わんこでちゅ

2004/3/11





ここのところのどたばたで疲れていたのか、8時間たっぷり寝た。目がさめて、ぼーっとしていて、ふと横をみると、カークの亡骸が、、。ねている間は悲しまなくてすむのになぁ。おきたとたん、涙があふれる。鏡を見ると、目が線になるくらい腫れている。もうすぐ霊園にゆき、やいてもらう時間だ。その前にのこりの二匹の散歩をかねて、思い出のわに公園によることになっている。いってきます。


とんでもなかった。最低の霊園。山の斜面にプレハブをたてて、そこで焼くだけの設備があるだけ。掃除らしきものは、外も建物の中も全然していない。砂だらけの床。粗大ごみだらけの敷地。名ばかりのなさけない慰霊塔。薄汚れたおじさんが一人でやっている。おおきな広告をみて決めた私が悪かった。それでも骨がひろえればいい。我が家は虚礼廃止、死んでしまったらただの物体にすぎないのだ。ただきちんとその骨だけはもってかえりたい。そう思ったら、やきあがった骨をのせる台は野ざらし。鳥の糞やら、ほこりで真っ黒。下には他のペットの骨がおちている。やきあがるまでに水道も水がでないので、ティッシュに水筒の水をふくませ、私が台をきれいにふいた。のこりの灰の灰までもちかえりたかったが、その灰をかきあつめる道具さえない。私のカークだ。そう思って、手でかきよせて台の上の灰をすべて骨壷に入れた。温かいカークの灰、、。お経をあげてくれるといったが、ことわった。こんな人にあげてもらいたくない。般若心経を自分であげる。こんなところを選んでしまって父ちゃんには申し訳ないが、父ちゃんも腹はたてていたようだが、同じような考えの持ち主なのだ。

午後父ちゃんはカークの骨壷を寝室にあげて、一緒に寝ている。私は以前のわんこスポックの入っているキャビネットを仏壇がわりにしたものを、中味を引っ張り出して整理した。次にカークのものを全部まとめて、いっしょに中に入れる。たんたんと思い出をしまう作業をすすめる。

夜父ちゃんは、昔とったデジタルのビデオをみている。生きていたころのカークが、テレビに大写しになる。私はパソコンでカークの写真をうんと大きくひきのばして、プリントする。公園のお友達じゅんさんから電話がくる。我が家は虚礼廃止。なんせ父ちゃんのおばあちゃんがなくなったときでも、連絡もこなかった、、。そんな家。だから気持ちはありがたいけど、お花のお供えをお断りした。親ばかかもしれないが、あいつカークは強烈な個性の持ち主だから、お友達みんな、そうそう忘れられるわけがないのだ。それだけでいいのだ!それに今なくなったカークの話を何度もするのが、それが私にとってとてもつらいつらいことなのだ。勘弁!

父ちゃんのため息をきくのがつらい、、。


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