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アメリカ映画「シンデレラ」。2015年公開。シャルル・ペローの童話「シンデレラ」のディズニーによる実写映画。遠い昔、ある裕福な家庭に女の赤ちゃんが生まれました。エラと名付けられたその赤ちゃんは、両親の愛情を一心に受けて、美しく聡明で優しい娘に成長しました。しかし、母(ヘイリー・アトウエル)が病で亡くなると、父(ベン・チャップリン)は、2人の娘を連れた新しい妻(ケイト・ブランシェット)を迎えます。父親が仕事で旅立つと、継母は、エラ(リリー・ジェームズ)の部屋に自分の娘を住まわせ、エラを屋根裏部屋に追いやります。そして、父親が旅先で亡くなると、継母はエラを召使として、朝から晩まで掃除、洗濯、食事の支度…などでこき使います。冬になると屋根裏部屋はとても寒くなり、エラは、暖炉のそばで寝ていたので、目覚めると灰まみれでした。それで、継母や義理の姉たちから、シンデレラ(灰かぶりのエラ)と呼ばれるのです。そんな辛さから泣きながら馬に乗って屋敷を飛び出したエラ。森をさまよっていると、猟師だというキッド(リチャード・マッテン)という若者に出会います。が、実はキッドは従者と鹿狩りに来ていたこの国の王子でした。わずかな出会いでしたが、2人はお互いに惹かれあうものを感じます。キッドは、城に戻ると病床につく国王から、早く結婚相手を探すようにせかされます。エラを忘れられないキッドは、エラを探し出すために、国中の若い娘を招待するという盛大な舞踏会を開くことにします。当然、エラの家にも招待状が届き、キッドが城付きの猟師だと言っていたので、城に行けば会えるかもしれないと、亡き母のドレスを仕立て直すのです。しかし、舞踏会に行かせまいとする継母によって、ドレスは無惨にも破られてしまいました。悲しみに暮れていると、そこに1人の老婆が現れます。しかし、それは、亡くなった母がよく話していた妖精フェアリー・ゴットマザー(ヘレナ・ボナム=カーター)でした。そして、彼女はエラのために、馬車、白馬、御者、従者、美しい青いドレス、そしてガラスの靴を用意してくれるのです。城に出かけたエラは、猟師だと思っていたキッドが王子だったことに驚きますが、2人は改めてお互いの心を確かめ合うです、が…。エラの事を聴こうとした途端、12時、魔法の切れる時です。エラは、慌ててガラスの靴を残して城を去ります。そして、王子は国中を探してエラを見つけ出して、盛大な結婚式を挙げて、良い王と王妃になりました。と、童話で読んだ通りの内容でしたが、実写で見るとリアリティがありますね。エラの暮らす国は、北欧のような感じで冬の気配が過酷だったこと、そして、エラは、馬で駆け巡ったりして、童話のイメージより、ずつと逞しくポジティブな女性のように感じました。
2024.06.03
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映画「スーパーの女」。1996年公開。おかっぱ頭のスーパー大好き主婦・井上花子(宮本信子)は、あるスーパーで小学校時代の幼馴染・小林五郎(津川雅彦)とバッタリ再会。そして五郎に連れていかれたスーパー「正直屋」で、そのスーパーのダメ出しを思い切りするのですが、実は、そこは五郎が経営するスーパーでした。五郎は、主婦の立場からスーパーを改善してほしいと花子に入社を勧め、花子はレジ係として勤務し始めます。職人気質の人たちがいる鮮魚部や精肉部と対立しながらも、実績をあげ、副店長に昇進。スーパーの売り場や作業場の改善を進め、買い物客ばかりでなく、「正直屋」で働くパートの人たちも楽しく働ける職場へと変えてゆきます。実際にスーパーで行われていたかもしれない変色した肉を赤い蛍光灯でごまかす、売れ残りの商品をパックし直して新しい日付で売る、輸入肉を和牛として売る前日の売れ残った総菜を翌日の弁当に入れる……なんて。映画の中のスーパーでは、こんなことが当たり前に行われていて、花子はそれらを改善してゆくのです。牛肉の産地偽装事件とか、食品偽装とかが大きく問題になった時期があったと思いましたが、この映画はその問題が実際にクローズアップされる数年前に、この問題を取り上げていたそうです。この映画の影響でされたスーパーマーケットもあったとか。最後は、なぜか精肉部のチーフが不正に持ち出した肉を取り戻そうと、派手なカーチェイス。アクション映画の要素もあって、さすが、伊丹十三監督作品。面白く楽しめる映画でした。
2024.05.28
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映画「夜明けまでバス停で」。2022年公開。2020年に渋谷で起きたホームレス殺人事件に着想をえた作品だそうで、また、タイムリーにコロナ禍も描かれています。2020年11月の深夜、バス停で眠り込んでいるホームレスの北林三知子三知子(坂谷由夏)。そこに通りかかった男が、拾った石を三知子の頭に降り下ろそうと…。数ヶ月前、45歳の孤独な三知子は、昼間は手作りのアクセサリーを売って、夜は、チェーンの焼き鳥店でパートしていました。三知子には、別れた夫が勝手に三知子のカードを使って作った借金があったのです。三知子の働く焼き鳥屋の創業者の息子であるマネージャー(三浦貴大)は、店の利益を着服していました。コロナ禍で店の業績が悪化し、人員削減をせまられたマネージャーは、自分の横領に気付いている三知子や、疎ましく思っていた古参の女性パート従業員を一方的に解雇してしまいます。三知子は、店の寮を追い出され、再就職もうまくいかずに、スーツケースを抱えてホームレスになってしまいました。自尊心の強い三知子は、親せきや友人に弱みを見せられず、ホームレスが集う公園にたどり着くのです。そこで、爆弾を作ることで自己表現をする老人(柄本明)と知り合います。三知子の店の店長だった寺島千春(大西礼芳)は、マネージャーが三知子らの退職金を着服したことに気付きます。マネージャーのパワハラや、これまでの着服を会社に報告した千春は、辞表を提出してから、三知子が寝泊まりしているバス停に向かいます。そして、襲われそうになっていた三知子に声をかけたことで、殺人犯の襲撃を防ぐことができました。そして、三知子にまとまった額の退職金を渡すことできたのです。コロナ禍の時期でもあり、実際にこんなことは起きていたかもしれません。いろいろ考えさせられる映画でした。夜明けまでバス停で
2024.05.18
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WOWWOWドラマ「雨に消えた向日葵」。2022年放送。吉川英梨さんのミステリ小説「雨に消えた向日葵」のドラマ化。小学生五年生の石岡葵(大島美優は、豪雨の中、家に帰る途中、傘を1本だけ残して失踪しました。警察は、葵が1ヶ月ほど前に男につきまとわれていたとい情報をもとに事故よりも事件として可能性が高いとして捜査を開始します。二転三転する目撃者の表現、美少女の葵に目をつけていた中学生の不良グループやロリコンの男性たち。情報が錯綜し、家族が焦燥感に襲われる中、刑事の奈良健一(ムロツヨシ)は、執念で地道な捜査をすすめてゆきます。必死に事件を追い続ける刑事役のムロツヨシさんが、今までのドラマの雰囲気と違ってカッコよかったですね。3年もかかりましたが、無事に解決できてよかった~。<center.
