不思議の国・四国歩き遍路

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柊(ひいらぎ)

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2007年11月18日
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カテゴリ: お遍路
かなり体力を消耗しながらも、やっと国道へたどり着き南へ向かいます。
PM2:00ニュー佐賀温泉の前の遍路小屋まで来ました。


立派な遍路小屋の中には大師像まで安置されてあって、佐賀温泉従業員一同と書いてあります。
従業員さんたちで出資してこの小屋を建てられたのかも。


1113佐賀温泉へんろ小屋.jpg


ちなみにこの小屋の中にチラシが置いてあって、それによると大部屋・素泊まりで2500円だそうです。
温泉・洗濯機・冷暖房完備!
ちょっと泊まりたくなりました・・・でも、まだ歩けそうなので荷物を背負って出発。


1113身代地蔵.jpg


↑国道沿いに出会った『身代地蔵』無事に歩けますように、また祈願。



佐賀町の国道は山に挟まれているせいか、日中でも陽の翳っているような気がしました。
だんだん時間は押し迫ってくるなか、PM3:30に土佐くろしお鉄道『伊与喜』駅に到着。
本日は入野で宿泊の予約をしていたのだけど、午前中のダメージを受けての、あと20k歩くのは到底無理。
私の主義には反するけれど、身体のことを思い潔く土佐くろしお鉄道に乗ることにしました。
ちょうど20分後に電車が通るという良いタイミングです。


1113伊与喜時刻表.jpg


無人駅ではあるけれど、公衆電話と公衆簡易トイレも近くにあって救われる思いです。
ちょうどそこへ白バイが停まったので、「お巡りさ~ん」と駆け寄ります。
「山の中でお財布拾ったので預けていいですか?」
すると若い警官は「私は交通課やき、拾得物の書類がないがですよ。預かれんですよ。」と言い張る。
「え~、交番がどこにあるかも知らないし、早く届けたいんですけど」と言うと、警官はこの先も交番は必ずあるし、こういう事情(お遍路中)なので拾得物を持ち歩いていても咎められたりしないから、と言う。
この財布を拾うためだけにあんな山の中まで迷い込んで、もう縁を切りたいと思っていたのに。
やっぱり自分で届けないといけないんだと、使命感が湧いてきました。


1113伊与喜看板.jpg



PM3:50電車がやってきました、白旗を振って迎える気分。
テンションが下がりっぱなしです。
一両編成の電車に乗り込むと、驚いたことにお遍路さんが2人ほどいました。
歩いてるときは誰一人としてお遍路さんを見かけなかったのに、電車の中に居るなんて。

佐賀公園~白浜~ありいがわ・・・と海沿いの景色の良い道が目の前を過ぎてゆきます。
伊与喜~入野までの約20kを電車で移動になったけど、ここは別の機会にリベンジするぞと心に誓いました。

PM4:20土佐入野駅、やっぱり早い!文明の利器はすごい。
460円でこんなに便利な思いができるなんて、有り難いことです。
入野のゲストハウス(素泊民宿)の場所を確認せずに来てしまったことを後悔しながらも、まずは交番にいかなくては、と遍路地図にある交番マークを目指します。
財布を届けてから、ついでにゲストハウスの場所を尋ねればいいし。



国道56号線をヘロヘロ歩いていたら、なんと目の前にゲストハウスが現れました!ラッキー♪



1114メキシコ外観.jpg



引き戸を開けて中に入ると、ちょうど奥さんらしき若い女性が居ました。
交番へ行く用があるというと「車で送りましょう」と嬉しい言葉。
車の中で話をすれば、ここのご夫婦は子供連れで大阪からの移住組。
1階でBARをやり、サーファー向けゲストハウスも併設して営業中です。
ドミトリー(相部屋・素泊)なら1人1500円で泊まれます。
私が泊まった日は、運良く宿泊客が1人だったので個室同然でした。

