
子供なら多少なりとも、そういうこともあるでしょうが、
異様に無関心な感じだし、ただ、コニと話すだけで、
なぜ、こんなにパワーがいるのだろう…と、ずっと思っていました。
また、ちょっとした事を叱る時は、
親の態度も、まじめな顔で注意する程度で、
鬼のような形相で怒ることはないと思います。
でも、そんなはっきりしない態度では、コニには気持が通じません。
例えば、ココアを不注意でこぼしたとします。
わざとじゃなければ、「ちゃんと気を付けて飲もうね。わかった?」
程度で充分だとおもいます。
そこで「うん、わかった。ごめんね。気をつけるね」とでも言ってくれれば、
それで、それ以上の説明もせず、済む事ですが、
(ほんと、形だけでも、その決り文句がいえれば、コミュニケーションは
もっとスムーズになると思います。)
コニの場合、「そうだね~♪」 で終わりです。(▼▼メ)
もしくは、言えても「ごめんね~」とジャンプしながら
私の顔を見ることはあまりありません。(――;)
反省の色は見えません。これからは気を付けるよ…という、
ああ、汚してしまって、ママに掃除させて申し訳ない…という雰囲気は
微塵も感じません。(T▽T)
これは、公園でも同じ態度だったので、本当に辛かった…。
悪い事をすれば、許されるのはきちんと反省するか、
もしくはママがきちんと言い聞かせることによって、
被害者側も、気持が収まるというものでしょう。(それに、当然だし)
しかし、上記のような態度なので、
例えばちょっとしたものの取り合いでも、
「コニくん、今のよくなかったよね。欲しい時は、『貸して』って言わなきゃね」と、その程度でやんわり諭していたのでは、全く聞いていません。
にはニコニコ笑顔でよそを向いて、「あ、車遊ぶ~」などと言ってるのです。
もちろん、肩を持って、私もしゃがんで、目を見て言ってるんですよ。
まだ、2、3歳代でしたら、真の意味で叱られた事を理解するのは難しいかもしれませんが、
それでも、形だけでも(?)躾ていますよ…という態度を示したかったのですが、
全く持って、無理でした…。(T▽T)
結局、どんな事でも注意を向けさせるためには、
大声を張り上げて、怒り「大」の状態でなければ、私の気持は通じていないようでした。
でも、そこまで来ると、コニにも流石に私の怒りは伝わり、
わんわん 泣き出してしまいます。
すると、皆さんも「何もそこまで…」って感じで、
ほんと、どうすればいいの?状態でした。
喜怒哀楽のうち、「喜」「楽」は、割と伝わりやすい気がしますし、
共感も出来やすい気がします。
微妙な加減も「怒」「哀」に比べれば伝わってる感じです。
しかし、「怒」は、本当に「激怒」ぐらいじゃないと、
本人に響いていかない気がします。
高機能自閉症 というものをこの時知っていたら、
コニの気持の伝わりにくさ…と言うものをもっと理解して、
違った対応が出来たような気がします。
最近は「ごめんね」も比較的出てくるようになりましたが、
「なんていうの?」って聞かないと出てこない事が殆どで、
形式的な雰囲気は否定できません。
自ら「ごめんね、ごめんね、ごめんなさい…」と
心配そうな面持ちで言ってくるのは、ちょっと前に
トイレトレ中の失敗の時だったかなぁ…。
そんなに、重大なやばい事のように、思っていたんでしょうね…
絶対、叱りすぎだ…反省…(ーー;)

でも、感情と言うのは複雑で、喜怒哀楽の中にも程度があるし、
涙にも、怒りの涙、悲しみの涙、感動の涙…など色々あると思います。
でも、コニの中では「泣く事」はいけない事です。
怒られて泣いてるコニに、「そんなことで、泣かないの!」と叱ります。
ですから、私が感動で泣いていても、「泣いちゃダメ!」と叱られます。
自分だって、時々感動して泣いてる事があるのに、
私の気持は、そういう状況が手伝っても、読み取れないことが多いです。

 2004年1月 更新



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