松毬の丘で。

誘惑との戦い


始まりましたが、とっても不謹慎だと思いつつ、私の、ついして
しまっていた事がありました。

それは…周りを見回すこと。
せっかく行っても、検査に出ていたりと、待ち時間があることが多かったのでした。だからと言って、見回してよわけはない。
勿論、ガラスケースにへばりつくような馬鹿な真似はしたことないですけども。

ごめんなさい!本当に謝りたいです。
自分がもし、同じ立場だったら、絶対嫌だ!と思うのに、
ついつい、ネームタグに付いた、週数と出産時のグラム数を
盗み見てしまう私…その目線の先には、懸命に全身で呼吸をしている、
小さな赤ちゃんがいます。
すぐ反省して、別の場所に視線を移す私。

その先には、生理用ナプキンを、ハサミで切って、計りで重さを確認する
看護師さん。
かなり小さなオムツもあるものの、既製品では大きすぎる赤ちゃんもいて、
ナプキンを改造して専用オムツを作るわけです。
で、なんで一々重さを確認するのか。
後から、重さを量って、尿がどれだけ出ているか、確認するわけです。
腎臓の働きは、とっても重要ですからね。

なんてことを考えているうちに、娘が帰ってきたり。
なかなか、点滴が取れなくて、心配したりしてました。

そして、中には、異様に大きな子供さんも居たり…
もしかすると、ずっとここで育っているのかもしれません。
でも、一度も動いた所を観た事はありませんでした。

しかし、1ヶ月しか居なかった私は、ほぼ「お客様」な感じで…
思い返すと、あっという間だったはずなのですが、
NICUに入る度に、繰り返される薬剤消毒と、その後の育児でも洗い物の膨大さで、
しばらく「指紋のない指」で過ごす事になるのでした。

で、未だに手の指は、油分(物を掴む時に大事)が足りないです。


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