2024.05.12
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映画「銀河鉄道の父」。2023年公開。門井慶喜さんの第158回直木賞受賞作『銀河鉄道の父』の映画化。質屋を営む宮沢政次郎(役所広司)は、長男の賢治(菅田将暉)を跡取りとして期待していたのですが、賢治は家業を継ぐこと拒むのです。賢治は、学校卒業後、農業や人造宝石などを転々そするのですが、父政次郎は、そんな賢治をつい甘やかしてしまいます。そんな中、妹のトシ(森七菜)が病になり、賢治はそれを機に執筆をはじめ、書き上げた「風の又三郎」をトシに読み聞かせるのです。銀河鉄道の父は、息子も娘も見送らなくてならなくて…。
2024.05.06
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映画「PLAN75」。2022年公開。日本・フランス・フィリピン・カタール合作。架空の現代日本のお話です。日本では、高齢化社会の解決策として「PLAN75」が認められています。「PLAN75」とは、75歳以上の高齢者に対して、自らの生死の権利を保障し支援する制度、つまり、自分の意志で安楽死する権利の制度。78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は、一人暮らし。体は丈夫なので、ホテルの客室清掃員として働いていましたが、高齢を理由に解雇され、年齢のため次の仕事を見つけられず。生活保護をもらうのには抵抗のあったミチは、「PLAN75」を申請することにしました。「PLAN75」の職員である岡部ヒロム(磯村勇斗)。そのヒロムの前に20年ぶりに伯父の幸夫(たかお鷹)が現れ、「PLAN75」の申請をします。何年か前に父を亡くしていたヒロムは、叔父との交流を持とうとするのですが、幸夫はすでに心を決め、「PLAN75」の最後の施設~死に場所~に向かいます。ミチは、住んでいたアパートを片付けて、死に場所の施設の診察台に酸素マスクをして横たわります。酸素マスクからガスが流れれば、静かに眠りにつけるのです。偶然にも隣の台には幸夫が横たわり、静かに亡くなりました~幸夫を止めようとしたヒロムが施設を訪れる前に。が、何かの手違いか、ミチの台にはガスが流れなかったのです。生き残ってしまったミチは、施設を抜け出し、夕日の中を歩きだします…。住んでいたアパートも退去してしまったミチは、仕事も住むところも無くなって、これからどうするんだろう…。美しい夕日に向かって歩いてゆくミチの後ろ姿が、切なかった。PLAN75
2024.04.27
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今日から、アニメ「ちびまる子ちゃん」の声優さんが、亡くなられたTARAKOさんから、菊池こころさんに変わりました。しゃべり方をTARAKOまる子ちゃんに似せているせいか、違和感がなかったですね。優しくてかわいい感じだし。これからも、楽しみです。
2024.04.21
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」。2023~2024年放送。「東京ブギウギ」で知られる歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、戦後のスターを明るく照らした物語。笠置シヅ子さんをモデルした福来スズ子は、趣里さん。作曲家の服部良一さんをモデルした羽鳥善一は草彅剛さん。淡谷のり子さんを7モデルにした茨田りつ子は、菊地凛子さん。素晴らしキャスティングでした。趣里さんの歌は見事で、特に引退公演での歌のシーンは圧巻でした。久々に面白い朝ドラでした。
2024.03.29
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ちびまる子ちゃん「みんなに幸せいっぱい、きますように!春のお楽しみ1時間スペシャル」。今晩放送されました。その中の、「まる子、水の味がわかる?」が、34年間にわたり、ちびまる子ちゃんの声を担当されたTARAKOさんの最後の出演の作品。ちびまる子ちゃんの住んでいる清水は、私の故郷にも近く、ちびまるこちゃんの年齢も近くて、いつも懐かしさを感じながら、楽しみに見ています。TARAKOさんの声は、ちびまる子ちゃんそのものでした。寂しい~ですが、ご冥福をお祈りいたします。
2024.03.24
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WOWOWドラマ「贖罪」。湊かなえさんの小説「贖罪」のドラマ化。ある田舎町にできた足立製作所の工場と社員のための社宅。その社宅は、田舎町に不釣り合いなほど瀟洒な建物でした。そこに転校してきたエミリ(木村葉月)の環境に憧れや羨望を抱きながら、4人の小学生~菊池紗英(小俣絵里)・篠原真紀(木村真那月)・高野晶子(菊池和澄)・小川由佳(柴田杏花)~は、エミリと仲良くなります。夏休みのある日の夕方6時、彼女たちはエミリの死体を発見します。彼女たちは、犯人の顔をみていたはずなのですが、なぜか思い出すことができないのです。エミリの母・足立麻子(小泉今日子)は、それを許さず、4人を責めるのです。そして15年後、大人になった4人、紗英(蒼井優)・真紀(小池栄子)・晶子(安藤サクラ)・由佳(池脇千鶴)。彼女たちが抱き続けてきた罪の意識と、エミリとエミリの母に対する罪の意識が、さらなる悲劇を巻き起こすのです。小柄でおとなしい性格の紗英は、強迫観念から結婚するまで初潮を迎えられず、異常ともいえる結婚で、夫からは「フランス人形」として扱われ、それがとんでもない悲劇に…。晶子は、事件後、普通の生活をしていくことが申しわけないように感じ、大人になっても人とうまく接することができずに引きこもりに…。エミリを殺した犯人は意外な人物でしたが、エミリを殺害した理由も自分勝手理不尽なものでしたが、実はエミリは自分の子だと知ってしまった後の壊れ方が…。切ないという言葉だけでは言い表せない、なんともつらいドラマでした。
2024.03.16
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今日、放送された「ちびまる子ちゃん」。「おばあちゃんの誕生日」。2015年4月5日に放送された作品の再放送でした。放送当時、「神回」と言われた作品です。いつもは、さりげなくお家族を見守っているこたけおばあちゃんが主役。おばあちゃんは、家族からもらったもの~まる子のかたたたき券とか~も、を宝物のように大切にとっておいているんですね。家族で、何気なく見た夜空。星を見ながら、いろいろな星を空想で繋いでゆくまる子とお姉ちゃんを見て、幸せを感じるおばあちゃん。父・ひろしが久しぶりにおばあちゃんと夕暮を散歩。昔のひろし少年と母の回想シーンに繋がります。おばあちゃんのために家族で開いた夜桜の宴。まる子とお姉ちゃんが、おばあちゃんへのプレゼントに用意したものは、昔、おばあちゃんが教えてくれた遊びの披露でした。泣いてしまいました。
2024.03.10
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テレビ朝日ドラマ「おっさんずラブ リターンズ」。2024年放送。5年ぶりの復活ドラマです。「天空不動産」の社員はるたんこと春田創一(田中圭)は、ピュアな心を隠し持つおっさん上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居しているイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)から、同時に告白されて…。あれから、5年。春田と牧は、仲良く暮らし、結婚式を準備しています。黒澤部長は、会社を退職し、今は、「ばしゃうまクリーンサービス」~すごい名前ですが~のプロの家政婦になっていました。そして、春田の家の家事を受け持つことなります。今回は、新たにお隣に住む謎のカップル?が登場。いつもぼんやりしていて、パソコンもまともに扱えなくて意識不明のような雰囲気の天空不動産の中途採用社員・和泉幸(井浦新)と、「菊様」と呼ばれるイケメンの移動式おかかおむすび専門店の店主・六道菊之助(三浦翔平)。実は「VIVANT」ばりの公安だったりするんですが。「天空不動産」第二営業所の竹川政宗(眞島秀和)~牧の元カレ~は、黒澤の退職で主任から部長に昇進して健在。~最近は眞島さんの「居酒屋新幹線」にはまってます。今回は、ナント、黒澤部長が病に倒れ、余命1ヶ月と診断され…。まっ、勘違い?聞き違い?~ちょっとありえないような~でしたが。とにかく、無事にハッピーエンドでよかったです。「何食べ」と同じで、気持ちをほっこりさせてくれるドラマです。さらなるリーターンズを期待します。
