あのヒト =5=




当時付き合っていた「淳」についての悩みについて、Joは色々励ましてくれた。
気がついたら、Joは私の心の支えだった。

そのとき、仕事中のJoにメールを打っても、すぐ返してくれた。
『忙しくないの?』
『Chakkeyとメールしてるときは全然大丈夫だよ』

実は、時々忙しいときもあったらしい。

そんな交流を繰り返していたある日のこと。
私は、敦に対して、本当に悲しい気持ちでいっぱいの時に、迷わずJoにメールを入れていた。

返ってきた返事のメールはこう・・・・・。

『Chakkeyはもっと周りを見たほうがいいよ』

自惚れかも知れないけれど、この言葉でドキっとした。
そう、気付いていたのかも知れない。
Joの気持ち。

あの呑みに行って、話しを深くし出すようになってから、よくバイト先に迎えに来てくれるようになっていた。
「遊びに行かない?」
そう言って、笑って。

あのメールをもらってから、Joの態度が急変した。
前よりも頻繁に迎えに来るようになった。
メールの回数も増えた。もちろん電話も。
そして、優しい彼の笑顔と言葉。

淳にはないものを彼は持っていた。
淳に足りないものを彼は補っていた。
淳に感じた気持ちとは、少し違った感情が芽生えていたのに気がついた。

そして私は、彼に、呑みに行こうと誘った。




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