EPISODE 4 ―もう一人の冒険者―



「やぁ!元気?」
どこからとも無く声が聞こえる。聴覚からではない、脳に直接声が響く。この世界で言う《内緒》と言う会話手段らしい。
しかし、この声の主がいつもと声色が違うのに気が付くのに時間は掛からなかった。
「あれ?君は・・・」
彼の名は+Lloyd+、マジシャンだ。しかし、私の知っている彼はパラディンの-Lloyd-。
彼曰く
「もう一人の人格をこの世に誕生させたんだ。」
成る程、彼は彼なりにこの世界を堪能しているようだ。
マジシャンの彼はまだ銀装備、まだまだ駆け出しの部類に入る。そんな彼がシティス=テラにいるとの連絡が入った。私達一行が中央広場にいるのを偶然発見し、私に連絡をくれたのだろう。気が付くと私の傍に彼が来ていた。
「こんにちわ~」
彼が皆に挨拶をして、皆が挨拶をする。
「何をしてるの?」
彼が尋ねる
「今、そこにいる若いパラディンさんをターラの村まで護衛しながら連れていってあげるんだよ」
私がそのパラディンの彼を紹介する。
「僕もターラに連れていってくれない?」
皆、断る理由がないので、彼をパーティに誘った。
そして、このメンバーでターラに向かう事となった・・・



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