私の沼

私の沼

黄色い線の内側








黄色い線の内側











黄色い線までお下がりください
下がってますよはいはい
車掌さんいつもありがとう
風の強い夜
電車は黄金色に煌々と輝き
静かにわたしの前に滑り込む
ドアが開く

乗らないでいると
後ろにいたひとたちが次々
わたしの肩を押して
電車に入っていく

みんないってしまった



























初出 現代詩フォーラム 2004・10・9




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