の~んびり遠州日記

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竜馬っちゃ!と海舟

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☆☆☆竜馬っちゃ!が海舟と出会ったのはいつ頃だろう そしてどのような関係だったのだろうか ☆☆☆
1:運命の出会い
文久二年(1862)秋竜馬っちゃ!が最初に江戸へ剣術修行に来てから 九年半
 佐久間象山や久坂玄瑞はじめ長州藩士などと交わるうちに 攘夷思想が芽生え始めていた
十月 小春日和の縁側で稽古を終えた竜馬っちゃ!は重太郎と攘夷論を戦わせた
 「今のままでは この国は外国にのっとられるぞ、そうは思わないか竜さん」
「まあ そうじゃけど・・・かと言って幕府の今の力じゃどうにもならんちゃ」
「竜さん 今こそ奸物を成敗する時だぞ」 
「奸物を成敗しちょってもどうにもならんっちゃ」 
そんな議論をしているうちに 軍艦奉行並の勝海舟は外国かぶれの
とんでもない奸物だという事になり、海舟を斬る事になった
海舟の屋敷は赤坂元氷川下 ところが、この屋敷を見て二人は驚いた
「重さん 本当にここが勝の屋敷か」「ここで間違いないはずだ」
幕臣とは思えないほど粗末な屋敷であった
「お前さん達 俺を斬りに来たのかえ、 俺を斬ったって日本はよくならねよ」
そこに小柄な男が立っていた 軍艦奉行並の海舟である
竜馬っちゃ!はこの頃はまだ世の中に関する知識が乏しいため 
海舟の言った意味を解せない 「アメリカの将軍は何故日本国を
奪おうとしとるんですか」 「奪やあしねえよ アメリカ国民が
もっと裕福になって欲しいから通商しようと言って来なさったのさ」
海舟は傍らから地球儀を取り出し領土の広さが違う 戦争したって
所詮勝ち目はない と笑いながら応じた
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