2024.03.02
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柊あおいさんの漫画「耳をすませば」を、10年後のオリジナルストーリー加えて実写映画化した作品。2022年公開。1988年、読書が大好きで元気いっぱいの中学生の月島雫(安原琉那)は、図書貸し出しカードでよく見かける名前、天沢聖司(中川翼)が気になっていました。自分が借りた本には、必ず、天沢聖司の名があったからです。出会いは最悪でしたが、夢をもち努力をする聖司に、雫は次第に惹かれてゆきます。時は流れて10年たった1989年。雫(清野菜名)は、児童書の編集社として出版社で働きながら、作家になるという夢を追っていますが、なかなか思うようにはいっていませんでした。聖司(松坂桃李)はチェロ奏者になる夢をもち、イタリアへ渡って10年。理想の演奏者を追求するあまり、音楽を楽しむ気持ちを忘れかけていて、戸惑いもどかしい日々を過ごしていました。雫は担当作家の園村(田中圭)から担当変更を言い渡され、上司や先輩からも中途半端なことを叱られ…。落ち込んだ雫は、思い出を探り…、思い切って有給休暇を取って、聖司に会いにイタリアへゆくのですが。聖司と親しそうな音楽仲間の女性がいることを見てしまった雫は、傷心のまま帰国します。作家の園村のもとへ謝罪に行った雫。物語を書くことをやめようとしていた雫を、園村は止めるのです。雫は再び物語を書き始めます。そして、物語を書き終えて、部屋の窓を開けた雫。そこには、イタリアから帰国し、中学生の時と同じように自転車に乗った聖司がいたのでした。アニメ版のジブリの「耳をすませば」の中で見られた風景を実写版で見られて、ステキな映画でした。
2024.02.16
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映画「土を喰らう十二ヵ月」。2022年公開。作家・水上勉のエッセイ「土を喰らう日々ーわが精進の十二ヵ月」を原案として映画化。初老の作家ツトム(ジュリーが演じています・沢田研二)は、愛犬とともに信州の山奥で暮しています。子どもの頃に、禅寺に奉公に出され、精進料理を学んだことから、自ら野菜を育て、山菜を採って料理を作り、その日々の生活を原稿に記しています。時折、東京からやってくる年の恋人で担当編集者の真知子(松たか子)とは、楽しい時間を過ごしてします。しかし、一方で13年前に亡くなった妻の遺骨をなぜか、墓に納められないでいたのでした。心筋梗塞で倒れ、九死に一生を得たツトムは、一度は、一緒に住もうとした真知子とも別れ、毎晩、「みなさん、さようなら」と書いて、眠りにつきます。そして、また、朝は訪れ、1年が始まるのです。映画は、私が好きな二十四節気から十五の節目を取り入れ、それぞれの季節で山で採れる食材で、旬の料理を作ります。「土を喰らう」~すごい題名だと思ったのですが~は、“旬を喰らう”、“自然の恵みを味わう”ということで、四季のある日本の旬の食材と季節を楽しむことなんですね。旬のものを味わうことは、心と体を健康にし、そして自然と生きるということは、“今を大切に生きる”ということなんですね。ジュリーの作る料理は、とてもすてきで、こんな山の中の生活は、実際には無理でしょうけれど、ちょっと憧れます。
2024.02.10
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映画「ハウ」。2022年公開。斎藤ひろしさんの小説「ハウ」の映画化。公務員の赤西民夫(田中圭)は、結婚式の日取りも決まり、新居も購入したあとで、婚約者から、他に好きな人がいるからと、突然別れを言い渡されます。新居になるはずだった4LDKのマンションで首を吊ろうとしたのですが、マンションにはロープを吊れる場所がない…死ぬことを諦め、以前の平凡な生活に戻っていきました。そんなある日、上司から、ペットとして1匹の犬譲り受けます。民夫は根っからの動物嫌い。本当は引き取りたくなかったのですが…。ラブラドールレトリバーとプードルを掛け合わせたラブラドゥードルという大型犬のハウ。優しく賢い性格のハウは、以前の飼い主から声帯を手術で取り除かれ、「ハウ」としか鳴けなかったのです。穏やかで楽しいハウとの生活。ハウと公園に出かけたある日、民夫が居眠りをしてしまった時、少年野球チームから飛んで来たボールを追っかけたハウは、トラックの荷台に上がってしまい、閉じ込められて、ナント青森まで連れていかれてしまいました。帰巣本能で、民夫の住む横浜を目指すハウ。途中、犬好きの人々に優しく保護され、その関わり合った人々に心の安らぎと小さな幸福を与えながらも、民夫を忘れずに旅立つハウ。そしてハウの声帯を奪った元の飼い主にも出会います。めぐみ(モトーラ世里奈)は、暴力を振るう夫の命令でハウの声を奪い、挙句動物愛護センターにハウの処分を依頼し、今は、夫から逃げて修道院で暮していました。ハウは、たまたまその修道院にたどり着いたのです。しかし、めぐみは夫に見つかり、連れ戻されてしまうのですが、その帰り道、2人の乗った車は交通事故を起こしてしまいます。後を追いかけていたハウは、事故を起こした車に追い付き、車の中に閉じ込められてしまった夫を救い出すのです。ハウがいなくなって1年あまり。ハウは死んでしまったと諦めていた民夫が散歩に出かけたある日、突然飛びついてきたハウ。しかし、ハウの首にはリードが。ハウは、父親を交通事故で亡くしたばかりの幼い飼い主と暮らしていたのでした。民夫は、ハウを優しく抱きしめた後、リードを少年に渡すのでした。主演は、田中圭さんではなく、ハウでしたね。ハウの演技が素晴らしかったです。心がほかほか温まるようなよい映画でした。
2024.01.24
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映画「月の満ち欠け」。2022年公開。2017年第157回直木賞を受賞した佐藤正午さんの小説「月の満ち欠け」の映画化。仕事も順調で、家族にも小山内隆(大泉洋)でしたが、不慮の事故で妻の梢(柴咲コウ)と、娘の瑠璃(菊池日菜子)を亡くしてしまいました。悲しみに沈んでいる小山内のもとに、三上哲彦(目黒連)と名乗る男が訪ねてきました。三角は、小山内の亡くなった娘・瑠璃は、自分の失くした恋人の生まれ変わりだと語り始めるのです。小山内の妻と娘が亡くなった日、2人は、三角に会いに来るはずだったこと。そして、三角は、自分が愛した女性正木瑠璃(有村架純)について語りだします。三角と瑠璃は出会ってすぐに恋に落ちたのですが、瑠璃には夫(田中圭)がいました。瑠璃の夫・正木竜之介は、執着心の強い性格で、それに妻の瑠璃は苦しめられていました。偶然にも、正木竜之介は、小山内は、仕事上でかかわりがありよく知る人物でした。そして、正木は、小山内の娘の瑠璃が、自分の妻だった瑠璃の生まれ変わりであることに気付いていたのです。また、娘の瑠璃の高校時代の友人であるゆい(伊藤沙莉)が、娘のるりともに訪ねてきます。彼女の娘もるりという名で、やはり瑠璃の生まれ変わりだというのです。なんか、へんな話~。ですが、それぞれのエピソードが切なくて、年月を超えても愛する人と結ばれたいという思いが作り出すファンタジーストーリーでした。
2024.01.18
