DarkLily ~魂のページ~

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約束をしたので



みんな、砂漠の町、テラと呼ぶ。

かつての賑わいを知る人も、ここにとどまりはしない。

それでも人が絶える事はないようだ。

時折、金やら銀の混じった装備の人が、倉庫に駆け寄っては、しばしたたずんで、またスクロールで飛んでゆく。

まるで、花に止まる蜂さながらに、元気がよいことだと、その光景をぼんやりと眺めていた。

その日は、話をしている風な人もなく、ずっと倉庫前に陣取っていたのは、私と、そしてもう一人、青い装備のパラさんだけだった。

ちょっと場に、不釣合いな装備で、オークを出しているパラさんは、幾分目立つ存在ではあったが、私の気には止まらなかった。

それは、彼が捜し求めているものを、私が提供できるようには思えなかったからだ。

以前なら、この町でオークを出せば、欲しいものは大抵手に入れることが出来たが、今は、もう・・・。

しかも、彼が求めるものは、クロノスでは非常に貴重なものとなってしまった。

そのオークには、こんなメッセージが書かれていた。

「いっしょに、UWで戦いましょう。ギルメンを募集しています。」

そう今でも、いや、最盛期よりももっと、この町に人が集まる時がある。

彼は、クロノスで、一週間の支配を目指し、戦いを挑む人が集いしギルドの、マスターだった。

この時が、そもそもの始まり。

それは、刹牙さんと名探偵について話した、あの頃。

UWに、現実味を感じなかった頃の出来事。



誰かより一言。

カルさんみならって、連載方式で行きたいと思います(遅ればせながら)。



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