☆.。.:*・゚ Cooral Reef ☆.。.:*・゚

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第10話




「あのね、さっき会社から電話があって今、取り組んでいた仕事が成功したの
 このままいけば会社も並以上の成績が得られる。そのためには私たち引っ越さなきゃ
ならないの…それで…ひかりちゃんには悪いんだけど…」
おばさんは一度話をやめ言いにくそうに話を始めようとした。
けど、もう私にはおばさんが何を言おうとしているのかがわかった。
「いわなくていいです…」
私がいうとぱっとこっちを見る。
「すごいじゃないですか、もうすぐでおばさんの会社いい成績が得られるんでしょ」
「ええ、まぁ」
「私、明日の朝、帰ります。ここにいたら迷惑になるし…短い間でしたけどありがとうございます。
おばさんもがんばってください」
私がそう言い終わるとおばさんは「ごめんね」そういって部屋を出て行った。
もう、ここにはいられない…
そのことが私の中をぐるぐる回る
『そして』
「ホント、パーティーに誘っていただいてありがとうございます。
 おばさんや智也君に会えて本当によかったです。」
「こちらこそごめんね。」
「いいえ、でわ、さようなら」
私はおばさんにあいさつをして玄関の扉を開く
おばさんは外まで見送りに来てくれた。
智也はというと…私が今日、帰ること秘密にしておいてほしいとおばさんに頼んだ。
私はもう一度おばさんにおじぎをして駅へと歩いていく
昨日、智也と歩いた道…
私はゆっくり歩く。
また何も伝えられないまま終わるんだ…
そう思うと悲しくなる。
せっかく逢えたのに
約束守れなかった…
駅に着いた電車がくるまであと5分
智也は今頃、部活だろう
試合も近いみたいだし。
「ハァー」
『まもなく神名駅行きの列車が到着いたします。黄色い線よりさがってお待ち下さい』
ホームのお知らせの放送
あと1・2分で電車が来る
たのしかったなぁー本当に…
クリスマスの夜、10年ぶりに智也に会って
正直驚いた。
小さい頃は私とかわらなかった背
今では何倍も大きくて
声もすごく低くて
はっきりいえば
カッコ良かった。
もう一度会いたいな…
『ドアが閉まります』
『ガタンガタン…ガタンガタン』
電車が出発した
私は少し寝る事にした。
『ひかり…ひかり…またいつか逢いに行くからそれまでまってて…ひかり約束な』
はっと気が付く外はまっくらもうそろそろ到着する。
さっきの夢はなんだったんだろう
なんだか智也がいたみたいだ
それから月日はなれ
「ひかり―早く起きなさぁーい」
「うん…」
私、水島ひかり、今日、高校3年生になりました。
あれから3年私はなぜかあのときの夢が気になって
また智也のことを待っている。
で、今日は始業式
「いってきまぁす」
「早くしないと遅刻だよ」
『ぶわぁー』
「キャ…キレー桜だ」
「え…うそ」
桜の花びらが舞い散る中そこに立っていたのは
「智也…」
「久しぶり…ひかり」
「どうして…ここに」
「家のつごうでこっちに引っ越してきたんだ…これからはずっとここにいれる
それでさ…伝えたい事があって…好きだよ…」
桜が散る頃、私はまたあなたに会えた。
これからはずっと一緒だよ。
あの頃とは違うまた新たなスタートで
「私もずっと好きだった…」

END


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