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日本テレビドラマ「セクシー田中さん」。2023年放映。芦原妃名子さんの漫画「セクシー田中さん」のドラマ化。婚活に励む派遣OL・倉橋朱里(生見愛瑠)は、アラフォーの地味な経理部のOL・田中京子(木南晴夏)が気になっていました。そんなある日、朱里は立ち寄ったレストランで初めてベリーダンスを観て、妖艶で煌びやかに踊るベリーダンサーSaliに魅了されました。そして、saliの姿が、社内を歩く田中さんの姿と一致することに気付いてしまいます。田中さんは、朱里にベリーダンサーをしていることを会社では内緒にすることお願いしたことがきっかけで、2人の間に交流がうまれます。そして…互いを刺激し受け合いながら、新たな自分自身を見出してゆきます。木南晴夏さんは、私が好きな女優さん。「勇者ヨシヒコ」のムラサキが一番好きなんですが。宝塚を目指していただけあって、歌も踊りもすっごく上手。今回のベリーダンスもとってもステキでした。
2023.12.29
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テレビ東京アニメ「SPY×FAMILY Season2」。2023年放送。水面下で情報戦が繰り広げられていた時代。東国オスタリアと西国ウェスタリスの間には、一応、仮の平和が成り立っていました。西国から東国に送られたスパイ・黄昏は、東国の政治家・デズモンドと接触するために、デズモンドの息子が通う名門イーデン校に子供を入学させるというミッションを命じられました。そのため、孤児院でアーニャという女の子を引き取り養女にしました。アーニャは、人の心を読むことができる超能力者。それで、四苦八苦はしましたが、なんとかイーデン校の筆記試験に合格。ところが、面接試験は、親子3人でということになり、急遽、母親を探すことに。そして、公務員のヨルという女性に出会いました。実は、ヨルは、いばら姫というコードネームをもつ殺し屋でした。東国では、女性がいつまでも独身でいることは、不自然とされるため、ヨルも、形式上の恋人を探していました。黄昏、いばら姫、アーニャの利害が一致し、3人はそれぞれの素性を隠しながら、偽装家族として暮らし始めました。かっこいい黄昏、かなりずれてるけど凄腕の殺し屋ヨル、かっわいいアーニャ、3人とも大好きです。Season2の今回は、より3人の家族関係が深まり~楽しく面白かったです。
2023.12.27
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テレビ東京ドラマ「昨日何食べた?シーズン2」2023年放映。シーズン1より少し歳をとって、アラフィフを迎えたシロさん(西島秀俊)とケンジ(内野聖陽)の2人。シロさんは勤めていた弁護士事務所の代表になって、ケンジも美容院の店長に、そしてなぜか金髪に。それぞれの親も歳をとって、先々のことの心配もあり、2人の関係、考え方も少しずつ変化してゆきます。でも、いい方向に、変わっていっているよう。2人は親が思うほど、不憫でも不幸でもなく、ささやかな日常に最高の幸せを感じて~それこそが本当の親孝行では~と。今回のお料理のシーンも、そして2人のささやかな日常も、とてもステキでした。
2023.12.23
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TBSドラマ「下剋上球児」。2023年放映。三重県の高校越山高校の野球部は、県大会初戦敗退する弱小校のため、「ザン高」と呼ばれています。越山高校の教諭・南雲脩司(鈴木亮平)は、高校野球の経験があり、廃部寸前の弱小野球部の監督になり、下剋上を目指します。三重県に実在する県大会初戦敗退する弱小校だった白山高校が、甲子園に初出場するまでの軌跡を描いたノンフクションン「下剋上球児」を元に作られたドラマだそうです。高校球児役の役者さんたちが新鮮で、何よりも、やはり監督として、全ての部員たちと泣き笑いしながら下剋上していく南雲監督の生き様がよかった。本当に良いドラマでした。
2023.12.19
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NHK大河ドラマ「どうする家康」。昨日、最終回でした。豊臣との最後の決戦を迎え、そして、豊臣家は滅びました。徳川家康は、とうとう戦なき世を実現させたのです。自ら、戦場の前線にたった家康のもとに攻め込んできた真田信繁(日向亘)。真田信繁は、いつも、気骨がありそうなカッコいい役者さんが演じますね。今回の日向亘さんも、よかったですね。まだ19歳だそうですが。豊臣家の最期。秀頼(佐久間龍斗)と茶々(北川景子)。豊臣秀頼も若手のイケメン俳優さんが演じますね。実際、秀頼は、賢く背も高くて容姿端麗だったらしいですが。北川景子さんが演じた茶々の最期は、圧巻でした。そして、風水に基づき、江戸の町を作り上げた天海僧正(小栗旬)。あまりに、メイクと演技がすごすぎて、最初は誰が演じているのか~多分小栗旬さんだと思うんだけど~確信が持てなかったです。昨年同様、見事な「鎌倉殿の13人」との連携でした。最後は、亡くなった妻の瀬名(有村架純)と息子の信康(細田佳央太)が襖の奥から現れて…、そして、家康の身代わりとなった夏目広次(甲本雅裕)や、出奔した石川数正(松重豊)も含めてすべての家臣が勢ぞろいして、家康の家臣として過ごせたことにお礼を。家康と瀬名が見つめ合いながら語りあうその向こうには、現代の東京のビル群がそびえたち~。今の首都東京を作ったのは、やはり、家康ですね。
2023.12.18
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BS-TBSドラマ「天狗の台所」。2023年放映。田中相さんの漫画「天狗の台所」のドラマ化。ニューヨーク育ちの少年・オン(越山敬達)は、ある日自分が天狗の末裔であることを両親から知らされます。天狗の家系は、14歳の1年間、世俗を離れて隠遁生活を送るというしきたりがあるため、オンは、日本の田舎にいる兄の飯綱基(駒木根葵太)と暮らすことになりました。天狗の末裔といっても、特別な力があるわけではなく、基は田舎での日々を大切に暮らしていました。そして、オンは、そんな兄から、農作業や手作りの食事を教えられる日々を過ごします。食事を作るシーン、食材の扱い方がとても丁寧できれい。なので、出てくる料理がみんなとても美味しそうです。田舎の風景も緑がみずみずしく、とてもきれいに描かれています。こんなところで暮してみたいなあ~と。
2023.12.11
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テレビ朝日ドラマ「家政夫ミタゾノ」第6シリーズ。今回は、初めてのゴールデンタイム枠での放送でした。「むすび家政婦紹介所」の家政婦・美田園薫(松岡昌宏)は、家政婦ではなく家政夫。つまり、男性が女装している家政夫。常にクールで無表情、神出鬼没で何を考えているかわからない不気味さ。ですが、料理・洗濯・掃除・子守などあらゆる家事のプロ。「家政婦は見た」の派遣先の家庭の覗き見と、「家政婦のミタ」の笑わない家政婦のミタさん~の雰囲気を踏まえつつ、派遣先の内情を覗き、秘密を暴いて家庭を崩壊させ、そして再生に導きます。シュールでブラックなミタゾノさんですが、なぜか惹かれてしまいます。今回も面白いシリーズでした。
2023.12.06
