2日目はニーブと彼女の友だち、ネサがダブリンの町を案内してくれた。ネサがニーブ宅に訪れる。背が高くて、笑顔のきれいな女性だった。3人で駅まで歩き、だー路に乗ってダブリン市内へ行く。このダートって、私の大好きな映画、「ザ・コミットメンツ」で、バンドのメンバーが♪Destination any way~♪と、歌いながら乗っていた電車だよね・・・。おぉ、ちょっと感激。 ダブリンのタラ・ストリート駅でダートを降りるとダブリン市内中心部。私の前を歩いてたニーブとネサが振り返り、一言。 「Welcome to Dubline!」
ダートに1本乗り遅れ、待つこと30分次の電車に乗る。辺りはだんだん暗くなってきていた。ブラック・ロックの駅に着き、そこから電話をしようとしたら、公衆電話は故障中。駅前の電話も故障中だった。駅からニーブのうちへはそんなに遠くない。何とかたどる着けるだろうと歩き始めた。 再び雨が降り出し、激しくなっていく。しかしなかなか着かない。彼女の家のすぐそばに教会があることを思い出し、通行人に聞くとその方向を教えてくれた。途中で公衆電話を発見。コインを入れても通じない。壊れていた。この国はいったい・・・。受話器を置くと、入れた以上のコインがジャラジャラ出てきて、思わぬ小銭儲け。仕方がないので歩いていくと、その先に教会が見える。やった!着いたと思うと、なんと違う教会。あきらめて、駅まで戻って警察に行こうと決心。 坂を下っていると、小金を稼いだ公衆電話の裏側にもう1台電話があった。これで最後とニーブに電話をかける。通じた!!!!! 「Where are you????? I thoguht I lost you!!!!!」 ニーブの安心した声が聞こえた。リトル・ロックの駅まで戻ると、彼女が待っていた。 彼女はその前の晩友だちと飲んでいて、朝方家に帰ったそうだ。携帯電話をリビングに置いたままだったので、気がつかなかったらしい。私の残した留守電を聞いて、あわててヒューストンの駅まで迎えに行ったが、捜しても私はいなかった。ニーブは、自分の責任だと一生懸命謝っていた。家に帰ると、彼女の妹、シェア・メイトたちが大変だったわね、と声をかけてくれた。熱いシャワーを浴びて、それから夜10時まで泥のように眠り続けた。危険な目に遭うことがなかっただけでよかったとしよう。