confuoco Dalnara

清渓川


(素敵な宇宙船地球号「ソウル」)
露天商がひしめく街角を見下ろす高架道路は
かつて清渓川を埋め立てて作ったそうだ。
現在は高架を徐々に解体し
李朝時代からある石橋・広通橋と水標橋が姿を現しつつあるそうだ。
橋には石の文人も彫ってあって感嘆した。
はやくあの橋を渡りたいと、わくわくしている。

まるで兵馬俑が姿を現す時のように
むかしの石橋が掘り出されていたから。
韓服姿の人々が行き交うゆったりとした空気が幻になって浮かぶような
いにしえの橋だった。

清渓川を復元することにより
風が川の上を流れるという。
1995年夏から景福宮にあった総督府を解体し
光化門から北方を望めば
さえぎるものはなにもなく北漢山と向き合うことができるようになった。
堰きとめられていた風がふたたび南北に流れるようになった。
今度は清渓川の上を、都を東西に風が流れるだろう。
風水でいったら良い気が流れることになるのだろうか。
ソウルを縦横無尽、東西南北に風が流れるかと思うと
とても楽しい気分になる。

追記。
Scrap and Buildといっては
開発に重きがある現代社会だけれど
清渓川についてはBuild(Built) and Scrap。
Buildされた道路をScrapに向ける発想が新鮮に思えた。
道路が開発されてから長い年月がたっているので
その道路をとりかこんで開発され発展してきた都市や街の状況を考えると
Scrapを実行するまでは困難だったろうなぁと思った。でも、思いきりが良い!
ソウル市長は前は建設会社の優秀な社長だったそうだ。

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