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映画「ラーゲリより愛をこめて」。2022年公開。辺見じゅん原作のノンフィクション「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」の映画化。第二次世界大戦後、シベリアに抑留され、強制収容所(ラーゲリ)内で死んだ山本幡男の遺書が、彼を慕う仲間たちの驚くべき方法によって、厳しいソ連の監視をかいくぐって遺族に届けられた実話を描いた映画。昭和20(1945)年、満鉄調査部に勤める山本幡男(二宮和也)は、妻子とともにハルピンで暮していましたが、現地招集で兵士となり、終戦後、ロシアの捕虜となりました。妻子は、なんとか日本に戻れたのですが、幡男は収容所(ラーゲリ)に送られ、零下40度にもなるシベリアで強制労働をさせられました。生きる気力を失い、すさんでいく仲間たちを常に励まし続けた幡男でしたが、次第に体調を崩し、末期の喉頭癌で、余命3ヶ月と診断されてしまいました。そして、幡男は、家族に充てて遺書を書き始め、1954年に45歳で亡くなりました。が、遺書を書いたノートは、ロシア軍に没収されてしまいました。ようやく帰国が叶った日本軍の捕虜たち。翌年から、幡男の家に、一人また一人と収容所で一緒だった仲間たちが訪ねてきます。そして、家族に遺書の内容を伝えるのです。収容所では、日本語の文章は没収されてしまうので、仲間たちは、幡男の遺書を分担して暗記していたのでした。幡男の妻、山本モミジは、北川景子さん。収容所の捕虜仲間は、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕などが演じています。切ないけれど、心温まるよい映画でした。
2023.12.02
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「生きていくだけで」。映画「月の満ち欠け」のエンディングの曲。♪ああ生きていくだけ 生きていくだけで 出会いと別れがある 生きていくだけ 喜びも悲しみも 生きていくだけ 運命をもてあそび 生きていくだけ 生きていくだけ♪なんだ、とてもほっこりする曲です。歌っているアーティストはRuri。とても綺麗で素敵な声。が、正体がよくわからないアーティストですね。映画に正木瑠璃役で出演していた有村架純さんかも?という噂もあるようですが。
2023.11.25
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映画「異動辞令は音楽隊!」。2022年公開。地方都市の警察で30年間刑事をしてきたベテランの成瀬司(阿部寛)は、捜査のためなら暴力も振るってしまうのです。その頃、独居老人を狙う強盗事件が頻発。成瀬は刑事のカンで、過去に取り逃がした男が犯人だと確信していました。ですが、暴力的な違法捜査に関する内部告発の文章が上層部に届き、成瀬は刑事部から警察音楽隊への異動を命じられました。音楽隊は、成瀬以外は他の業務を兼任する署員ばかりで、演奏レベルも低い音楽隊でした。当然、成瀬もやる気なし。さらに、新しく着任した警察本部長の意向もあり、存続も危うい状況。ですが、トランペット担当の来島春子(清野菜名)からセッションの楽しさを教えられて、少しずつ人との関わり方も変わってゆき、バンド活動をする娘の法子(三上愛)との関係も良くなってゆきます。…いろいろあって、なんとか独居老人を狙う強盗事件も解決し~犯人は成瀬の狙い通りでした~、音楽隊は、定期演奏会で見事な演奏を披露し、無事に存続できることになりました。やはり、音楽には、人を元気にする力があるなあ~と思わせてくれる映画でした。
2023.11.24
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映画「沈黙のパレード」。2022年公開。東野圭吾さんの小説でガリレオシリーズ「沈黙のパレード」の映画化。アメリカ帰りの湯川学(福山雅治)のもとに、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が訪ねてきました。町の人気者の娘(川床明日香)が行方不明になり、数年後に遺体で発見された事件。犯人と思われる男(村上淳)は、少女殺害の別件で無罪になった経歴があります。当時、その事件を担当していたのは、内海刑事の先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)でした。今回も証拠不十分で釈放され、男はなぜか娘の住んでいた町に戻ります。その男は、なぜか遺族を挑発し、町全体にはその男に対する憎悪が溢れます。そして、秋祭りのパレードを迎えた当日、その男は死亡します。が、彼を殺害する動機のある全員にアリバイがありました。死因も不明の超難事件に、湯川、内海、草薙の3人は挑んでゆきます。犯人と思われる男の殺し方が意外でした。あんな方法で、殺人ができるのか~。
2023.11.06
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映画「それがいる森」。2022年公開。田舎町で一人で農業を営んでいる田中純一(相葉雅紀)に、元妻・爽子(江口のりこ)と東京で暮らす小学生の息子の一也(上原剣心)が、突然一人で訪ねてきます。そして、息子はしばらくこの田舎町で暮らすことになりました。ちょうどその頃から、近くの森で不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、住民の不審死や、失踪事件が相次いでいました。そんな矢先、純一と一也も得体の知れない“それ”を目撃してしまうのです。題名からして、怖いホラー映画かと思ったのですが…。“それ”は、エ~ッ!そっちなの~まあ、それは“それ”で、怖かったですが…。予告が怖すぎますよねえ。
2023.10.25
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劇場版「きのう何食べた?」2021年公開。ドラマ「きのう何食べた?」の映画化。法律事務所で働く弁護士・筧史郎【シロさん】(西島秀俊)と、その恋人の美容師・矢吹賢二【ケンジ】(内野聖陽)。シロさんの作る料理で食卓を挟みながら取る夕食の時間は、2人にとって一日の大切なひととき。ある日、シロさんの提案で、ケンジの誕生日のプレゼントとして「京都旅行」に行くことに。秋の京都から始まって、冬の間に、2人の間にちょっとした心の葛藤があって、春の美しい桜のシーズンで終わります。相変わらず、シロさんの料理の作り方は美しい。そして心優しいケンジとのやりとり。ほっこりとした気分になれる映画です。今週から始まるドラマのシーズン2も楽しみです。
2023.10.02
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映画「100円の恋」。2014年公開。斎藤一子(安藤サクラ)は、32歳。自宅でのひきこもり生活をしています。母親が切り盛りして頑張っている弁当屋のおかげで、比較的平穏に過ごしてきました。しかし、妹の二三子(早織)が子供を連れて、実家に出戻ってきたことにより、ギクシャクし始め、とうとう母親からお金をもらって、家を出ます。一子は、夜な夜な買い物に行っていた100円ショップに勤め、一人暮らしを始めます。しかし、その100円ショップは、結構へんな人たちの集まりでした。そして一子は、100円ショップをよく訪れ、バナナばかりを買っていくボクサー・狩野裕二(新井浩文)と知り合い、彼と別れたことがきっかけで、自分自身もボクシングを始めます。ボクシングを始めたことで、一子の中の何かが変わりだします。そして、練習を重ね、ボクシングの試合にチャレンジすることに。映画の最初の一子は、ものすごくだらしのない女性でしたが、ボクシングを始めて、初心者から、徐々にストーリーとともに、体もボクサーらしく絞られてゆく姿は、すごかったですね。試合のシーンも迫力がありました。安藤サクラさんは、やはり、すごい女優さんですね。
2023.09.26
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TBS日曜劇場「VIVANT」。2023年放送。いきなり、神に祈りながらスーツ姿で灼熱の砂漠を歩く乃木憂助(堺雅人)で始まったドラマ。なんで??? 商社マンの乃木は、中央アジアのバルカ共和国の企業に、契約金14億円を送金したはずが、なぜか140億円の誤送金になってしまい、差額を取り戻す交渉にやってきたのでした。半沢直樹風の企業戦士のドラマかと思いきや、テロリストの自爆テロに巻き込まれ、世界的な陰謀に巻き込まれてしまったよう…というとんでもない展開に。そんな乃木を助けるのが公安部外事第四課の野崎守(阿部寛)。イスラム教徒の住む地域に隠れたり、警察犬の追跡から逃れるために排泄物を全身に塗ったり、遊牧民に紛れて逃亡したり…。そしてカーチェイス、銃撃戦、最後は、日本大使館に投げ込むために並んだ車の上を走る~。ここまでやるかあ~。この派手さは、まるで「西部警察」のようだよねえ。~という、衝撃の第1話でした。2話目以降も、話はどんどん展開し、乃木の正体、過酷な過去、そして「テント」という謎の組織の存在…。最後の最後まで驚きの展開でした。二階堂ふみ、松坂桃李、二宮和也、迫田卓也、小日向文世、竜星涼、坂東彌十郎、濱田岳、檀れい、役所広司~豪華キャストもよかったし。伏線もいろいろあって…、面白かったなあ、続編はないんですかね。
