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リンボウ先生のイギリスシリーズが出てはや20年近くが経った。林望さんの本は、爆笑ではないけど、読んでいると口が斜めに曲がる感じのユーモアセンスに彩られてる。ウィットってこういうことー!最近テレビでよくお見かけする茂木健一郎先生との対談集。日本とイギリスの教養の違い、特にアカデミズムについて言いたい放題。若干日本人であることに恥ずかしさを覚えたが、二人の先生によると、日本人としてのアイデンティティがないってことが問題なんだそう。確かになー。もののあはれを感じる事が少なくなってるな、と。リンボウ先生の息子さんがケンブリッジの医学部を受験した時のエピソードが面白かった。凍っている湖で泳ぐアヒルの脚がなぜ凍らないのか?という問題を出されたらしいんだけど、その意図がまことにイギリスらしい。
2010年10月22日
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タイトルからしてまさに私。私の行動パターンを振りかえってみると方向性として、1、近い、速い2、ケチくさいのは嫌3、面倒くさい事のは嫌ざっとこんなところ、2番以外は褒められたもんじゃないが、なんといっても3番の面倒くさいというのが曲者。言うなればなんだって面倒くさい側面があるからだ。面倒くさいなーと思い始めると何もできなくなることがある。この本では、「面倒くさい」とよく言う人を5つのタイプにわけて、それぞれの対処法を紹介している。例えば、「後でやればいいやタイプ」「全部どうでもいいタイプ」など。私はほぼ全部のタイプに当てはまり、なんと、ざっくり全体的に面倒くさがりなんだな~!と判明。ま、時と場合によりますが、ひえー。なので、全体的にこの本を実践していこうと思います。とほほ。いや、すぐ出来る事と心の持ち方の問題なので面倒くさがらずやります。はい。
2010年10月08日
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一見普通に見える人がすごくディープな人生を歩んでいる事がある。タクシー運転手さんから波瀾万丈な人生をお聞きすることがたまにある。いつだったか乗ったタクシーでも不倫、奥さんの借金、離婚に転職と、運転手さんのてんこもり人生を、うちから六本木までの間に駆け足で話してくれた。この本は普通の人にスポットをあててらっしゃる上原隆氏のルポ。上原氏は日本のボブグリーンと言われているそうな。失明した友人、ホームレス、父子母子家庭、ひきこもり、芥川賞作家のその後など周囲の人々の人生をたんたんと伝えている。中でも、子供の頃読んだ事のある少女小説家、久美沙織さんの話が興味深い。氷室冴子さんとは私は同郷なので、ファンを二分していた久美さんの動向は気になっていたのだ。一世風靡した小説家のインタビュー、哀し。
2010年09月22日
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サブタイトルは、脳の変化でみる女の一生。最近、脳科学の流行で、ずいぶん脳についての情報が増えた。いろんな事解明されている。この本は、男女の脳による性差についてと、ホルモンによって女性の人生には大きな変化が訪れるという内容。熟年離婚には科学的背景があったのであった。女性の人生はホルモンによって支配されている。気が楽になるような、絶望的なような。ホルモン。焼き肉屋さんのホルモンはなんでホルモンっていうんだろ?
2010年09月17日
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頭の良さは、先天的なものか、後天的か?いろんな事象を検証してあって、科学的な根拠も交えつつ説得力のある本であった。結論からいうと、よくわかんないのがほんとのところみたい。でも、後天的環境的作用が大きいのだろうと推測されていたのがものすごい救い。と同時に、責任感。頭よくなってくれたらいいなーとは私の本音。しかし頭のできって勉強じゃないんだよな。勉強は全体の一部にしかすぎないし上には上がいる。絶対的な頭のよさってなんだろう。
2010年09月16日
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家族や友人が年中ダイエットしておる。ダイエットは一定期間体重を落とすというより、もはや一生の問題なんだな。もう身体への哲学だ。この本はほんとに知的なダイエット本だった。著者の夏目さんは、ダイエットをやめた途端体重が落ち始めた経験を持つ。油抜き、炭水化物抜き、一食置き換えetc。食事を目の前にするとすぐにカロリー計算を始め、高カロリー食品は敵とばかりによけていく。実際主人の周囲には、揚げ物の衣をはずして中身だけ食べる子が多いらしい。夏目さんは、そんなダイエットやめて、身体が欲しい物を素直に食べ、食べ物と仲良くやっていこう!と提唱されておる。そしたらちゃんと身体は適正な体重になってくれるんだって。いろいろ目からウロコの本だった。かくいう私も、体重というよりは、お尻の垂れが気になりだしはや数年。地面にお尻が着いてしまう前になんとかせねばと思う。ダイエットではなく、エクササイズの問題か。
2010年09月10日
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かつて勤めていた某出版社は、とても良質な雑誌や本を出版していた。島田雅彦氏や小川洋子氏を輩出した文芸誌に憧れて就職試験を受けた。その文芸誌は残念ながら廃刊になったけど、いいものはずっと残る。『猫を抱いて象と泳ぐ』は昨年の話題作だった。アマゾンでも星4つ半。文句なしの名作。いつ、どのページを開いても美しいと思う。リトルアリョーヒンという少年とチェスのお話で、チェスの世界も面白いけど登場人物が魅力的。孤独で気高い。今更私が多くを語る必要なく。ほんと良い本だと思います。夏の終わりは、亡くした大切な友人を想い辛くなる。いいものはずっと残る。
