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ハナちゃんといっしょ
スペイン
アイルランド航空
●いざ、マドリッド!●
マドリッドへは、アイルランドのダブリンからアムステルダム経由で飛んだ。ダブリンで飛行機が遅れ、アムステルダム空港を走り回り、マドリッド行きの機内に乗り込んですぐに飛行機は飛んだ。こんなにあせったのは初めてだった。
ガイドブック等で、マドリッドはスペインでも治安が一番悪く、手の込んだ犯罪が多いと聞き、行く前からかなりビビッていた。強盗に襲われるという悪夢にうなされ、夜中に飛び起きたくらいだ。しかし、私には現地に友だちがいる。それに、スペインは食べ物がおいしいと聞いた。マドリッドへの道中は、不安と期待でいっぱいだった。
●カルメン’01●
彼女の名前はカルメン。フルネームは、マリア・カルメン・マテオス・ブランコ。長い名前だ。出身はバルセロナ。マドリッドで仕事をしている、今も。カルメンと出会ったのはニュージーランドのレイク・テカポのユースホステルだ。少ししか話をしていない。しかし、彼女は私のことをとても気に入ってくれて、スペインの自分の連絡先を私にくれた。私も彼女に自分の連絡先を渡した。7ヵ月後、日本へ帰ると、カルメンからテカポでいっしょに撮った写真が送られてきていた。なんていい人だろうと思い、それからずっと友だちだ。
今回のヨーロッパ旅行はスペインを訪れる予定はなかった。しかし、彼女が何度もメールをよこし、スペインへ来いと言うので、行くことにしたのだった。
空港の到着ロビーに着くと、カルメンが待っているのが見えた。約2年ぶりの再会だった。カルメンは空港の近くに住んでいるといっていた。空港前のバス停からバスに乗り、2,3分ですぐに降りた。彼女はバルセロナの実家からレンタカーで帰ってきたばかりで、その夜は車で市内を案内していくれると言うのだ。夜のそんなに出歩けないから、ラッキーだと思った。
さて、カルメンの車に乗り込み、夜のマドリッド市内へ。街路樹がライトアップされていて、とてもきれいだった。木々に見とれていたら、突然カルメンは急ブレーキをかける。そして、ハンドルを切り、おもむろに大通りでUターン。対向車が激しくクラクションを鳴らした。ぶつかるかと思った。嘘やん・・・と思い、小さな悲鳴をあげると、「Don't worry!」とカルメンは言った。Don't worryどころか、思いっきりWorryじゃ!と思ってしまった。その後、上り坂でエンスト、ありがちなウィンカーとワイパーを間違えて操作・・・彼女の荒い運転は果てしなく続く。強盗に襲われる前に死ぬと思った。でも、何とか無事到着した。
カルメンは一人暮らしだ。一人なんだけど、とても素敵なアパートに住んでいた。ベッドルームが3つある。それにリビングに、小さなキッチンとその奥に小さなダイニング。それからゆったりとしたバスルーム。おぉ、住んでみたい!!!と思うくらい素敵だ。白を基調にして、彼女が旅してまわった国のものが家中に飾られていた。彼女は旅好きで、世界中のいろいろなところを旅している。アジアはまだ未踏の地だ。まだ出来上がっていないベッドルームがあって、その部屋のインテリアを自分で作っている最中だと言っていた。スペインは物価は安いけど、カルメンはこの国じゃまあいい給料をもらっていると言っていた。
●生活習慣の違い●
所変われば習慣が違うのは当たり前のこと、でも、こんなに違う国に来たのは初めてだと言ってもよい。もし、私がこの国に長期滞在するならばいいのだが、ほんの1週間しかいない。馴染む前に帰ってしまったのだ。