2023.09.20
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テレビ朝日ドラマ「ハヤブサ消防団」。2023年公開。池井戸潤さんの小説「ハヤブサ消防団」のドラマ化。ミステリ作家の三島太郎(中村倫也)は、取材の帰り、亡き父の生家・桜屋敷のある岐阜県のハヤブサ地区を訪れます。屋敷の2階から、ハヤブサ地区を一望した太郎は、ここが自分の住む場所だと思い立ち、東京から引っ越してきます。移住後、自治会の会合に参加し、同世代である勘介(満島真之介)の飲みに誘われ、その席で、ハヤブサ消防団に加入することになりました。そして、その頃から、なぜかハヤブサ地区に放火事件が連続して起こり、そして、殺人事件も起こってしまいます。そこには、ハヤブサ地区の土地を取得し、聖地化を目論む宗教法人・オルビス十字軍が関わっていたのです。ハヤブサ消防団と宗教法人の闘いが始まります。池井戸潤さんの作品は面白いですね。そして、やはり、中村倫也さんのほんのりとした雰囲気のなかにときおり見せる強さ~つい、出演ドラマは見てしまいますね。
2023.09.15
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アメリカ映画「セックス・アンド・シティ 2」。2010年公開。キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)、サマンサ(キム・キャトラル)、シャーロット(クリスティン・でディビス)、ミランダ(シンシア・ニクソン)が1980年代にどうやって知り合ったかが、描かれています。前作の映画からは、2年後、ドラマからだと6年後の設定ですね。中年期?という年齢になった4人は、それぞれのストレスに直面しています。52歳になったサマンサは更年期障害と戦っていて、常にホルモン剤を携帯しています。シャーロットは、2人の子供の育児に追われています。ミランダは、新しい上司とうまくいかず、キャリアの危機に。ビッグ(クリス・ノース)と幸福な結婚をしたはずのキャリーも、夫との価値観の違いに悩んでいます。ある日、サマンサにアラブのお金持ちから「スミスをスターにしたように、うちのホテルもスターにしてほしい」とのオファーを受け、4人はアブダビでゴージャスな休暇を過ごすことになります。そして、キャリーは、アブダビのマーケットで、元カレエイダン(ジョン・コーベット)と再会します。アラブ首長国連邦ドバイで撮影予定だったそうですが、映画の内容のため撮影の許可がおりず、モロッコでの撮影となったそうです。ショーのシーンでライザ・ミネリが出演しています。ゴージャスな映画でした。
2023.09.13
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アメリカのドラマ「AND JUST LIKE THAT… シーズン1」。以前、放送された「セックスアンドシティ」のその後のシリーズ。30代だった主人公たち、キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカパーカー)、ミランダ・ホップス(シンシア・ニクソン)、シャーロット・ヨーク(クリスティン・ディビス)は、50代の女性に。20年近い歳月が流れて、3人とも結婚して、ミランダとシャーロットには子供がいてetc.~環境には変化があって~でも、相変わらず、みんな、おしゃれでかっこいい。でも、なぜか、サマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル)は、ロンドン在住とかで、今シーズンには、でていない。残念、サマンサは、私が一番好きな女性だったんですが。60代になったサマンサを見たかったなあ。…シーズン2で、ちょこっとカメオ出演するとのことですが。キャリーは、紆余曲折があって、ようやくビッグ(クリス・ノース)と結婚。60代になって、よりダンディになったビッグと幸福に暮らしていたのですが…。なんと、そのビッグが、いきなり、第1話で心臓病で亡くなってしまう~という驚きの展開。今年シーズン2が放送されて、次回のシーズン3の制作も決まったとのことで楽しみです。
2023.08.27
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アメリカの連続ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」。1998年から2004年、全シーズン放送。ニューヨークに住む30代の独身女性4人。キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)主人公で語り手。新聞「ニューヨークスター」紙に『SEX and the CITY』~自分の恋愛ネタから友人の私生活まで満載~を掲載し、ファッションと靴をこよなく愛するコラミニスト。シャーロット・ヨーク(クリスティン・ヨーク)アート・ギャラリーのディラーで、純愛主義のお嬢様。ミランダ・ホップス(シンシア・ニクソン)ハーバード大学出身の毒舌家の弁護士。サマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル)PR会社の社長で、3人より少し年上(多分40代)ですが、一番積極的で奔放な女性。以前、テレビで見た時は、確か6シーズンのみだったので、今回前シーズンを改めて見ました。4人は、それぞれに個性的で、そしてとってもオシャレ。毎回、4人のファッションを見ているだけでも楽しい。それぞれの人生の絡みあいも面白く魅力的なドラマです。
2023.08.20
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映画「燃えよ剣」。2021年公開。司馬遼太郎さんの歴史小説「燃えよ剣」の映画化。1966年版以来、54年ぶりの映画化だそうです。江戸時代末期。黒船が来航し、開国を要求。幕府を擁護し補佐する佐幕派と、幕府打倒と新しい政権の擁立を目指す討幕派の対立が深まり、動乱の時代が始まります。武州多摩のならず者だった土方歳三(岡田准一)は、武士になるという夢を胸に、近藤勇(鈴木亮平)や沖田総司(山田涼介)とともに京都に向かい、幕府の後ろ盾のもと、市井を警護する新選組を結成します。しかし、時代は倒幕へと向かっていきます。岡田准一さんの高い身体能力をいかしたシーンは見応えがありました。ただ時代背景が幕末なだけに…最後の五稜郭~なかなか切ない~。
2023.08.13
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フジテレビドラマ「フリーター、家を買う。」2010年放送。有川浩さんの小説「フリーター、家を買う。」のドラマ化。それなりに名の知れた大学を出て就職したものの、会社に馴染めず、3ヶ月で辞めてしまった武誠治(二宮和也)。再就職もままならず、フリーター生活を送り、そのため父(竹中直人)と喧嘩が絶えず、母(浅野温子)は、そんな誠治をかばい続けてきました。ですが、そんな母がうつ病にかかり、今までの不甲斐ない自分自身を見つめなおし、母のうつ病の原因のひとつである近所からのいじめから逃れるために、家を買い、引っ越しすることを決意します。そしてお金を貯めるために、就職活動も再開しながら、土木のアルバイトを始めます。家族の関わり~ちょっと考えさせられるドラマです。が、楽しいドラマでした。
2023.08.02
