めざせ!ヤマトナデシコ

めざせ!ヤマトナデシコ

イギリスでの初恋



想い出:
イギリス 一日目に・・なってしまったのだ。
あ・れ・に!
でも、若かりし乙女であった私?!
言えなかったのだ。ホストファミリーには・・・。
一応の準備はしていたんだけど心配ですよねぇ・・。
そこで、1人で近所のスーパーへ始めてのお使いに行った!!

小さなスーパーなのだが、やはり海外である!
目を引く物はたくさんあった。

本来の目的を忘れて、色んな物を手にとって眺めては、円に換算。
ふー。安いのか?高いのか?安い分、質は悪い感じ、、と感心した。

おっと、あまり遅くなると心配しちゃう!
急いであれを買わなきゃ!!
むむ??こ、こ、これはー。
日本でいうと昭和初期頃、発売していたんじゃないか?
ってくらい品質が悪いのだ。
一応、ヨーロッパ、イギリスだよねー。と言いたくなる代物。
いくら何でもこれないんじゃないの??ってくらいに分厚い。
あれ・・・。
日本って凄いのねー。って感心しながらもあれを持ってレジへ急いだ。

何も考えずにレジにあれを差し出した。
ある意味、旅の恥はかき捨て!である。

ところが!!
レジの青年がかっこいい!!
透き通るブルーの目。
さらさらに輝くブラウンヘアー。
真っ白なもち肌!!
そして、爽やかなスマイルー。

、、、。失敗した。
別のレジに行けば良かった、、。
心の中で叫んだ。悔やんでも悔やみきれない現状。

ところがその青年。
にっこり笑って、、いきなり
「ラブリー!!」って言ってきたのである!
え???え???

思わず真っ赤になる私に、なおも眩しいくらい真直ぐな視線で、、。
爽やかな笑顔。
固まる私、、。
後ろに並んでいるおばちゃんがズンズンレジに進んできた。
泣く泣く私は、買ったあれを持って店を後にした。

こ、このトキメキは?
夢にまで観たイギリス男性との初ロマンス!!
うっひょー。まっじでー?夢じゃないよね??
天にも勝る・・とはこの事を言うのであろうか?

彼から誘ってきたのよね、いきなりの告白ですもの。うふ。
思わず、一人でにやけてしまった。
この期を逃してはいけない!
いや、でも、私は日本に帰る身。心の葛藤がぁー。
何故か、焦る私。
いいじゃない。デートくらいして、いい思い出を作ろうよ。
それが、ロマンス!

って事で用もないのに次の日もスーパーに行った。
買うものがなかったので、単価の安いノートとかを買うことにした。

彼のいるレジに並ぶ、、。
覚えているかしら?ドキドキする瞬間。

またもや、彼は爽やかなスマイルを私に浴びせる。
そして、、、「ラブリー」囁くような甘い声。

うーん。す・て・き!
完全にのぼせてしまう私がいた。

でも、彼からのそれ以上の言葉はない。
何故?ラブリーまで言っておいて、私を誘わないの??

苛立ちと不安が、私の脳裏をよぎった。
しかし、謎は私が勝手に解決した。
それはねぇ、彼が仕事中だからよ。
私は心の中で会話する。(あほか!)

ならば、私が誘いましょう。少し、大人びた気持ちになっていた。
だって、あんなに彼がアプローチしてるのに無視することはないじゃない!!

でも、英語が苦手な私がどうやってデートまで漕ぎ着けることが出来よう。
そこで、ホームスティで知り合った佳代子に、相談するべく今までのいきさつを、お話したのである。

佳代子、結構クールな女だ。頭もきれる!

私の話を聞いた後の佳代子の顔には、
ちょっと、呆れたようなムッとしたような表情が見えた。

むむ?私のロマンスに焼きもちか??と思う事10秒。
佳代子から信じられない一言。

「あんた、本当に何もしらないのねぇ」
「ある意味幸せね」

そりゃー、滅多に出来ない事じゃないですか。
イギリス青年とのロマンス。ってのは、、。
ってことはある意味幸せ??

え?じゃない?

「ここではね、釣り銭がなくてもラブリー、買い物してくれてもラブリー
なわけ。 日本で言う ありがとうございました。ってことよ」

う、う、う、嘘だ-。
信じたくない。
まるで、金槌で頭を叩かれたようにガーンと何かが鳴り響いた。

でも、、、。そんな様な気もする。不安と期待が・・。

次の日、1人でこっそりスーパーへ行った。
レジに並ぶ振りをして周辺をウロウロ。
彼にばれないように細心の注意をはらった。

すると、彼ったら、彼ったら、、
皆に「ラブリー」ってスマイルしてるじゃないかぁー!

この!浮気者!

でも、1つ勉強になりましたね!


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: