アマチャヅル(甘茶蔓)ストレス原因の万病



茶いな茶イナの不思議パワー

*アマチャヅル(甘茶蔓)

アマチャヅルはウリ科の多年生つる草で、日本のどこにでも生えている。
とくに山地や藪の際などに多い。
昭和52年10月、徳島文理大学薬学部の竹本常松教授が、日本生薬学会で発表した。

同教授の研究によれば、薬用ニンジンと同じ有効成分があるとされる。

抽出された成分は50種類以上のサポニンで、そのうちの四種類が薬用ニンジンと同じ構造を持つジンセノサイドというもの。

その他のサポニンは、まったく新しく発見されたものばかりで、この新種のサポニンの薬理効果は究明中だが、薬用ニンジンのサポニンは、中枢神経に対して沈静作用と興奮作用の双方に作用する効果を持っている。

しかしアマチャヅルのサポニンは鎮静作用として働くものの方が多く、興奮作用に働くものは、ほとんど見出されていない。

このことからアマチャヅルは、ストレスの多い現代人にとって、まことにタイムリーな出現といえよう。

ストレスが惹き起こす精神的・肉体的な障害は枚挙にいとまがないが、それらの障害はこのアマチャヅルの鎮静作用によって、ほどよく解消されそうだ。

アマチャヅルという名のとおり糖質が多い為、甘味があり、子供でも抵抗なく飲めるところがいい。

一家揃って飲む健康茶として推賞できる。

ちなみに、これまでの体験例などから、その有効と思われる病気をあげてみると、胃痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、便秘、下痢、偏頭痛、神経痛、肩こり、腰痛、気管支炎、ゼンソク、高血圧、低血圧、糖尿病といった病気があげられる。

リューマチ、白髪に効くという例もある。

要するに、ストレスによって惹き起こされるすべての症状に対して、プラスに働く可能性が高い。

他の例と同じく、臨床的にはっきりした裏付けが取れないものもあるが、服用者が、自覚症状の消失・軽減を証言していることを無視するわけにはいかない。

お茶のスタイルで服用する商品が多数売り出されているが、自宅のプランターなどで、手軽に栽培したアマチャヅルの葉や茎を適当に切り分け、天日で生乾きに乾燥させて、細かく裁断し、さらに日陰でカラカラに乾し揚げれば、自分で作る事が出来る。

それに熱湯を注いで、お茶のようにして飲む。

つづく



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