シイタケ(椎茸)コレステロール、高血圧



キシメジ科のキノコで、わが国では古くから食用にされ、民間療法的にも幅広く利用されてきた。

野生のものは春や秋に、シイ、カシ、ナラなど広葉樹の枯れた幹や切り株などに生える。

日本での人工栽培は江戸時代の初期からで、その当時は鉈でキズをつけた原木を置き、胞子が飛んできて自然につくのを待つ方法だったようだが、現在では種木に人工的に胞子をつける方法で行われている。

傘がつぼみの時に収穫したものを「どんこ冬茹」、傘の開いたものを、「こうしん香信」と呼ぶ。

シイタケにはさまざまな薬効があるが、主なものをあげると、エルゴステリンを多く含むので体内でビタミンDが生成され、カルシウムの吸収を高め、骨を丈夫にする。

また脳や神経の働きを正常化する。

それにエリタデニンが血中コレステロールを取り、血圧を下げる。

さらにビタミンB群やカリウム、食物繊維などの相乗作用により、代謝機能を活発にし、老廃物の排泄を
促進させる。

加えて近年の研究では、多量に含む多糖類には体の防御機能を活性化し、免疫力を高め、抗ガン作用があるとされる。

干しシイタケはビタミンDの宝庫で、生シイタケも太陽に当てると、Dが大幅に増える。

つづく




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