スペイン人は朝が早い。カルメンは6時には家を出て仕事に出かけていた。そして、正午から約2時間、シエスタ、お昼寝の時間だ。この間、レストラン以外の店は全部閉まる。会社勤めの人も、2時間たっぷり休む。しかし、夕方は遅くまで働くのだ。夕方軽く食事を取ったら、本当の夕食時間は午後10時、11時という遅い時間だ。夜は深夜遅くまで起きている。もちろんカルメンも。
私が彼女のうちに着いた次の日の朝、私の寝ている部屋をがらっと開け、
「Good morning!!!!! Are you fine?????」
と全身で尋ねてきた。何をやってんだ朝から、この人は・・・とボーっと見ていると、
「Are you fine??????」
と再び大きな声で聞いてきた。力なく元気だよ・・・と答えた私。
彼女はとても細い。しかし、本当によく食べる。食べることの大好きな私だけど、彼女の前では小食なアジア人だった。夕方、料理を作ってくれてそれをいただいて寝る準備をしていると、
「今から中華食べに行くわよ!!!!!!」
う、嘘やん、10時だよ。そんなに遅く食べると眠れなくなるし、中華なんて胃がもたれると思った私は正直にそのことを告げた。彼女はがっかりしていた。罪悪感を持ちながらも、私は旅行者、1週間の滞在、体調を壊せないと自分に言い聞かせたのだった。
いったい、このパワーはどこから来るのだろうか。人生を楽しみつつも仕事も一生懸命するスペイン人。私なんて、仕事の後はボーっとしていたいんだけどな。
●マドリッド観光●
1日目はカルメンが仕事の休みを取ってくれていっしょに観光したが、ほかは自分で・・・。ちょっとだけ怖かったけど、何事もなく無事だった。
マドリッドの町並みはきれいだ。同じヨーロッパだけど、イギリス、アイルランドとは違った感じ。アフリカが近いせいか、建物もオリエンタルだし、人種も北アフリカ系、ラテンアメリカの人が多かった。アジア人はほとんど見ていない。中国系の住民と、日本人の団体観光客のみだった。ただ、犬のフンの始末が不十分だった。放し飼いの犬が、王立ソフィア芸術センターの正面で排泄している姿はなんだかせつなかった。っていうか、私、犬が怖いのに放し飼いにしないでくれ~!
地下鉄も、ロンドンのように路線が色分けされていて乗りやすかった。
*芸術の町*
街角にも、道路の真ん中にも、どこにでも芸術を感じることの町だった。例えば、ナポレオンの支配から独立を手にした時の独立記念門の下は車が行きかう。道路の真ん中には、ネプチューンや女神シベーレスの彫刻の噴水があり、郵便局なんてまるでお城かラブホテル・・・。建物の装飾には、美しいタイルが使われていた。
*ソル*
マドリッドの中心地。市のシンボルマークである熊とこけももの像が建っている。この周りにはみやげ物屋、ホテル、ホステル、レストラン、インターネットカフェなどが立ち並んでいる。ここで見かけた子ども服の店がかわいかった。
*マヨール広場*
17、18世紀の200年間、闘牛、国王の婚儀、絞首刑、列聖式など様々な催しが行われてきた歴史の舞台。三賢者パレード(その3参照)の前日で舞台装置がしてあった。
*王宮と庭園*
実際には、国王は現在住んでいないと聞いた。残念ながら、所持金不足のため中には入っていない。王宮の前には歴代の王の像が立っていて、裏には美しいサバティーニ公園が広がる。
*アルムナーデ大聖堂*
マドリッド大司教区の中心。着工より110年を経て、1993年にローマ法王によって献堂式が行われた。想像よりも、かなり大きな教会だった。
教会のすぐ隣では、何か遺跡が発掘されていた。
*レティーロ公園*
マドリッド市民憩いの公園。敷地がとても広い。池でボートをこぐ人、三博士の日のプレゼントのキックボードで遊ぶ子どもたち、音楽を演奏する南アメリカの人たちなど、休日を楽しむ人であふれていた。ガラスでできたクリスタル・パレスはきれいだった。
*アトーチャ駅*
町を散策していたとき、スペインの駅ってどんな感じだろうと近くにあったアトーチャ駅に入ってみる。エスカレーターで構内に降りると、緑がたくさんで、広々としている。天井が高く、光がたくさん差し込んで美しい駅だった。こういう空間のある駅、大好きだ。京都駅の次くらいに好きかもしれない。まさか、この2年後に、イスラム過激派によるあのテロ事件が起ころうとは思わなかった。
●芸術の都、三大美術館堪能!●
*ティッセン・ボルミネッサ美術館*
本当に個人が収集したコレクション???というくらい、充実した美術館だった。現在はスペイン政府が所有。時代別に絵画を分け、絵画を展示していた。私は大昔のきれいな宗教画(2階)はあまり好きではない。前衛的すぎる20世紀のアート(地上階)も苦手。フランスの印象派、スペインの画家が好きだ。(でも、一番好きなのはロシアのユダヤ人画家シャガール)
*ソフィア王立芸術センター*
元病院だった建物を美術館として利用。美術館の中から見る中庭も素敵だった。
ここには、あの有名なピカソの名作、「ゲルニカ」がある。あんなに大きな絵だとは思わなかった。壁全体に広がる絵の脇を警備員が固める。誰もが絵の前で立ち止まり、しばらく見つめていた。言葉は要らないと思った。
*プラド美術館*
いわずとしてた、超有名美術館。美術館は18世紀の建物で、正面を宮廷画家、ベラスケスの像が迎える(私の友だちにこの話をしたら、「え?ベラスケベ?」と返された)。エル・グレコ、ラファエル、ムリーリョ、ベラスケス・・・絵の名前は知らなくても、誰もが一度は見たことのある絵がずらりと並んでいる。
中でも注目は、もちろんゴヤ。私の好きな作家の一人だ。子どもの頃本でゴヤの「黒い絵」を見て、夜うなされたことがある。実物は本当に怖い絵だった。そして、有名な「着衣のマハ」と「裸のマハ」の絵が並ぶ部屋には、たくさんの人が取り囲んでいた。ちょうど日本人の団体観光客にガイドさんが絵の説明をしていたので、便乗してお話を聞くこともできた。ラッキー!
●アルカラ・デ・エナレスへ1日旅行●
カルメンといっしょにアルカラ・デ・エナレスへ行った。本当はトレドへ行きたかったのだけど、滞在中に私が体調を壊してしまい、近場になってしまったのだ。マドリッドからバスで1時間もかからない場所だ。
この町は、イギリスのオックスフォードといっしょで大学の中にある学園都市だ。「ドン・キホーテ」の原作者、セルバンテスの生まれた町でもある。ちなみに、読んだことはない、あしからず。カルメンにどんな町かと聞くと、とにかく古い町だと言っていた。
バスを降りると、広場を中心に本当に古い建物が広がる。広場にあったマクドナルドの看板ですら、あの黄色と赤ではなく、シックに彩られていたくらいだ。景観を大切にしているのはオックスフォード以上だと思った。
何の鳥だかわからないけど、鳥が異常に多かった。建物のレンガの外れたところにまですを構えている。屋根の上、教会のてっぺん、どこもかしこも鳥の巣だらけだった。鳥の写真を撮るのに夢中になっている私に、地元の人が
「そこにもいるよ、ほらあそこにも(カルメン通訳)」
と、親切に教えてくれた。
ある古い建物の英文解説を読んでいると、カルメンが私を呼んだ。振り向くと、ゲイのカップルが仲良く手をつないで歩いていた。
「ほら、あの人たち、男同士にカップルなのよ、手をつないでいるでしょ」
あまりじろじろ見るのも失礼なので、
「わかった、わかった、ゲイくらい知っているよ」
とカルメンに言う。なんだかつまんなそうだった。でも、スペインはカソリックの国、オープンなゲイってOKなのかな。映画監督のペドロ・アドモドバルもゲイらしいし、そういう映画(「欲望の法則」)も撮っているしなぁ。
帰りのバスを待っているときにカルメンと言い合いもしたけど、素敵な場所につれて行ってくれてありがとう!
●スペイン料理は健康食?●
よく考えたら、スペインで肉を食べていない。パエリヤに入ったほんの少々の鶏肉だけだったと思う。野菜や魚介類が多くて、スペイン料理って健康的だと思った。入ってはいないけど、食べ物のおいしいバル(居酒屋)ほど床がエビや貝の食べかすで散らかっていると聞いた。それがマナーなのだそうだ。あるバルの前を通ったとき、食べかすが散乱していたのできっとおいしいところなんだなと思った。
*フランとプディング*
カルメンが市内を案内してくれたとき、「ムゼオ・デ・ハモン」というレストランで食事をとった。名前のとおり、ハムの博物館のように店内中にハモンと呼ばれる豚の燻製された足がぶら下がっていた。この地下のレストランで昼食。スペインへ来たからには、本場のパエリヤを食べてみたかった。自分で作ったこともあったけど、なんだか少ししっとりとしていた。本場ものはもっとパサッとしているに違いないと思った。パエリヤがメインのランチセットをいただく。
さて、最初に運ばれてきたのは、メロンの上にハモンが乗っている。ハモンは思った以上に塩辛い。でも、メロンの甘さとぴったりとマッチしていておいしい。そしてパエリヤ。エビ、イカ、貝がたくさん入っていておいしそう。でも、パサパサしていなかった。私が作ったようにしっとりとしている。元々こんなものなのか?魚介類のだしが利いていて、おいしい。
そしてデザート。3種類の中から選ぶのだが、カルメンはフランを、私はプディングを頼んだ。私が想像していたプディングは日本でいうプリン。しかし、出てきたものはちがうものだった。フランが日本でいうプリンで、プディングはケーキのスポンジをめちゃくちゃ甘いシロップに漬けたものだった。甘党の私にもかなり甘すぎた。コーヒーを飲みつつ食べたけど、限界。残してしまった。カルメンによく聞いて注文しとけばよかったと後悔!
*ハモン、ハモン*
こんなタイトルのスペイン映画があったけど、その頃はハモンがなんなのか知らなかった。ハモンは前述したとおり、豚を燻製にし1年以上たったものをいただく。スペイン人はいつもハモンを冷蔵庫に常用しているようだ。もちろんカルメンも。
そんなカルメンは、私にお土産としてハモンを買って帰ることを勧めた。え、あの肉の塊を?重い荷物を持ち歩くのが嫌で、家族以外義理のお土産を買わない私なのに、何がうれしくてさらに荷物を重くできるのか。
「スペイン人はね、食べることとワインを愛する情熱的な国民なのよ。みんなハモンを愛しているの。だから買っていきなさい」
と言ったが、もちろん断る。ハモンを買う、買わないで何度も同じ問答を繰り返した。
そして、ついに私はキレた。それはアルカラ・デ・エナレスでマドリッド行きのバスを待っているときだった。そのときもカルメンは負けずに私にハモンを買うことを勧めていた。でも、私ももううんざりだったので、
「私は私が買いたいと思ったものだけ買うの!だから、もう二度とその話をしないで!!!!」
と怒鳴ったのだ。英語だったので周りの人はほとんど理解してなかったと思うが、私の剣幕に誰もが振り向いて恥ずかしかった。カルメンはやっとあきらめてくれた・・・と思いきや、
「でもやっぱり1キロだけでも・・・」
「No!!!!!!!!」
と私。ちょっぴりかわいそうだったけどね。
しかし、私はついにハモンを買ってしまった。ペセタが余り、遣ってしまいたかったので空港の売店で真空パックの薄切りのハモンを買ったのだ。これなら荷物にもならないと思い・・・。しかし、肉類持込は禁止の日本、見事没収されたのだ。あのすったもんだは、一体なんだったのだろう。
●三賢者の日●
