栗栗コーヒーパン

栗栗コーヒーパン

 ほろ苦いコーヒー風味の生地に甘栗をたっぷり入れて焼き上げました。翌日に食べるのがお勧め。酵母独特のもっちり感が取れ、中の甘栗もしっとりしてかむほどにおいしさが広がります。




 <材料> ブリオッシュ型10個分

強力粉 260g


インスタントコーヒー 大さじ1


蜂蜜 大さじ2


スキムミルク 大さじ2


塩 小さじ2分の1


バター 15g


生種(ぶどう種) 大さじ2


水 110cc



甘栗 19粒



 <作り方>

①ボールにぬるま湯を入れて生種を溶き、蜂蜜も加えて混ぜます。


②ここに粉の半量ほどを加えてざっと混ぜ、残りの粉もインスタントコーヒー、スキムミルクを混ぜ合わせてから加えます。


③全体を混ぜてから塩も加え、よくこね合わせます。


④バターを練り込んでなめらかに仕上げます。


生地をこね始める前に、バターを耐熱容器に入れてレンジで扱いやすいようにやわらげておきます。今回は型に入れるので、少しやわらかめの生地に仕上げました。

⑤甘栗を半分に切り、ひとつかみずつ生地に混ぜ込みます。


バターを練り込んでから甘栗の準備をします。栗を切っている間に生地が休まるので、混ぜ込みやすくなって生地への負担も軽くなるようです。栗の混ぜ込みについては《クグロフ》を参照してください。

⑥ボールの中で丸くまとめ、ラップをかけて1次発酵させます。


今回は前の夜にこねて一晩かけて発酵させました。室温が高ければそのまま、低ければ発泡スチロールに密封して置きます。

⑦2倍以上になったら取り出して10分割し、丸めてベンチタイムをとります。


膨らんだ生地の上面が平らになっていれば発酵終了。栗をよけながら分割します。分割した生地に対する栗の割合が違うと、2次発酵、焼成で大きさがどんどん変わってきます。栗が少なければ膨らみやすくなるので、それをうまく利用して大きさの調節をしてもいいと思います。

⑧きれいに丸めて型に入れ、倍近くになるまで2次発酵させます。


ひとまわり膨らんだらベンチタイム終了としています。軽く丸め直してバターを塗ったブリオッシュ型に入れ、天板に並べて2次発酵させます。オーブンに入れる時点で1.8倍になっているのが理想。頃合を見計らってオーブン予熱をします。

⑨予熱をして冷ましたオーブンに入れ、130度からじわじわ温度を上げながら焼きます。


100度くらいに冷めたオーブンに霧を吹いた天板を入れ、130度から焼き始めます。4分ほど焼いたら160度に上げて8~12分、最後に180度に上げてたたくと軽い音がするまで5分くらい焼きます。

 コーヒーのほろ苦さが酵母と合わさって奥深い味になりました。甘いほうがお好みなら、甘栗を甘露煮の栗に代えても。


 火が通りにくいので、160度に上げてからじっくり焼くのがお勧め。軽く仕上がらなければ、型から抜いて180度くらいで2度焼きします。


 焼き立てはもっちりとしてイマイチの食感ですが、翌日からはしっとりとしておいしくなります。3日目以降はだんだん硬くなりますが、なぜかかみしめて食べたくなります。トースターで温める気がしないのが不思議です。



栗栗コーヒーパン
 ◎2003年6月5日製作


© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: