さっちゃんへの手紙
お腹の中で元気だと安心していた貴女が逝って
もう丸６年だね。あっという間の６年だったよ。
まだ後悔はあるし、泣く日もあるよ。
天国でおばあちゃんと仲良くしていますか？
おばあちゃんは女の子が欲しかったそうだから
きっと可愛がってもらっているよね。
今年は６歳、年長さんだね。
どんなに体にハンデがあってもお母さんは良かった。
生きていて欲しかったよ。
さっちゃんが亡くなった後、止めていた勉強も
また始めたの。
自分の子供が守れないのに他人の子が守れる筈は無いって
思ってたけど、あんなに勉強して資格を取った
貴女のパパを見ていたから、途中では投げ出せないって
思うの。取得した科目より、残っている科目の方が
少ないもの。止められないよね。
今月の1日、試験の願書を取りに行ったよ。市庁までね。
頑張れ、頑張れって、背中を押してくれたのは
きっと、さっちゃんだよね。
生きていたらどんな娘になっていたかしら・・・
おそろいの洋服も着たかったな。
でも、もうお母さんは大丈夫。実家の両親
パパ、お兄ちゃん，弟に支えられているから。
安心して、おばあちゃんと仲良くしていてね。
いつか、さっちゃんの所へ行ったら、
お母さん、頑張ったねと言ってもらえるように頑張るね。
（５月１３日の日記より転記）
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