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「どうする家康」第28回『本能寺の変』7月23日放送。織田信長(岡田准一)が本能寺へ入ったという知らせを受け、家康(松本潤)は堺へ向かいます。堺の商人たちと手を結び、家康は信長を討ったあとの体制も盤石に整えようとしていました。その堺でばったり?とあったお市(北川景子)。市から聞かされた言葉で家康は戸惑い、決断が遅れるのです。~信長が唯一心を許しているのは家康で、討たれるなら家康に討たれたいと~。信長を討つなら今夜しかない…のに。そして夜明け。本能寺は何者かに襲撃を受け、炎に包まれ、信長も亡くなったと。本能寺の変の黒幕は家康だった…でも、家康は信長を討てなかった。お互いへの深い友情?愛情かもしれない…。今回のドラマの信長は、性格があまりにサイコぽっくて、あまり好きではなかったんですが…。そうなってしまった理由が、前回と今回のドラマの内容で明かされました。やっぱり、切ない。今回の「本能寺の変」は、今までののドラマの中でも、かなり迫力があったのでは。さすが、岡田准一さんの信長です。信長ロスだ…。ですが、これから、ムロツヨシさんの秀吉も楽しみですが。
2023.07.26
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映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」。2017年公開。中川尚志・麻衣の共著のノンフィクション書籍「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」の映画化。岡山県内に住む中原尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)の夫婦。20代半ばで結婚を控えていた2人を襲ったのは、麻衣が罹った抗NMDA受容体脳炎という難病でした。麻衣は6年に渡る長い昏睡状態を経て、徐々に意識を取り戻し、意識回復後の長いリハビリを経て改めて入籍・挙式をしました。麻衣役の土屋太鳳さんの、健康の時、病気が発症する直前、意識不明になり寝たきりの状態、目を覚ました時、記憶の一部を亡くした時…。特殊メイクもしたそうですが、それぞれの演技の仕分けが見事でした。本当に感動する映画です。
2023.07.21
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アメリカ・カナダ・フランス合作映画「Coda コーダ あいのうた」。2021年公開。2014年のフランス映画「エール」のリメイク版なのだそうです。マサチューセッツ州グロスターの女子高生のルビー・ロッシー(エミリア・ジョーンズ)。漁師の家に生まれた彼女は、午前3時に起きて、父や兄と漁に出る毎日でした。ルビーの家族は、全員聾唖者で、一人だけ耳が聞こえるルビーは、幼い頃から家族全員の通訳をしてきました。歌うことが大好きで高校の合唱部に入ったルビーを音楽教師のヴィラロボスが才能に気付き、音楽大学への進学を勧めました。発表会への出演も決まり、練習に励むルビーでしたが、家の仕事とレッスンの両立に悩み、ある朝、無断で漁を休んでいまいました。聾唖者だけで出漁した父と兄は、沿岸警備隊に通報され、必ず聴者を乗船させるように命令を受けてしまいました。悩んだ末に進学を諦めるルビー。合唱サークル発表会の日。ルビーは、見事な歌を披露し、観客を感動させますが、家族にはそれは聞こえません。しかしルビーの父は、彼女の思いを汲み取り、ルビーを大学の試験会場に送り届けます。ルビーは家族の為、手話を交えた歌で、試験を受けます。そして、見事合格。家族全員、笑顔でルビーを送り出すのでした。心温まるいい映画でした。
2023.07.15
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WOWOWプライムドラマ「異世界居酒屋のぶ」。2020年放送。蝉川夏哉さんの小説「異世界居酒屋のぶ」のドラマ化。中世ヨーロッパ風の異世界にある、帝国の古都アイテーリアで営業している居酒屋「のぶ」。大将として店を開業した矢澤信之(大谷亮平)と、成り行きで店を手伝うことになった千家しのぶ(武田玲奈)の二人が京都にあるシャッター通りといわれるほど寂れた商店街の一角で開店したはずの店。しかし、なぜか表口は、異世界のアイテーリア繋がっていたのです。裏口から出れば、京都なのに、表は異世界。店にくる客はアイテーリアの客ばかり。店の中や、店外で、様々なや出来事や事件が起きてゆきます。最近、「異世界」もの~異世界に転生・転移~は多いですね。でも、このドラマは、日本の京都にいながら?異世界に~というドラマで、少し違うパターンで面白いですね。
2023.07.09
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テレビ朝日ドラマ「日曜の夜ぐらいは」。2023年放送。岸田サチ(清野菜名)は、ファミリーレストランでアルバイトしながら、車椅子生活の母・邦子(和久井映見)と公団住宅に住むヤングケアラーです。母はあるラジオ番組のヘビーリスナーでその企画ツアーに申し込んだため、サチが代わりにそのバスツアーに参加することになりました。そこでケンタこと野田祥子(岸井ゆきの)と、わびちゃんこと樋口若菜(生身愛瑠)という同世代の女性と知り合います。それぞれに悩みや事情を抱える3人は、意気投合し、旅行の思い出に、3人で1枚ずつ宝くじを購入しました。もし、当選したら3人で分け合おうと。臆病で、育んだ友情を壊したくないサチは、ツアーの別れ際にこの場限りの関係でいようということで、2人と別れてしまいます。しかし、その後、サチの持っていた宝くじが1等に当たってしまうのです。そして、3人は再会し、高額当選した宝くじをもとに、訪れた人がほっと和めるような喫茶店を開店するという夢に向かってスタートしてゆきます。3人の女性が抱える悩みや環境、そこに立ち向かってゆく3人の姿、そしてそれをとりまくみね君(岡山天音)、サチの母・邦子、わびちゃんの祖母・富士子(宮本信子)との関係~。全体で醸しだす和みのある空気感が心地よいドラマでした。
2023.07.04
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武田勝頼(眞栄田郷敦)が暴いてしまった瀬名(有村架純)と信康(細田佳央太)の計画。当然、信長(岡田准一)に知られてしまいます。2人をこのままにしてしては、織田と戦が始まってしまいます。それでも家康(松本潤)は、信長の目を欺き、妻子を逃がし、時が過ぎるまで隠そうとしたのですが…。瀬名は、信長の娘で信康の妻である五徳(久保史緒里)に、自分は悪女だという手紙を書かせ、全ての責任を負おうとします。岡崎城を出た信康も、逃げ延びることを受け入れず…。夫の家康を裏切り、武田と通じたとされる悪女のイメージの強い築山殿をどう描くのか~と楽しみに思っていたのですが…。切ない…。この戦国の世の男性たちが思いもつかなかった構想を持っていた瀬名。時代にはじかれてしまいました。今まで見てきた歴史ドラマの築山殿像の中でも、一番素敵な描きかただったと思います。こんな築山殿であってほしかったな~と。瀬名役の有村架純さんも、信康役の細田佳央太さんの演技もすばらしかったと思います。
2023.07.03
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フジテレビドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」。2023年放送。柚月裕子さんの小説「合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明」のドラマ化。探偵の上水流涼子(天海祐希)は、頭脳明晰で変装の達人ですが、傷害事件の冤罪で資格をはく奪された元弁護士。相棒の貴山伸彦(松下洸平)は、IQ140の天才。2人で、様々な事件に取り組んでゆきます。やはり、天海祐希さんは、かっこいい。松下洸平さんとのコンビネーションも抜群でした。パート2あるかな?
2023.06.28
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TBSドラマ「ラストマンー全盲の捜査官ー」。2023年放送。全盲のFBI特別捜査官・皆美広見(福山雅治)。交換研修生として来日。皆美がアテンドとして指名したのは、護道心太朗(大泉洋)。2人は、バディを組んで事件解決にのぞみますが、皆美の真の目的は、41年前の事件の解明でした。41年前、皆美が10歳の時、自宅が強盗放火の被害に遭い、両親は亡くなり、自分自身は目を負傷してしまったのでした。その時の強盗殺人犯が、護道の実の父でした。そのため、ともに事件を解明しようと、護道をアテンドに指名したのです。真の犯人がわかり、真相は解明され、なんと、皆美と護道の2人は、実の兄弟だったのです。そして2人を守るために、護道の父~皆美の父でもありますが~は、強盗放火殺人犯の罪をかぶったのです。なんとも、切ない。伏線がわざとらしくなく回収され、面白いドラマでした。
2023.06.27
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フジテレビドラマ「風間公親ー教場0ー」。2023年放送。風間公親(木村拓哉)が、警察学校の教官として赴任する以前のストーリーで、県警本部捜査一課の風間が、刑事指導官として新人刑事の教育にあたっていた時代が描かれました。新人刑事が風間とバディを組み、実際の殺人現場での捜査の基本を叩き込まれていく教育システム、通称“風間道場”。選ばれた新人刑事は、自分自身の無力さを痛感しながら、少しずつ成長していきます。5人の新人刑事、瓜原潤史(赤楚衛二)、隼田聖子(新垣結衣)、遠野章宏(北村拓海)、鐘羅路子(白石麻衣)、中込兼児(染谷将太)が風間道場に。遠野章宏刑事との事件は、遠野刑事は捜査の途中で刺され、風間公親は片目を刺され、そして、遠野刑事はその傷がもとで亡くなり…切なかったですね。5人の刑事の中では、中込兼児刑事のストーリーが、私は面白かったと思いました。教場シリーズは、今までのキムタクがどこにもいないドラマで…ちょっと残念なようで~けれどいいドラマだったと思います。
2023.06.20
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テレビ朝日ドラマ「unknown」。2023年放送。雑誌記者の闇原こころ(高畑充希)と、交番勤務の警察官・朝田虎松(田中圭)は、愛し合い結婚しました。しかし、こころは吸血鬼で、虎松は20年前に起きた一家斬殺事件の容疑者の息子であるという問題を抱えていました。そんな時、都内で遺体から血液が抜かれるという連続猟奇殺人事件が発生しました。吸血鬼の仕業か思いきや、実は、吸血鬼が狙われてた連続殺人事件でした。それだけ、日本には、吸血鬼族が暮らしていた…?ことも驚きですが。犯人は、両親を吸血鬼に殺されたと思っていたこころの働く出版社の同僚の加賀美圭介(町田啓太)でしたが、本人も知らなかった悲しい過去が複雑に絡んでいて…。町田啓太さんは、いい人イメージの役が多かったような気がするので、意外な展開でした。今回もネットでは考察で盛り上がっていたのかもしれませんね。「あなたの番です」の時は、放送が終わるとネットの考察を必ず見ていたのですが…あの頃は暇だったかな。一途な感じの田中圭さんの雰囲気に惹かれてついつい見てしまいましたが、面白いドラマだったと思います。ただ、虎松のお父さんの一条彪牙(井浦新)の事件の伏線回収がいまひとつだったような~です。
2023.06.14
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「帰って来たぞよ コタローは一人暮らし」。2023年放送。漫画家津村マミさんの「コタローは一人暮らし」のドラマ化。「アパートの清水」に住む売れない漫画家・狩野進(横山裕)の隣の部屋に、1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)が引っ越してきました。コタローは、笑顔をみせず、ほとんど無表情で、新聞5紙を購読、ゴミの分別も完璧という5歳児らしからぬ少年ですが、大好きなアニメ「とのさんま」をまねて、「わらわ」「おぬし」「いってまいる」という殿様語を話しています。しっかりしていると思えば、時に子供らしさをのぞかせるコタローと出会ったことで、狩野をはじめ、他のアパートの田丸勇(生瀬勝久)、秋友美月(山本舞香)も大人としての責任や、人を思いやる気持ちの大切さを改めて実感し、少しづつ成長していきます。という内容で放送されたのが2年前。面白い題名だったので見ていました。今回は、その2年後のお話で、コタローくんは、「幼稚園の清水」を卒業して「小学校の清水」の小学1年生になっていました。コタロー君が一人暮らしが出来たのは、亡くなったお母さんが残してくれた保険金でした。が、コタロー君は、母が亡くなったことを知らずにいつか会えるとけなげに頑張ってきたのですが、今回、とうとうお母さんの死を知ってしまうのです。コタロー役の川原瑛人君は、本当にいろいろ出演していますね。「日本語であそぼ」で野村萬斎さんとも共演してますが、なかなか~です。これからが楽しみな役者さんですね。
2023.06.13
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映画「マイ・ダディ」。2021年公開。小さな教会で牧師を勤める御堂一男(ムロツヨシ)は、8年前に妻を亡くして、娘のひかり(中田愛)と二人で、時々すれ違うこともあるけれど、穏やかで幸せに暮らしていました。が、ひかりが白血病になってしまい、検査をした結果、ひかりと一男との間に血縁関係のないことがわかってしまいました。妻の江津子(奈緒)は、同棲していたストリートミュージシャン(海熊克哉)が浮気をしているのを見てしまい、暮らしていたアパートを出てしまいました。たどり着いた教会で一男と出会い結婚し、ひかりが生まれたのでした。ある時江津子は、ひかりを連れて歩いていた時に、ミュージシャンの男が妻と子供と歩いているのに遭遇します。ミュージシャンの男は、江津子と暮らしていた時に、おたふく風邪にかかって子供は出来ないと言っていたのです。男に子供を作ることができると知った江津子は、ひかりが男の子だと気付き、一男に電話しようして…車に轢かれてしまったのでした。ひかりの病気はいったんはよくなったものの、また再発してしまい、今度は骨髄移植が必要になりました。一男は、探偵(小栗旬がチョイ役ですがでてます~ムロツヨシさんの直接オファーだったそう)に頼み、実の父親を探し出し、ドナーになってもらうことを頼むのですが…。父親役のムロツヨシさんの演技が素晴らしく、とても良い映画でした。楽しく泣けるおすすめ映画です。
2023.06.08
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アメリカ映画「ジェラシック・ワールド/新たなる支配者」。2022年公開。島から、アメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが、人間の社会に解き放たれてから4年。恐竜たちは、繁殖して世界中の生息地を広げ、今や地球は、人間と恐竜が混在する新たな「ジェラシック・ワールド」になっていました。恐竜による人間社会への被害が問題になる中、恐竜を欲望のために利用する人間達もいたのです。第1作目の「ジェラシック・パーク」に出演していた、サム・ニールとローラ・ダンが21年ぶりに出演しています。最初の「ジェラシック・パーク」から20年も経ったのですねえ。1作目は、映画館まで観に行きました。やはり、面白かったなあ。
2023.06.02
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