EPISODE 0 ―夜明け―




「うっ、う~ん・・・」
起き抜けの朝だった。まだ思考回路が正常に動かない私の目の前に見知らぬ光景が飛び込んできた。
「あれ?ここはどこだ?」
暫く私の鈍った思考回路が考える力を削いでいく・・・
「あぁ・・・昨夜、皆で旅をしてそのまま眠ったのか・・・」
昨夜、総勢6パーティ36名にも及ぶカイヌゥスへの旅。長くそして険しい道のり。しかし、どの冒険者も疲れを見せずただひたすら目的地へと足を運ぶ。私もその中の一人だった。
冒険を成し遂げたつわもの達と崖で今回の冒険を振り返りながら杯を交わし、眼下に聳える(そびえる)雲海を見ながら夜中まで騒いでいた・・・
いつの間にか私は宴の楽しさと旅の疲れだろうか眠りこけていた。
気が付くとそこには私一人が昨夜の崖に佇んでいた。
「もう、朝になっていたんだ・・・」



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