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2021.03.19
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カテゴリ: クルマ
皆様、大変ご無沙汰しておりました。
最終更新から5年2ヶ月、何の気まぐれか久々にログインできましたもので、こうして戻ってまいった次第です。
と言っても Twitter を普段から見ていただいている方々にとっては何のこっちゃといったところでしょうけどw

私がTwitterを始めたのは2012年8月のことなので3年ぐらいはTwitterと楽天ブログを並行でやって、阪急バスの画像についてはとりあえずTwitterに逐次挙げておいてからこちらの 阪急バス画像庫 にまとめて掲載していく形をとっていたわけですが、社会人になり学生時代のようにフリーページを更新する時間が取りづらくなると段々こっちの更新が面倒臭くなってしまいました。

まぁ様々な諸事情を鑑みるに、話題性のあるネタはすぐ表沙汰にしない方がいいなと思うようになったことも大きな理由なんですが。5年分のブランクを埋めるのは生半可なものじゃありませんので、阪急バス画像庫の今後の更新については未定とします。



代わりと言っちゃなんですが、今回は社会人になってからのクルマ遍歴のお話でもしましょう。 隙有らば自分語りってね

改めて言うまでもなくクルマ好きのC-TURBO、社会人になったら当然愛車を持つ気でいました。んでもって当然のように乗り始めました。5年で2回乗り換え、既に3台目になっております。

・初代:トヨタ デュエット 1.3V 4WD(2000年式 M111A) (2016年4月~2017年9月)
5322号車(納車直後)
初めての愛車はこれ。よく間違われましたが、ラリースト大好きなストーリアX4ではなく1.3LのNAエンジンを載せた方です。しかもトヨタで売ってた方の。

元々祖母が16年間乗っていた車で、高齢で免許を返納することに伴い処分するとの話を聞いて既に地元ディーラーに引き取られた段階だったものの無理をお願いしまして、どうにか引き取ることができた次第。

900kgの軽量車体に1297ccながら110ps/7200rpmの高出力を発揮する名機K3-VE2を組み合わせ、しかも4WDで5速MTってんだから最初の1台にはこれ以上ない車種ですよ。就職して最初の1週間は研修が終わって帰宅したらそのまま毎日2時間ぐらい乗り回し、MTの乗り方を身体に徹底的に叩き込んだのもいい思い出です。
峠走りの練習から酷道腐道の走破から遠出から、いろんなところに駆り出しました。

5322号車(末期)
2016年の暮れには足回りを純正145/80R13からミラジーノ用ミニライトアルミ+155/65R14にインチアップし、パワステポンプの不具合も乗り越えて2017年7月には車検を通し、名古屋への旅行もこなしてくれました。

しかし2017年9月、リヤサスペンションのラテラルロッドが折損して走行不能に陥ります。四国の山奥で融雪剤を16年間浴び続けていたため、シャシー全体で腐食がかなり悪化していたのが原因でした。整備屋から「ラテラルロッドを修理したとしても次にシャシーのどこが壊れてもおかしくない状態」と診断されたため、泣く泣く修理を断念してそのまま引退となりました。

・2台目:スバル インプレッサアネシス 1.5i-L AWD(2010年式 GE3) (2017年11月~2019年12月)
5323号車(納車直後)
デュエットの修理断念を整備屋に伝えた翌日にインターネットで見つけ、その週末には現地へ見に行って即決したのがこれ。WRXじゃありません、ベースグレードの方です。

デュエットで峠から酷道腐道から走り回るのがクセになっていたため、デュエットと同じように「MT」「4WD」「NA」という条件で、かつあわよくばセダンでそんなに古くない車を、と思って探したら、これしか選択肢がなかったってのが正確なところ。もともとこの顔のインプレッサが好きでボクサーエンジンの車に乗ってみたかったのもあり、岐阜羽島の店まで行って実見してその場で契約書にサインして帰って来たのでした。

車格がいきなり3段階ぐらい上がったので、しばらくは借り物に乗っているような感覚でした。街乗りでは乗り心地良好、峠走りでも挙動は安定しており、また高速道路での長時間走行も全く苦にならず、セダンながらリヤシート全体がトランクスルーになって使い勝手も良しと、私の使い方によく合ったオールラウンダーな1台だったと思います。
2019年6月には千里→横浜→川崎→津田沼→富士→千里の1週間1500kmの旅をこなしてくれました。

5323号車(末期)
でも乗っているうちに低走行で内装はきれいだけど外装がボッソボソなのが分かってくるわ(八王子時代に放置期間があった疑惑あり)、電子スロットルの接点がおかしくなって警告灯が点くわ、エンジンは頑張ってるけど車体が重すぎて何かにつけ非力で燃費が悪いわで親近感や愛着と反比例するように扱いは雑になっていき、亀岡や川西で側面擦るわ向日でフロントバンパー裾を擦るわ宝塚でスプラッシュマウンテンするわ、しまいには知らん間にトランクフロア後端が地面にヒットして歪んでたというオチに()

2019年10月には車検を通したものの、その数週間後に運命の出会いがあり、2台持ちはどう計算しても金勘定が合わなかったことから、Twitterの相互フォローかつ面識のある方に売却してお別れとなりました。今は彼の元で同じようにシバかれているようですw

