5月28日(水)
再度確認のため病院へ。エコー写真を撮ると、もうおなかの中にベビたんはいませんでした。
「やっぱりな・・・」
もうおなかにベビたんがいないとわかると心にぽっかり穴があいたようで、涙も出ませんでした。
流産にも色々な種類がありますが、おかーたんは「進行流産」これにも「完全流産」と「不全流産」の2種類がある。
完全流産だと出血と共にすべて出てしまうので手術の必要がなく、不全だと子宮内をきれいにする除去手術を受けなくてはならないらしい。おかーたんの場合「不全流産」でした。出血と生理痛のひどい版のような腹痛と腰痛が続いていたので予想はしていましたが・・・
おかーたんは早く次の妊娠を望んでいたので
「手術じゃなくて薬で出すことはできませんか?」
と尋ねましたが
「それはできません。次の妊娠のためにもちゃんときれいにしたほうがいいです」
と先生に言われ同意。
(これは病院の方針によっても違うようです)
そしてここの病院だと、経産婦は日帰り手術でOKとのこと。 不幸中の幸いだ。
パパが休みの週末に手術希望でしたが、先生が
「手術しないとずっとその腹痛が続くよ。少しでも早いほうがいいからできるなら明日にでも」
とおっしゃるので駐車場にいるパパに相談。
パパが職場へ電話をすると
「もちろん休んでください。しばらく奥さんのそばにいてあげてください」
とのありがたい言葉をちょうだいし、翌日手術に決まる。
手術の日取りが決まるととてもホッとした気分になった。
その後、廊下の隅の方で看護師さんから手術についての説明を受ける。とても心配しながら優しく説明してくれたが、この時にはもう妙に冷静な自分がいた。
手術開始時間 朝8:15~。個人病院なので一般診察の前に終わらせるのだろう。
前日の21時から絶飲食。
顔色が分かるように化粧はしてこない 等々に加え
「お子様がいらっしゃる方はお連れにならないでください」
「付添1名お願いします」
とのこと。
「付添って何ですか??」
と尋ねると「麻酔が醒めきる前にベッドから起きあがって転落する危険があるからなんです」
とのこと。なるほど。
「子供をパパに預けると、付き添いがいないんですけど・・・」
と相談すると、「手をベッドに拘束することを許可してもらえれば付添なしでも大丈夫です」
とのことだったので同意のサインをした。
拘束のことを事前に説明してくれた事で「この病院はちゃんとした病院なんだなー」と感じ、翌日の手術への不安も軽減した。