昔、イエス・キリストが生まれたとき、東方から三賢者がお祝いに駆けつけたというお話が聖書にある。信心深いスペインでは、この三賢者の日があり、それは日本でいう子どもの日なのだ。1月5日がその日で、大人もクリスマスプレゼントをこの日、もしくは次の日に交換する。この日でスペインのクリスマスは終るそうだ。
三賢者の日には、毎年選ばれた人が仮装してオープンカーに乗り、大通りをパレードする。そのとき、お菓子を見物客にばら撒くのだ。終点はマヨール広場、そこでイベントがある。カルメンはこのパレードに私を連れて行きたかったのだが、旅の疲れが出ていて私はダウンしていた。だから、テレビ中継をいっしょに見た。ものすごい見物客だった。
この日の夜、子どもたちは靴をキッチンにおいて寝る。よい子には、朝起きたら三賢者からプレゼントをもらえるのだそうだ。次の日の朝、カルメンが起こしに来る。
「チカコ、あなたにも三賢者からプレゼントが届いているわよ」
カルメンから渡された箱の中には、3種類のチョコレート菓子が入っていた。私がおいしいと言ったスペインのお菓子だった。カルメンが用意してくれてたんだと思ったら、とてもうれしかった。ありがとう。
●怪しい人たち●
マドリッドもロンドン、ダブリンと同じようにホームレス、物乞いが多かった。しかし、ここの人たちは一味違うのだ。観光地や土産物屋の周りにはホームレスが多いが、障害をわずらっている人が目立った。本当に障害者の方もいるんだろうけど、明らかにそうじゃない人を見てしまった。
まず、プラド博物館の近くで見た人は、手に包帯を巻きながら、快活に歩いていた。あんた、元気だろ、本当は。それから、郵便局ではがきを出した後、信号待ちをしていた。向こう側に盲目で杖を持っている人がいた。しかし、信号の色が変わった瞬間に、杖をカッカと鳴らしながら歩き始めたのだ。あんた、見えてるんでしょ?
地下鉄内の物乞いのおじいさんにもびっくりした。私の乗っていた車両にその人はやってきた。両膝を床につくと、両手を広げて何かまじないみたいなことを言い始めた。一体何が始まるんだ?と見ていると、おじいさんは立ち上がって乗客から小銭を集め始めた。皆さん、慣れているんだろう、普通におじいさんの手に小銭を投げ込んでいた。なら、私も・・・と思っていたら、おじいさん、私の前はすっと通り過ぎて行った。なぜ?
●英語が通じない!●
スペインはヨーロッパ、ある程度の英語は通じるだろうと思ってきた。カルメンも訛ってはいるけど話せるし。しかし、余り通じないのだ。例えば、若い子たちに道を聞いた。私の言ったことは通じていたが、それを英語で説明できず、単語とジェスチャーで教えてくれた。親切な子たちだった。バスのドライバーももちろん話せない。降りる場所をあらかじめ伝えられるようにカルメンに書いていてもらって何とかなった。
スペインの銀行はセキュリティーが厳しく、中に入れずに困っていたら、
「スペイン語か?英語か?」
と私の後ろにいたお兄さんが聞いてきた。英語しかわからないと言うと、ものすごくきれいな発音で入り方を教えてくれた。彼だけだった。
カルメンの英語もわかりにくかった。例えばtiredはティレッド、governmentはゴブリメントと発音する。わからないので何度も聞き返していると、彼女はついに切れて言った。
「そりゃあなたはアメリカ英語を話しているかもしれないけど、私にはフランス語もイタリア語もポルトガル語も聞けばわかるのよ!!!それに、あなたはtiredの発音が変だって言うけど、私の英語の先生はOKだって言ってたわ!!!!!!」
英語の先生は何人かと聞くと、
「タンザニア人よ」
私、絶句。そうね、英語なんて正しく話せなくても、通じればいいんだもんね。ごめんね、カルメン。
これまた珍道中になったけど、カルメンのおかげで楽しい滞在となった。ありがとう!
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