・3台目:日産 セドリック セダン200E GL(1981年式 E-430) (2019年12月~)
5324号車(納車直後)
で、その運命的な出会いだったのがこれ。西部警察やあぶない刑事でおなじみの430セドリック後期型セダンです。

小学生でその存在を初めて知ったときから一目惚れで、いつかは乗りたいと思い続けてはいましたよ。セダンはハードトップに比べてだんだん出物がなくなってきましたし、フロアMTともなると更に数は減るものの、それでもしばらく待てば出てくるレベル。だからアネシスを乗り続けるつもりで車検と修理に30万円も吹き飛ばしたわけで、この430も普通の5速フロアMTとかならまだ我慢していたでしょう。

でも我慢できなかったということは、つまり普通じゃなかったわけです。
・・・コラムMT、いわゆるベンコラ個体だったんです。

130や230ならまだしも、430だと自家用にはハードトップの方が多くなった世代です。ミッションもフロアATの割合が増えていった頃。逆にベンコラなんて自家用からは少なくなってだんだんタクシーぐらいでしか見られなくなったし、そのタクシーによく使われたスタンダードやデラックスなんて当然ながら今じゃまず出てきません。

そのベンコラが、しかもMTが、しかも自家用のGLというグレードで、出てきてしまったんです。個人的には後期型より前期型の方が好きだけど、そんなこと言ってる場合じゃねぇ。外装なんてパーツ換装でどうにでも化けるけど、ミッションはそう簡単に換装できるもんじゃない。

悩みました。大いに悩みました。決して安くはない値段です。せっかく買ってもデュエットのときみたいに足回りが修理不能の故障になったらどうしようとか、鉄板と電装の弱さに定評のある日産旧車だから次から次へと錆と電装系の故障が湧き出てきそうとか、不安なんて挙げればキリがありません。でも、子どもの頃から夢見ていた車でした。430セダンのベンコラMTなんてこれを逃したらきっと二度と手に入らないと思うと、どうしても諦めきれなかった。

Twitterで430セダンに乗っている方々に維持の経験談を教えていただいたり、デュエットのときにお世話になった整備屋に注意点をアドバイスしていただいたり、少しずつ外堀を埋めていき、ルビコン河を渡って名古屋まで行ってきました。
430の実車を見るのはほぼ初めてでしたが、外観全体から床下の隅々まで見せていただき思いのほか傷みが少ないことを確かめて、敷地内で試乗させていただきガタの類がないことも確かめて、ショップの社長さんに疑問をストレートにぶつけて今抱えている不具合なんかも教えていただいて、後ろでこの430への問い合わせの電話が鳴り止まない中で「商談中につき保留」の確約をとりつけ、更に得た情報を持ち帰って再び整備屋と相談して・・・

埋められる外堀を全て埋め尽くして、契約書がルビコン河を渡りました。それから待つこと1ヶ月半経ち、あこがれ続けた430セドリックが、名古屋まで見に行ったあのベンコラセダンが、車検を通し大阪ナンバーをつけた姿となって、この千里の地で私の手元にやって来たのです。

5324号車(現在)
納車後、懐の許す範囲でちょこまかと手を加え続けてきました。

購入時点でハンドルとホイールキャップはY30用のものがついていましたが、ホイールキャップは純正のステンレス爪鉄を手に入れて戻しました。ハンドルはY30用の方が小径で使い勝手がいいので、あえてそのままにしています。

また外装や内装、シャシーや電装系の予備品も1年かけて少しずつ買い集め、そのうちのいくつかは予防保全として順次交換しています。それでも2020年7月には エンジンが停止しかからなくなる故障に見舞われ、インジェクターが燃料を吹かない現象から水温センサーの故障による信号誤りが原因ということに辿り着く まで40日かかりましたけどね。

とにかくオイル交換すらできないズブの素人ゆえ、Twitterの相互フォローの方々に教えていただきながら知識と部品を蓄えて整備屋に整備をお願いしている状況で、これらの方々には頭が上がりません。部品の入手経路もだいたいヤフオクでたまにAmazonというあたり、インターネットって本当に偉大だわ。

現在はマイナートラブルこそ絶えないものの走行に支障のあるトラブルはなく、通勤やら買い出しやらドライブやらに遠慮なく駆り出し続けた結果、既に納車してから12000km以上走りました。旧車にやっていい使い方じゃないのは重々分かっているものの、他に車を持ってないんだからしょうがない。まぁ機械のコンディション維持の観点ではたまにしか動かさないよりもむしろこれぐらい使った方がいいらしいので、6ヶ月点検は欠かさず受け消耗品はこまめに交換し、労わるところは労わりながら乗り続け、どこまで維持できるかやってみようと思います。



430セドリックの予備品集めや部品交換がそろそろ一段落つきそうなので、目下次の課題は予備兼荷物運びに使えそうな車を4台目かつセカンドカーとして迎えて維持できるかというところですが、これはまだまだ先の話になりそうですねぇ。





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Last updated  2021.03.20 00:46:10
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