交番で拾得物の届出をし、おまわりさんに「一人で山の中に入らないほうがいいですよ」と釘をさされ、やっとお財布とおさらばすることができました。
若奥さんの車で戻り、部屋に案内され一息つく。
通称ピンクのお部屋・・・個性的です。
エアコンは完備、TVはありません。本当に寝るだけの部屋です。
洗濯代は100円でしたが、お客さんが一人だったので若奥さんが洗濯、軽く乾燥して干しまでくれてました。



1113メキシコピンクの部屋.jpg




若奥さんの言うには、ここのご主人のBARにもカレーはあるが、とっても辛いのでお遍路さんにはおすすめしないそうです。
近所には居酒屋とお好み焼き店もあるけど、スーパーサンシャインというのが近くにあって「17時半以降はお惣菜類が値引きになってお得なんですよ」という耳より情報をもらいました。
ちょうどPM5:30なので、さっそく買い出しにスーパーへ。
お寿司とカップのスープパスタ、オレンジジュース、チロルチョコ10連結などを買って帰りました。

スープパスタのお湯を頼むと、1階のBARでご主人が沸かしてくれるというのですが、ヤカンがないみたいでお鍋でお湯を沸かしてました(笑)
「お湯が沸きました~」と1年生くらいの男の子が呼びに来てくれたので、チロルチョコ10連結をあげたら「お父さ~ん、お客さんにチョコレートもらったぁ~~~」と叫びながら見せにいく。
そんなアットホームなお宿です。

風呂に入ると、擦り傷や打ち身になっていてお湯がしみる~。
若奥さんに裁縫セットを借りてズボンのかぎ裂きを繕って、ピンクのお部屋で就寝。
今日の失敗は、一晩寝てリセットしよう。
明日はまた新しい一日が始まるのだから・・・・・。




【歩行距離・時間】   計:17.0k+山中で彷徨αk  通算16日目

37番:岩本寺    ~ 大観峰看板   5.0k:45分
五在所山登山口   ~ 山頂      2.0k:1時間
市野瀬集落     ~ 伊与喜駅    10.0k:2時間30分 






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Last updated  2007年11月23日 21時52分01秒
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ムリしないことが1番。  
四国を歩く  さん
そうそう、なんたってムリはいけません。
山で迷ったし体力消耗したんだから、歩くことだけに拘らず臨機応変にね。
やっぱ、交番に行かれたのですね。
ドミトリーで、他の人がいなかったので落ち着けたでしょうね。
私は個室でないと眠れないので、相部屋はムリかな。

(2007年11月18日 23時02分56秒)

Re:ムリしないことが1番。(11/18)  
四国を歩くさん
もう充分山中を歩いたので、電車で移動もやむをえないかと・・・。
電車で移動した20kは、いつか歩きなおせばいいことだしね。
おかげで暗くなる前に宿に入れましたよ。
やはり無理しないことが1番ですね。

お財布、早く持ち主の元に帰って欲しいです。

(2007年11月19日 20時23分42秒)

Re:足摺への道、土佐くろしお鉄道で入野まで(11月13日)通算16日目(11/18)  
あぁそこまでしてお財布を交番に届けようとする柊さんはエライ!です。

なかなか良いゲストハウスじゃないですかー。
1500円って・・やすっ! (2007年11月24日 21時50分34秒)

Re[1]:足摺への道、土佐くろしお鉄道で入野まで(11月13日)通算16日目(11/18)  
アルカポーねさん
財布を拾うためだけに山に入ったようなものなので、最後は使命感にかられ駐在所へ・・・。
白装束ですよ、お遍路の格好のまま(笑)

>なかなか良いゲストハウスじゃないですかー。

ここのご主人も色黒のサーファーで・・・。
入野で波乗りしたい時は、是非泊まってみてください。
食事は出ないけど1階のBARもいい感じでしたよ。
(2007年11月24日 23時51分12秒)

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