雑記~愛息と過ごす日々の戯れ言~

雑記~愛息と過ごす日々の戯れ言~

10月27日(月)

昨日のこと

受精できないとか、分割しない、ということは予想がついた。
まさか、卵がとれないとは思わなかったので、ショックだった。
私には、みっくんがいるのだし、駄目でもともと、というつもりで始めたのに、こんなに気落ちするとは。

今回、良かった点もふたつある。

ひとつは、日曜日に採卵になったこと。
夫の仕事が異常に忙しく、
「平日なら、休みが取れないから、最低の時間しかつきあえない」
と言っていたが一日一緒にいられた。

もうひとつは、採卵して、その後受精がうまくいかなかったとしても、
採卵費用23万円プラス顕微授精8万円の費用がかかるところ、
卵がとれなかったため、4万円という支払額になった。
(なーんて、慰めてみたところで、卵が採れた方がいいに決まっているのだが。)

「今回だめだったら、ディズニーランドの年間パスポートを買って、残りの20周年イベントに全部参加しようっと♪」
採卵前にはそんなことを言って、強がっていた私。

だけど、やっぱり、最後の挑戦がこんな形で終わってしまったら
『できるだけのことをした』とはいえない。

先生は勧めなかったけど、自分の気持ちのために、あと3ヶ月、卵の質を良くする治療に賭けてみたい。
と、今は思ってる。


時間がたつにつれ、採卵の失敗が、実感になってきて、落ち込んだ。
ふとした拍子に、涙がこぼれる。
お腹も痛い。
「赤ちゃん、欲しかったな」声に出してみた。
「みっくんがいてくれるのに、欲張ったのがいけないのかな」

赤ちゃんができないのは、精子が少ないからで、受精さえすれば、きっとまたできる。
そんな風に思い込んでいたのかもしれない。
自分では、顔(目じりなど)にしわもなく、白髪もないから、若く見えるほうだと思っていた。
体は、年相応か、それ以上に老いていたと、思い知らされた。
卵子がだめ、と聞いて、こんなにショックだとは、自分でも予想できなかった。
ふがいなくて、悔しくて、嗚咽になった。
思いっきり泣いてやる、と、わあわあ、えんえん泣いた。

泣いている私を不思議そうに見ているみっくん。
「いいこいいこしてくれる?}
「いいこ、いいこ」
小さな手で、私の頭をなでてくれた。
「大好き、ぎゅーっ、して?」
「ぎゅーっ」

みっくんがいてくれて良かった。


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