cindy alohaのわたし的スローライフ

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Hawai’iのこと


しかしハワイは依然、私の中では確固たる地位を保っている(笑)いやむしろ、それは私にとっては神聖とでも言ったほうがいいくらいの場所だ。

ハワイは言わずとしれた、サーフィン発祥の地。
そして豊かな自然と数多くの伝説や神話に彩られた美しい国、ハワイ。

ハワイはご存知の通り、海底火山が噴火し、隆起してできた島だ。火山活動の移動にしたがい、カウアイ、オアフ、マウイ、ハワイ島の順にできた。
ハワイの信仰は、他の多くの古代信仰と同じ多神教で、その中の最強神が火山の女神、ペレだ。ハワイでは、彼女がハワイの島々を作ったという古代伝説がある。
まずペレが最初に作ったのがカウアイ。そして順に移り住み、それぞれの島を作ったと言われている。
現在ペレは、今でも火山噴火が起こっているハワイ島に住んでいる。もちろんカウアイにも、ペレがかつて住んでいたといわれる洞窟がある。
このように、順番にできた島なので、カウアイとハワイではまったく雰囲気が違う。
カウアイは別名「ガーデンアイランド」と呼ばれるように、緑豊かな島で、ハワイ島はまだま新しく、溶岩の流れたあとも荒々しい、ごつごつとしたところだ。
カウアイは私が一番好きなところだが、多くの神々が住むといわれている山は緑にあふれ、ひんやりとしたその雰囲気は、一種神々しい雰囲気が漂う。

ハワイのダンスであるフラ。
フラとはハワイ語で「ダンス」と言う意味だ。
もともとネイティブの人たちは、多くのネイティブの民族と同じく文字を持たなかった。そこで言い伝えや、酋長の話を代々受け継ぐために、フラが踊られた。
この流れを汲んでいるのが、フラの中の「Kahiko カヒコ」と言われる古典だ。これは「イプヘケ」という、乾燥させて中をくりぬいたひょうたんを打って拍子をとりながら、独特の節回しで唄われるチャントにあわせて踊る。
したがって歌詞も、神々や、歴代のハワイの王族にささげる歌が基本だ。

フラはハワイがイギリスに占領された後、入ってきた宣教者たちによってその腰を振る振り付けが「下品である」として禁止されてしまった。それを復活させたのが、別名「Merry Monach(愉快な王様)」と言われる、キング・デビッド・カラカウアだ。
なのでカヒコのなかでも、キング・カラカウアにささげるチャントは初めてハワイを統一したキング・カメハメハにささげるチャントを圧倒する曲の多さだ。

今でもハワイのハラウ(フラの教室)では、カヒコを踊る前には神々に祈りをささげてから踊る。
本当のフラは、古典であるカヒコを知らなければ語れない。

カヒコに対して、「アロハ・オエ」とか、「ブルー・ハワイ」など、よく耳にする曲で踊るのが「Auana アワナ」という現代ダンスだ。
同じアワナでも、上記のようなトラディショナルなものから、ケアリイ・レイシェル、ブラザーズ・カジメロ、イズラエルなど今ハワイではやっている曲とさまざまだ。

続く



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