撥ね万直撃! #01 2004.10.17 |
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★それまで競馬場には何度も足を運んでいたが、予想をして、馬券を買ってレースを見たのはこの菊花賞が初めてである。いわば、記念すべき馬券のデビュー戦。この日を皮切りに競馬にのめり込み、気がつけばデビュー14年目を迎えようとしている。もちろんこれだけ長く続けていれば少しはいいこともあった(2001年安田記念の12万馬券▲-◎的中など)が、トータルでは圧倒的にマイナス。もはや中堅の域に達してきているというのに、勝てる馬券術を編み出せていないのは情けない限りである。とはいえ競馬は死ぬまで続ける一生の趣味。どうせなら、「勝てるドロドロ親父」を目指したいものだ。★当時は印を打つなんて概念は毛頭無く、単に強そうな馬をピックアップしていただけに過ぎなかった(翌年から既に印を打つようになっているのだが)。ここに載せた印は14年前を思い出して打った、「半分」架空の印であることをお許しいただきたい。 |
レース回顧 |
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★レースはあいにくの雨だったが、もちろん観戦はゴール前。雨に濡れながらも大興奮だったのを覚えている。ただ、今のように「差せこらあ~っ!」や「そのままじゃあああっ!!」などと叫び喚き、ということはなく(当然か)、ドキドキしながら、馬たちが目の前を通り過ぎるのを確認するために、大人たちに紛れて必死にピョンピョンと飛び跳ねていた。そしてもう何が何だかわからないまま、ゴール!の瞬間を迎えたわけだが、なぜか「当たってる」ことはわかったらしい(どういう思考回路でそうなったのかは思い出せないが)。初めて買った馬券が当たる。そうなれば興奮が昇華し、衝撃として頭の上からつま先までズバーンと駆け抜けていくのは当然のことで、このマックの菊花賞を起点に競馬人生が始まったのも必然と言えよう。さらに、この年のジャパンカップ(ベタールースンアップ、オード、カコイーシーズの壮絶な叩き合い)で「スポーツ」としての魅力を覚え、有馬記念(オグリキャップのラストラン)で「ドラマ」「ロマン」という素晴らしい要素を知ったことにより、わずか2ヶ月にして競馬は私の中で他の追随を許さぬ確固たる地位を築き上げたのである。 |