confuoco Dalnara

mannequin


週1回、5分もない短いドラマの8歳の主人公マイキー。
実物はほんとうに小さかった。
ホット・ホワイトチョコレート・ドリンクは甘いホット・ミルクの味だった、う~む。

ドラマの登場人物は全員マネキン、西洋顔。
まじまじと近くで顔を見ると、トレイシー先生はばっちり化粧して付け睫毛もしている。
マネキンは貸し出されるとき化粧されるそうだけど
どんな化粧品をつかっているのかなぁ。グロス塗ったような艶やかな唇、絶対色落ちしないタイプをつかっている。

監督が京都出身で、ドラマの撮影は京都の住宅街でしているって。
そしてマネキンの会社は京都に多いそうだ。
島津製作所も4、50年前はマネキン製造をしていた。

日本ではリアルな日本人顔したマネキンも完璧な西洋顔も敬遠されている。
理由の一つは、伝統的に人の顔を直視しない文化だから、という。

ポーラ文化研究所が日本、中国、韓国の学生に
各国の学生の顔写真を見せ
自分と同じ国の学生の顔を識別できるかどうか調査した。
日本の学生は日本人の顔を正確に区別できない傾向にあったという。

源氏物語の時代から
相手の顔をはっきり識別しなくても...、声だけ...とか
相手の顔を直視しなくても...という文化がつづいているのかもしれない。
人の顔をあまり見ないで来ると
「顔型録」「顔見本帳」データをインプットしないことが多くて
自分の国の人の顔を区別しにくくなったということ?

韓国の人に会ったり韓国を歩いていて
この貌、面立ちは日本のものとは違う、となるとData input。
韓国の顔データが少しづつ増えていって
しだいに顔を見たら日本人か韓国人か中国人か
区別できるようになっていったものなぁ。

能面のような顔、といったら無表情のこと。
中世には感情がほとんど表れていないように見える能の舞台芸術が発展した。
能面をかすかに下に向け
手のひらでおおって首をそっと横にふれば、それだけで悲しみ泣いている状態を表現できる。
マネキンも記憶にのこらない国籍不明の顔。
最近はCGでつくった、ぼんやりと特徴のない顔のキャラクターもCMなどで見かけるようになった。
平均的な顔、国籍不明の顔。そのほうが国境を超えて認知されやすいのかもしれないけど。

韓国の人の顔をなんとなく識別できているのは
DNAのせいだから、DNAが記憶しているからって言っていたけど
文化の違いも背景にありそう...。


Copyright 2003-2004-2007 Dalnara, confuoco All rights reserved.


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: