わんこでちゅ

あの川のむこうは、、12









三匹が一緒に森を抜けると、そこには光がまぶしいくらい満ち溢れていた。そして大きな大きな渦が地面から天空にのびていた。渦の中では、無数のビーズのような小さな粒がまるで生きているように、ひしゃげたり、真ん丸くなったり、くるくると動きまわっていた。そしてその粒がとても強烈な紫色の光を発してして、あたり一面、それどころか、天空へと渦にすいあげられるように舞い上がったその粒が、この世界全体を明るく紫色に染めていたのだ。

「やぁ、カーク一足先にここにきてまっていたよ。」

また突然、きりかえしのたくさん入った上等のシャツをきたマーフィーが、目の前にあらわれた。

「だいぶ前にルイと大樹はここにきて、そして行ったよ。ついさっきは、君をどこでおいこしたのか、ビビさんが、、。僕もそろそろ行くよ。」

そういってマーフィーはシャツの胸の部分をつまみあげ、カークにウインクすると、笑いながらためらいもなく、渦の中にはいっていった。その姿はあっという間に天空へと吸い上げられみえなくなってしまった。カークは空にむかって叫んだ。

「ビビさん、ルイ、大樹、そしてマーフィー、僕に色んなことを教えてくれてありがとう、君たちとは、きっとまた会えるような気がするよ。きっと会おうね!」

しばらく空を見上げていたカークだったが、視線をもどすと、しっかりまたナンシーの前足をにぎりしめた。ナンシーが今までしゃぶっていたほうの足は、スポックがぎゅっとにぎりしめた。

「さあ3匹でいきましょう。」

スポックがそういうと、カークはゆっくりうなずいたあとこういった。

「ナンシー、君にもありがとうをいうよ。君がいたから、僕はここまでこれたんだ。必ず、必ずみんなで、また会おう、素敵な人間のお母さんのいるところで、、。」

ナンシーはにっこり笑ってカークの顔を見上げた。渦はいとも簡単にひょひょいと三匹を吸い上げると、ひときわ明るく遠くまで強い強い紫色の光をふりまいた、、、、、、。

川のむこうでおこった出来事でした、、。終わり。

2004/3/10に亡くなったカークに捧げる

douwa12






本童話の著作権は ちゃにさん もちぽ1980 さんにありますので、絵、文ともに他での使用を禁じます。文章アップ2004.3挿絵アップ2005.4


獣医師ヤマダ君の憂鬱


しんみりしてしまった方、ごめんなさい。気分なおしにバナーをクリックして、面白いお話を読んでみてください。本サイト管理人ちゃにさんの愛犬に実際起こった奇想天外な事件と、架空の人物、獣医師ヤマダ君をからめて書いた、爆笑話しです。おもいっきり笑ってください。













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たいせつなものをなくしたら、、泣いてもいいよ。思いはとどくから、、


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