NO 14 中国には乾杯要員が存在する


記者名:未来コバちゃん

昔々の中国旅行に行っチャイナ NO.14

十数年前の中国視察旅行のエピソードを
少しずつ時間をかけてお話しましょう
富士と桜

中国での接待には乾杯要員が存在する。

勁 力鳴 氏の紹介で、中国のパートナーに 鄧 小平 氏の子会社で
福祉団体では中国でトップの中国北京市残病人総合会(理事長 王 志東 氏)を選びました。
(理事長 王 志東 氏は 朱 鎔基 首相とは大学は違いましたが、彼が北京大学在学中からの親友でした)当時の中国はビルラッシュ、インフラ整備でバブル期の真直中でした。
カラオケ事業契約前には一週間に一度の割合で中国に渡航し、相手先の理事長王志東氏、担当者などと打合せの為の会議と接待を繰返しました。

初めての宴席で理事長と紹興酒を中位のグラスで、何度か乾杯をし、理事長と私は次々絶え間なく注がれる酒に大変酔い、理事長は「私と貴方とでは若さが違うやはりハンディが必要」と乾杯の為の代理人を立てました。

私は乾杯要員が存在することも知らず、紹興酒、白酒、粉酒などちゃんぽんで何度も乾杯を繰返し、私も大変酔払い気持ち悪くなり、タイル張り、水びたしのトイレに飛び込み、すべり込みました。

人前ではしっかりしてなくてはと気を張っていたのですが、トイレに行くと急に酔いがまわってきて吐いて、汚してしまい、トイレ掃除のおじさんにチップ1ドルを渡すつもりが酔っていた為に、間違えて10ドル札を渡してしまいました。(本当は10ドル札でなく50ドル札で…真実を話しても「50ドル札を渡したなんて嘘パッチだろう」の民衆のパッシングを恐れ、つい日本人的配慮を加えてしまいました。)

ごめんチャイナ?

10ドル札をもらった掃除おじさんは大喜び、私が吐いた事を内緒にするからの如く、口に手を当てシーと、思わず私もシー、それから何度もトイレに行くたびに、口に手を当てシーシーと…

接待相手が知っていたかどうかはわからなっかたが、席に戻ると再び乾杯の嵐となった(後で教えてもらったのですが乾杯の途中で席を立ったらもう1度初めから飲みなおしなのだそうだ)

しかし私が亀、老朋友(大酒のみで昔からの大親友)と呼ばれるようになったのはこの時からでした。


つづく


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