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今回は梨についてです。
梨を栽培していて自分が特に感じていることを記します。
(1) 西洋梨は収穫後の追熟が難しい。
(2) 鳥は緑色の果物には手を出さない。
この2点でしょうか。
まずは第1点目(1)です。
自分は日本の梨も栽培していますが、ご存知のように西洋梨は香りが強く日本の梨より
おいしいんじゃないかって栽培を試みています。
ところがです。
日本の梨はなるべく樹上で完熟させて、収穫した後そのままパクリです。
でも西洋梨はそう簡単には行きません。
樹上では完熟せず収穫後の 〔追熟〕 という作業が待っています。
スーパーなんかで売っている西洋梨は家でそのままほかっておけば自然に追熟が進み
あとは食べ頃を待つだけです。
家でも最初、収穫してそのままほかっておきました。
結果は、だんだん乾燥して干からび、やがてゴミ箱行きになりました。
こんなはずでは。って感じです。
なんでスーパーの西洋梨は追熟が進んで家の梨は追熟しないのだろう。 って。
たぶんここにはある技の存在があるはずだって思うようになりました。
ここからは自分の推測です。
スーパーの西洋梨は店頭に並べられる前に一度しばらく冷却されて、その後店頭に並べ
られているはずです。既に前処理が終わっていると思います。
自分は今も追熟技術が確立できず、試行錯誤が続いています。
西洋梨の 追熟には 収穫後一定期間低温で眠らせる ことが 必要みたいです。
だいたい 〔2~4℃くらいで10日前後〕 が目安みたいです。
西洋梨は2年前から収穫できていますが、2年前はこの重要ポイントに全く気づかずゴミ
箱に直行。昨年このことに気づいて冷蔵庫のチルド室に入れた後、追熟を試みましたが
まだあの西洋梨独特の香りが出るには至っていません。
西洋梨は収穫時期のタイミングとその後の温度管理が非常に難しい果物です 。
さて現在家の梨がどうなっているかというと
【シルバーベル?】

もしかしたら、【オーロラ】かもしれません。
同時期に植えましたが、片方しかまだ実がなっていません。
同じような形なので見わけが付いていません。
現在こぶしくらいの大きさになっています。
【ラ・フランス】

こちらはこぶしの半分くらいの大きさです。
収穫時、ラ・フランスはシルバーベルの半分くらいの大きさです。
ここまではまともな写真で、なんか順調に行っているように見えます。
でもここからは、え~。と言った写真です。
【なつしづく】

この【なつしづく】は日本の梨です。長雨の影響で裂果し、そこから腐ってしまっています。
【なつしづく】は日本の梨の中ではトップクラスだと思います。
早生品種で【幸水】【豊水】より2~3°糖度が高く、しかもそれらより大きくなるんですよ。
でも今年は収穫できず、終わってしまいました。
あと数日で全て落下するでしょう。



これが最初に紹介した【シルバーベル】の実態です。1/3くらいの葉っぱや実は虫に食べ
られ、みの虫となってぶらさがっています。
このみの虫小さくってみんな1cm以下なんです。
全く気づきませんせした。きのう近くに行ったら、なんかやけに茶色が多いなあって。
このみの虫、葉っぱだけじゃなくって、実にもくっ付いているんです。
でもこれなんの虫なんだろう。孵化しても相当小さそうです。
この状態での発見は、かなり遅いです。![]()
次にここ2年くらいでわかってきたことがあって、 鳥は緑色の果物は食べない んです 。
これも偶然の発見でした。
最初フランスのイチジク【ベローネ】【ダルマティ】【バナーネ】この3本が並ベテ植えてあっ
たんです。(ちなみにこの3品種は世界に誇る巨大イチジクです)
この中で【ベローネ】【バナーネ】は熟すと鳥がみんな食べて行ってしまいます。
ただ【ダルマティ】だけは鳥は手を付けないんです。
はは~ん。わかりました。
【ダルマティ】は最後の完熟まで緑のままなんです。
(ちなみに【ダルマティ】は完熟で糖度30°を超えてきます。食べるとまさにジャムです)
他の2本は、濃紫と薄紫の見た目においしそうな色になります。
鳥は緑色の果物はまだ熟してないから、まずいって思ってるんでしょう。
〔完熟しても緑色に鳥は無視の法則〕 は他の果物にも当てはまります。
それは先週紹介した葡萄でも言えます。
実は今週の中にもうそろそろ巨峰を収穫しようかなって思い、葡萄を見に行きました。
でもそこで見たものは散乱した巨峰の食べカス。
巨峰全て食べられました。
この写真です。食べられてから5日くらい経っています。

今年の巨峰はこれでほとんど終わってしまいました。![]()
ほとんど根こそぎ状態って感じです。
でも。でもですよ。
隣の黄玉は全くの無傷なんです。(落下した黄玉はありましたが、食べた形跡無し)
ほんと黄玉が緑色で良かった。
鳥には緑色以外全てやられます。
鳥から果物を守るには最後はネットしかないでしょう。
でもみなさんもおわかりのように大変ですよね。大きく成長した果樹を見て、これどうやっ
てネット張りしたらいいんだろうって。
鳥対策は害虫対策と並んで最重要ポイントです。
これからは完熟状態で緑色の品種に注目です。
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