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2006.10.10

嫌いなもの

(4)

カテゴリ：カテゴリ未分類

誹謗、中傷、揶揄、からかい

だいっきらいです

そして往々にしてその傷つけたひとは自分のしたことに気付かない･･･

物事を素直に言うことは大好きです。
自分の感性で話す人は大好きです。
正直な感想を言う人は大好きです。
ひとと違った見方をする人は大好きです。

でも、自分はこう思うと言うことと、ひとを誹謗し、中傷し、揶揄し、からかうことは全く違います。

ひとを殺そうと思って運転していなくとも交通事故でひとを殺してしまえば、それは『罪』です。
ひとを傷つけようと思っていなくても「誹謗、中傷、揶揄、からかい」は結果としてひとを傷つけることになります。

言葉の暴力は案外誰もが行っている『罪』なのかも知れません･･･

大江健三郎さんや丸谷才一さんが著書で「ことば」でひとは思考し、「ことば」で他との接触を図るといったことをお書きになってらっしゃいますが、

それならば、「ことば」を知らずに使うことは凄く恐いことなのだ、と思います。

「ことば」の持つ意味を知らずに使うわけですから、相手に与えたダメージさえも気付かずにそのまま通り過ぎるのですから･･･

ひとつの「ことば」の意味を誰もが共通して認識しておれば問題は起こらないのですが、「ことば」の意味を自分なりの解釈だけでお話なさる方も多いと思います。

特に抽象的な「ことば」は大変です

「黄色い」といえば誰でも何となく共通認識が持てますが
「可愛い」といえばどうでしょう？
恐らく100人いれば100人違った「可愛い」があると思います。

なので、自分ではそんなつもりも無く発した「ことば」が抽象的であった場合は特に気をつけなければなりません。

ひとを思いやったり、ひとを大切にするならば、そんなことも考えたいと思います。

「悪気は無かった」はどうしようもなく傷つける「ことば」です。
「悪気」が無いのならそんな「ことば」を使うべきではないからです。
「ことば」の持つ意味が解らないのであれば、その「ことば」は使ってはいけないのです。

なんだか、虚しくなってしまうのでした･･･

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