あのヒト




ダブルさくらんぼ


「淳」とは、高校の頃から付き合っていた。私の「初めて」の人だった。

当時高校1年生だった私には、「恋人がいる」ことに憧れを持ち、友達から誘われた合コンにウキウキ気分だった。
その合コンに「淳」はいた。
実は、私は彼ではなく、その友達に魅かれていた。
コンタクトを取ってきたのは淳の方からだったが。

それから暫くして、いろいろ連絡を取り合ううちに親しくなり、友達の後押しもあって、付き合うことになった。
なんせ初めての彼氏である。
私の気持ちは有頂天。
「恋は盲目」とは良く言ったもの。
本当に、彼しか見えていなかった。

別れは突然来た。
付き合ってから半年。
彼からの連絡が途絶えてしまった。

前日に、会えない事に不満を洩らして泣いた私に彼氏は「嫌気がさす」と言った。
ショックだった。

そして、いつの間にか自然消滅となってしまった。


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