2人が私を連れて行ってくれたのは、ネイティブ・アメリカン居住区にあるMissoin San Xavier del Bacというミッション。アメリカ先住民のためのカソリック教会だ。ここに行く途中の道がスーザンは好きなのだそうだ。スピリチュアルを感じると言っていた。砂漠の真ん中にぽつんと立つ白亜の建物が美しい。ただ、正面から左半分が補修工事のため姿を見ることができなかった。スーザンが 「工事中のミッションなんてめったに見られないから、あなたはラッキーね」 と言った。う~ん、どうかしら。でも、前向きでいい。
さて、夜になるとマーティンのお父さん、ビャーネと2組のデンマーク人カップルが帰宅。マーティン一家はデンマークからの移民だ。今、ご両親の友人カップルが2組彼らを訪問中なのだ。女性2人は英語が話せるのだけど、男性2人はほとんど話せない。外のテラスでバーベキューの食事をしたが、デンマーク語が飛び交っていて私の頭の中は???。「It's greek to me!」っていう英語の慣用句を思い出してしまった。イーディスが時々英語で説明してはくれたのだけど…。日本人ばかりの職場にいるALTの友人たちの気持ちがわかったような気がした。
Corona Der Mar Beachへ移動し、海岸を散歩する。ターニャはいつもここで泳ぐのだそうだ。マーティンもこの海岸でダイビングをすると言っていた。霧も晴れて青空が広がり、きれいだった。
散歩するターニャと、明るいデイナ
いったん2人のアパートへ帰って一休みし、スポーツバー、Coner Office Sport Grillへ行ってNFL観戦。店内の巨大スクリーンにはいろんなチームの試合が映し出されていた。テーブルにもインターネットTVで好きなチームの試合を見ることができる。この日はたまたま、ターニャの応援するウィスコンシンのチームとデイナの応援するオハイオ、クリーブランドの対戦だった。私はどっちを応援すればいいのやら、困ってしまった。
スポーツバーでアメフト観戦後、いったんターニャとデイナのアパートに戻る。夕方からはティスト・オブ・ニューポート(The 17th Annual Taste of New Port)というイベントに行くことになっていた。ニューポートのいろんなレストランが屋台を出し、安い値段で試食をしてもらってお店にお客さんに来てもらおうというイベントだ。デイナは用事があって行かなかった。正直、私もお腹がいっぱいで、フード・ティスティングなどする余裕は私の胃袋にはなかった。でも、まあこんなイベントに行く機会もないので、行くことにした。
会場ではずっとコンサートが行われていた。6時からはThe Hootie And The Blowfishが演奏するということで、ものすごい人。実は、私はこのバンドのことを何も知らなかった。セミプロくらいにしか思っていなかったのだけど、有名らしい。グラミー賞とかも受賞したと聞いた。日本じゃあまりメジャーじゃないんだろうか?帰国して友だちのピーターとサムに知っているか聞いたら、ピーターが 「彼らはもう落ちぶれている」 と言ったのだけど、コンサートの様子からはそんなふうに思えない。