2010年08月29日
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子どもの虐待ニュースに胸をいためておるのでここ最近子育て本ジャンルを手にすることが多い。子育てはスキルだという誰かの言葉に共感し、話し方関連の本もたくさん読んだ。厳しい、ゆるいでわけると、この本は中間くらい。いい事をしたらほめる、悪い時は叱るという常識的な範囲。巻末に本を執筆するために一般の親にとったアンケートが掲載されていて、自分も考えてみた。「親に叱られた事で今でも覚えている事は?」「親の口癖は?」「親から受けた影響で一番大きいと思うことは?」等々。子育てスキルをあげるには自分がどう育ったか客観的に考える必要があるらしい。うちの息子の口癖は「ま、いいか」と「その話はもうやめよう」前者は私で、後者は夫がよく言う言葉。どっちも打ち切り型。ひえー。
2010年08月26日
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東ちづるさんのカウンセリングをされていた先生の本。長谷川先生の著書はだいたい読んだがどれも一貫性があり興味深い。このところ幼児虐待のニュースが多い。それほどひどくはないにしろ、子育てしていると子供を傷つけてしまう事もあり人ごとではない。子供への暴力は言葉だけでも十分なのだ。心の中でごめんねごめんねー!と謝る日もあるし。虐待の話の中で、しつけが行き過ぎたとはよく聞く話。我が子をよくしたい、先行きが不安だから、恥ずかしくなく育てたい。わかるわかる。そんな中、長谷川先生の提案は、「しつけをしないしつけ」。ほめてしつけていくことすら放棄せよとおっしゃる。上から導くのではなく、共感する。子育てだけじゃなく、いろんな人間関係において考えるべきスキルだと思った。
2010年08月22日
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ワールドカップが終わってしまった。それほどサッカーファンではなかったが、サッカーキッズの息子につられて今年はかなりテレビの前に座った。自分のサッカーチームのコーチが中村俊輔似ということで10番のユニフォームを着込んで観戦の息子。出るかな、出るかなと選手交代の度にわくわくしていたが。今回活躍する場は残念ながらなかったが、いろんな意味で精神的に自分を保つのは難しかったのではないかと思う。高校2年生の頃からサッカーを通じて自分を見つめ綴ってきた11冊のノートを公開したこの本。サッカーの布陣やトレーニング、メンタル面での葛藤など赤裸裸に語られていた。誰かを批判をするのは簡単だ。非難の言葉にさらされた時、いかにバランスを保つか。世界を相手に闘おうとするアスリートはもろく強い。ところでサムライジャパン、私は中でも松井がお気に入り。落ち着いた風貌で淡々と面白い。日本でプレーを観る事はいつできるかな。
2010年08月03日
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8/29、とても大切な人の命日でした。28歳の若さで逝ってしまった彼は今どこにいるんだろう??人の命って結構あっけない。だから毎日、きちんと生きて行かなくては。私にとって、きちんとって何かなあ?と考える。自分から逃げないこと、気持ちに正直に従ってうけいれていくこと。8月の末は毎年、こういう事を想って自分と向き合うようになりました。さて、デスノート、映画の後編も予告がはじまり漫画との違いを堪能している方も多いことでしょう。主人公の夜神月が死神の落とした殺人ノートをひろって世界を支配しようとしていくお話。どんどん殺人を犯していく夜神月君は単純にかっこいいので、ついつい気持ちをいれてしまう自分にカツをいれながら読みました。彼くらい頭がいいとこういう思考になってしまうのかなとこわくなりつつ、彼に惹かれる女性の気持ちも少しわかったりして。危険とわかっててもこういう人に魅力を感じる人ってわかるなあ。喝!「人はいつか必ず死ぬ」漫画の中にでてきた言葉です。いろんな形で人が死んで行くこの漫画、自分にも死は必ず訪れると実感。毎日きちんと生きなくちゃ!ところで、藤原竜也君もいいけど妻夫木君のもみてみたいような・・・。
2006年09月11日
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息子が2歳9ヶ月を迎え、考えなくてはならないことが多くてなんとなく忙しい。公園に連れて行くのも仕事なので、ヒマそうに見えて子育ては実はとても忙しいのであります。ずっと本は読んでいたものの、日記をつける気力もなく今日は久々のブログ。レイアウトやテーマもかえてみたりして。反抗期をめでたく迎えている息子と日々奮闘している中、先輩ママや育児書などからいろんなご意見をいただき、ありがた迷惑状態。子供と向き合うよりそっちのほうが疲れてしまった。これじゃいかんと思っていた矢先に偶然であったこのメルマガ。様々な考え方があるし、どれが正しいとは言えないと思うけど、この方のご意見がとてもしっくりきて、安心できた。反抗期の子供に手を焼くお母さんは是非読んでみてくださいませ。そうそう、そうなんだよねー!と拍手したくなるはず。ちなみに、このメルマガの著者は子育てのために仕事をかえたパパ。パパの意見だけに冷静だと思います。http://www.deez.co.jp/papadaiz/index.html
2006年03月06日
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