基本の食パン生地

基本の食パン生地

 我が家の朝食はいつもパン。主人がトースト好きなので、やはりシンプルなものが多いですね。このまま食パンコースで焼き上げるもよし、粉の一部を全粒粉やライ麦に変えるもよし、コーンやごまを混ぜ込むもよしと、意外に応用の利く生地です。ここではHBの食パン焼き上げコースを使って、手軽で失敗なく作れるように説明しました。




 <材料> 1斤分

強力粉 260g


ドライイースト 小さじ1


砂糖 大さじ2弱


スキムミルク 大さじ1


塩 4g


バター 13g


水 190cc



 <作り方>

①イースト以外の材料をすべてパンケースに入れ、食パンコースをスタートさせます。


水を入れる順番はそれぞれのHBの取説を参照してください。また、水の量についてはその時々の室温や湿度によってかなり変わってきますので、はじめは少な目の量を入れてから徐々に様子をみながら足していくことをお勧めします。
 私の住んでいる札幌では、暖房を使う冬場にはかなり湿度が低くなります。上記の粉の量で、多い時には210cc以上の水分量に鳴ることもありました。また夏場には湿度は高くなりますから、初めからレシピ通りの量を入れてしまって生地がドロドロになってしまうこともありますので、十分に気をつけてください。

②約20分後にイーストが投入されますので、その間に生地の水分量の調節を済ませ、生地の硬さもチェックしておきます。生地の硬さをチェックするのは、次回に備えるためです。


 また、パンケースに材料を入れた後、すぐにイーストを投入口に入れないほうがいいと思います。水や粉を足したり生地の硬さをチェックしたりの作業で蓋を開けたり閉めたりする時に、中のイーストがこぼれてしまう事もあるからです。出来れば蓋を開けている時間を5分ほどで抑え、蓋を閉めてからイーストを入れるのが安心です。あまり開けっ放しにしておくと、生地の温度も下がってしまいます。

③スイッチを入れてから4時間ほどで焼き上がりのブザーが鳴ります。皮の焼き色や硬さには好みがありますので、もう少し早く取り出すと比較的薄めの皮になります。焼き上がり10分前に蓋を開けて除いてみましょう。


④厚手のミトンを両手にはめ、取り出したパンケースの側面を2度くらいずつバンバンたたきます。こうしてショックを与えてからパンを取り出すと、やわらかめの生地でも腰折れを防ぐことが出来ます。


⑤ケーキクーラーなどの金網の上で冷ますと、外側がカリッと保たれます。ほんのりぬくもりが残っているうちにポリ袋などに入れると、皮がしっとりソフトに成ります。




東芝のHB(縦長1.5斤用)


①食パンを焼く時は、上記のナショナルでのレシピより水をやや少なめ、ドライイーストをやや多めに入れています。


②入れる順番は、粉以外のものと水分を先に、次いで粉、最後にイーストです。


イーストをはじめからセットせずに、こねが始まってから3~5分ほどしてから振り入れると、同じ量でもパンがよりふっくらと仕上がります。東芝意外でも、イースト投入口の付いていないHBでは、この方法で同じようにふっくら焼きあがるようです。

③スイッチを入れてから3時間半で焼き上がりです。


卵や砂糖の多い生地では焼き色が濃い目に付いてしまいますから、仕上がりの焼き色を好みで調節します。

④上と同様に、ショックを与えてからパンを取り出します。


ナショナルに比べて皮の薄めな仕上がりです。


トーストの楽しみ方

 焼きたてのパンは、スライスしてただトーストするだけでもおいしいもの。でも、時には違った食べ方でも楽しんでみましょう。ここでは私のお気に入りをご紹介。

☆ミルキー・アップル


①縦四つ割りにして皮と芯を取ったりんごを、3mmほどの薄切りにしてバター少々でいためます。


②パンをカリッとトーストし、炒めたりんごを並べて上からコンデンスミルクをとろりとかけていただきます。甘酸っぱくておいし~い。



☆ハニー・チーズ


①スライスしたパンにとろけるチーズをたっぷり乗せ、糸をひいてジュクジュクするまでトーストします。


②熱々のうちに蜂蜜をたら~っと垂らしていただきます。だまされたと思ってやってみて。



☆バナナトースト


①パンをカリッとトーストし、バターをたっぷり塗ります。


②薄くスライスしたバナナを並べて、即いただきます。冷たいバナナにバターがしっとりとからんで、バリバリのトーストとぴったりマッチします。




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