これ以上は何もないようだ

これ以上は何もないようだ

クリスマスの贈り物



幼い日、クリスマスの朝に枕もとにおいてあったプレゼント。

クリスマスイヴの夜、ベッドに入ってもなかなか眠れず、

クリスマスの朝には、早起きして部屋の電気も点けず、

枕もとにおいてあった、サンタクロースからのプレゼントの箱を見つけて、

急いで開けて遊んだあのプレゼント。

あんなに欲しくて欲しくてたまらなかった、

やっとサンタクロースが持ってきてくれた大切なおもちゃ。

なんどもなんども遊んで、汚れても壊れても大切にしていたおもちゃ。

いまはどこに行ってしまったんだろう?

探しても探しても見つからない。

そしていつしか、自らサンタクロースとなって、

我が子の喜ぶ姿を見ながら、

いまになって気付かされる。

いつまでも色あせない、幼い日の思い出。

けっして無くすことのない、幼い日の思い出。

それが本当の、クリスマスの贈り物


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: