チョキのページ 我が家にやって来たの巻



チョキが我が家にやって来た!

チョキ いい子でおすわりっ!

チョキがウチに来たのは、平成4年のある夏の日の事・・・
ウチのかーちゃんが貰って来た。

ウチの田舎には‘山村留学’の施設があるのだが、
そこに来る子供達が、毎年の様に、捨て犬を拾ってくるという。
その年も例年の様に、そこの子供の一人が、子犬を2匹拾ってきた。
しかし、山村留学の施設には先客のわんこが2匹飼われていて、
定員オーバーなのだ。
しかたがないので従業員のおにーさんが(仮にAさんとする)
自宅に持ち帰って、飼い主を探したそうな。

ここでウチのかーちゃん登場。
会社で何げに言った。
「ウチの犬が死んじゃって(前に飼ってた犬ね)なんか淋しいのぉ」
それを聞いていた、同じ会社に勤めるAさんのお父さんが、
「今、家に拾った犬がいるから、一匹貰ってくれない?」と話を持ちかけた。
「どんな犬なの?」
「茶色で、シッポがクルンと巻いてるよ」
それを聞いたウチのかーちゃん、(それって、ウチの犬じゃん!)と思う。
ウチの犬は代々、捨て犬で、雑種で、小さくて、オスで、茶色で、
シッポがクルンなのである。

しかし普段はウチのかーちゃんは、とーちゃんが犬を拾って来ると、とてもイヤがる。
その訳は 1.誰が面倒見るのよ
       2.悪さをするから
       3.死んだ時、悲しいから
まあ、分かる気がする。確かに死んだ時の悲しさったらないもんね。
代々、ウチの犬はとーちゃんが拾って来る。
なのに今回はかーちゃん自らが貰って来ると言う事は、
何か運命的なものを感じたのだろうか・・・

そういう訳で、前の犬が死んでから、2週間もたたない内に、
我が家にわんこがやって来た!

キタキツネみたいな顔をしてて、アゴが細くて、耳が出てるから、まるでVサイン、
じゃんけんのチョキみたいだという事で‘チョキ’という名前に決定!
小さい頃のチョキは、とってもかわいかったらしい。
(残念ながら写真が無いのだ)
今だに、拾ってくれた時の恩を感じているのか、小学生が大好き。
そして、かまってくれる人なら、誰でも好き。(きっと泥棒でも好きだろう・・・)
でも、カラスやノラ猫にエサを取られて、しょぼんとしているという
おバカさ加減も見せてくれている。

ちなみに、チョキのもう一匹の兄弟は、Aさん家の隣の家で飼われている。
そこのわんこもチョキ同様、落ち着きが無く、ウルサイのだという。
まったく、親の顔が見てみたいものである。(な~んてね)




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