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Workouts for U-8 yrs swimmer


◆ジュニアスイマーの水泳練習◆

スイミングクラブへ通い始めて、4泳法を習得したお子さんが、今後ますます上達して、将来大きな大会で活躍する選手になるためには、それに向けた練習が必要です。しかし、4泳法を覚えたばかりのお子さんが、いきなり五輪選手と同じ練習内容をこなすのは不可能です。
各年齢に応じた水泳トレーニングの目的と方法があります。 ここでは、8歳以下~12歳までの各年齢別に、練習内容や練習量について考えてみましょう。

~どんな練習でどれくらい泳げばよいか?~
<8歳以下> 8歳以下では、練習量よりも、まず4泳法をしっかり泳げることに重点を置きましょう。4泳法をしっかり泳げるようにすることが、基礎体力の向上につながりますし、何よりも運動神経の発達に大変役立ちます。 運動神経が発達することにより、水に対する感覚や、より高度な水泳技術を習得できます。これは将来的にお子さんの大きな武器となります。ですから、練習量より、運動神経を磨くことに最も重点を置いて練習しましょう。そういった意味で、スタートやターンにもかなりの重点を置くべきです(水さばきが上手になるからです)。 8歳以下を対象とした水泳練習に対する基本的な考えは、以下の通りです。
・年齢層:6~8歳(幼稚園年長、小学1年、2年、3年) ・泳力:4泳法各25m以上泳げる (スイミングクラブの選手育成コースに所属しているジュニアスイマーが対象となる。毎月行われる進級テストを通じて泳法習得していく一般の児童コースから育成コースへ進み、更に選手コースへ昇格するまでの約1~2年間。) ・1回の練習時間:1時間(60分)~1時間30分(90分) ・1回の練習量:1500~3000m ・1週間の練習回数:3~5回 ・1週間の練習量:7000~8000m
《練習課題》 ●水に対する感覚の向上 ●4泳法習得 ●スタート・ターンの技術習得 ●基礎持久力の養成
■練習例A(水に対する感覚の向上を目的とした練習) アップ 8×25 1分サイクル/個人メドレー(IM)の順番 キック 8×25 1分15秒サイクル/自由形サイドキック スカーリング 8×25 1分15秒サイクル スイム 20×50 (2分サイクル/個人メドレーの順番で5本ずつ) 飛び込みドリル 10回 足から5回、頭から5回 ダウン 1×100  計:1700m+飛び込み
■練習例B(4泳法習得を目的とした練習) アップ 8×50 2分サイクル (25mごと) バタフライ(Fly) → 背泳ぎ(Ba) Ba  → 平泳ぎ(Br) Br  → 自由形(Fr) Fr  → Fly キック 16×25 1分15秒サイクル/4本ごとにIMの順番で スイム 8×100 2分45秒サイクル/IMで8本 ドリル ・4×25 Fly スクーター:片手ストローク ・4×25 Ba 〃 ・4×25 Br 〃 ・4×25 Fr 〃 ・8×25 スカーリング スイム 1×200 IM(全力で) ダウン 1×100  計:2500m
■練習例C(スタート・ターンの技術習得を目的とした練習) アップ 8×25 1分サイクル IMの順番で キック 8×50 2分15秒サイクル ビート板無しのグライドキック (ターンは必ずでんぐり返しで行うこと) スイム 16×50 1分45秒サイクル Fr スイム (プールの中央から泳ぎ始め、3回のターンを経てプール中央に戻る) ドリル 8×25 ヒューマンストローク (リカバリーの際、手を水上からではなく、水中から戻す) スイム 8×25 リレーダッシュ (5人くらいでチームを組み、リレーの引継ぎの要領で25mを8本泳ぐ) 飛び込みドリル 10回  足から5回、頭から5回 ダウン 1×200  計:2000m+飛び込みドリル
■練習例D(基礎持久力の養成を目的とした練習) アップ 1×300 チョイス(自分で考えて) キック 1×400 25mごとにハード(H)→ イージー(E) ※Hはスピードを上げて、Eはゆっくりと泳ぐ スイム 1×800 IMの順番で50mごとに ドリル ・1×200 50mごとにFlyのサイドキック → Frスイム ・1×200 50mごとにFrの10カウントキック → Frスイム ・1×200 50mごとにスカーリング → Frスイム ・1×200 50mごとにスクーター→Frスイム ゲーム ※フラフープ鬼ごっこ 20分  計:2300m+フラフープ鬼ごっこ
~フラフープ鬼ごっこ~ プールにフラフープを人数分(4~10人くらい)浮かべて鬼ごっこをする。鬼役はどこにいても、どう動いてもよい。逃げる人は、潜水しながら逃げ回らなくてはいけない。鬼につかまった人は役を交代する。ただし、フラフープの中だけは、立って息継ぎをしてもよい。これで20~30分の鬼ごっこをする。 (※楽しく遊びながら、心肺機能を強化する)
■練習例E(楽しさを引き出す・自分で考える練習) アップ 1×400 Choice(25m単位で同じ泳法をしないようにする) キック 8×25 アップダウン スイム 16×25 タイム当てスイム
この後、約30分「楽しい練習法」で練習する
~タイム当てスイム~ 例えば、50mを20本泳ぐ場合は「次は何秒で泳ぐ」と宣言してから泳ぎ出す。宣言したタイムと、実際に泳いだタイムの差が、どれだけあるかで得点を決める。差が1秒以内であれば1点、0.5秒以内であれば2点、ぴったり同じであれば5点、2秒以上の差であれば0点として、最後に集計して一番高得点を出した人が優勝。 (※自分の泳ぎに対するスピード感覚と、実際のタイムとを比較することにより、泳法の矯正ができる。レースペースの練習ができる)


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