添乗員は見た![あんな事こんな事]

添乗員は見た![あんな事こんな事]


購入履歴

コロナに感染して以降、味覚の戻らない友人がうどんだけが楽しみ、と言っていたので お中元として贈りまし… [ >> ]
新築祝いで、このシリーズを3個と壁掛けタイプを1個贈りました。大変喜ばれました。 [ >> ]
2010/11/26
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
びっくり
  「そっそうか・・・,ゥン。」
カマキリは体を後ろに残したまま,カバンと私の目を年度も往復
しながらやっと返事している。
私の手はまだカマキリ達の前に突き出したままなのである。

  「このカバンは下のトランクに入れておきますね。」
  「おォっ・・・,そっそうだな・・・。」
  「お帰りの際はお忘れなく・・・。」
と,言うより早く私はカマキリ達の返事を待たずに,カバンを
持ってそこを離れたが,カマキリ達がどっちがカバンを持つか
もめている様子を背中で感じていたのだった。

そりゃそうだ・・・。
これまで高齢の○×さんのカバンを,いつも誰かが持ってあげて
いたのだから・・・。
これから,そのカバンを誰がもつのか
それは大問題だろう・・・,と人ごとのように心配している私に,
またカマが振り下ろされたのだった。

  「おっッ・・・,桜来さんよ-。空港へ着いたらアンタが
   本人にカバンを渡してくれよ・・・。」
  「・・・。」

  「ンンン・・・,俺たちじゃあ“自分で持て”って
   渡せないだろ?!・・・,ナッ!!」
  「・・・。」

  「・・・頼むよ-。」
  「・・・わかりました。」

カマキリ達はどうしようもなくなって人に頼み込んでいるような
態度ではけしてなかった。
私が即答をせずに黙っていたのはそのせいだ。
そう言えば,無愛想な私の態度にも不満そうな様子を見せる事は
なかったが,何か言いたそうな私に”いつでも相手になるよ”的
な懲りないカマキリ達の構えは,私を益々不機嫌にさせた。

空港までバスの中は何もなかった様に爽やかな風が吹き抜け
とても静かに時が過ぎていた。

それに反して,カマキリ達は自分たちが何もしないであの
アクシデントをくぐり抜けた事が,余程嬉しかったのであろう
くだらない話に引き笑いをしながら喜んでいる。
私は全身包み隠さず・・・,とにかくムカついていた。

このままでは終われない・・・,なぜか私はそう思い始めた。
      つづく





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010/11/26 04:08:43 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

koo-ko

koo-ko

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

ペット総合サイト @ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…

サイド自由欄






© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: