これ以上は何もないようだ

これ以上は何もないようだ

聖なる夜に



すぐ横にある小さな寝顔

さっきまで待ちきれずにはしゃいでいた

わくわくして

とても寝られそうになかったのに

今はもう夢の世界で明日の朝が来るのを待っている

明日の朝はプレゼントを見てどんな反応をするんだろう

クリスマスツリーを飾ってからは毎晩カーテンに隠れながら

窓の外の夜空にプレゼントのお願いをしていた

プレゼントを見つけたら

また恥ずかしがって見えないところでプレゼントを開けたりするのかな

ほらもう

たどたどしい字で一生懸命に書いた

プレゼントのお願いの手紙が飾ってある

クリスマスツリーの下にはサンタクロースが来ていて

プレゼントが早く開けて欲しそうに待っているよ

そんなことを考えながら

静かに過ぎていく

聖なる夜


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