イワシ(鰯)脳梗塞、心筋梗塞、その他



大衆魚として馴染みの深いイワシは、ニシン科のマイワシ、別の科に属するカタクチイワシ、セグロイワシ、ウルメイワシ、などの総称である。

“背の青い魚”に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)の効果が明らかになって以来、すっかり時代の寵児(ちょうじ・特別に可愛がられている子供)になった観があるが、

日本人に不足しがちなカルシュウムを多く含むばかりでなく、血合いや内臓ごと食べることで、鉄分の貴重な補給源となる(ウルメイワシの生100g中2.3mg、丸干しして5.8mg)。鉄は赤血球のヘモグロビンの重要な構成要素であるため、

不足するといわれる鉄分欠乏性全身性貧血になり、疲れやすい、だるい、息苦しい、食欲不振、めまいといった経過の後、動や手足の感覚異常などが激しくなり、体の抵抗力が衰える。

現在日本人の役5人に1人は鉄分の摂取量が不足しているといわれ、これが老若男女を問わずスタミナ切れや過労の原因にもなっていると考えられている。

イワシなど魚肉に含まれる鉄分はヘム鉄で吸収されやすい(吸収率35%)ので、努めて積極的に食べるようにしたいものである。

イワシには核酸の含有量も多い(生100g中343mg)ため、常用すれば視力が良くなり、体力回復やわかがえりに、美肌、頭髪の維持・回復に有効だといわれている。

つづく


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