新電人房 別室『十畳』

30代から始めるビリヤード講座SP2


30代から始めるビリヤード講座SP2


今回もハッタリの利かせ方です。

ビギナーの人は、意外と店の常連を観察しています。
勿論、常連の人の中でもビギナーを観察している人は居ます。
しかし、ビギナーの観察は、「誰が仲良くなってくれそうかな?」という思いが込められています。

ビギナーの人にとって、「常連の仲間入り」というのはある種の憧れがあるのです。

今回は、そこを利用したハッタリの利かせ方です。
もし、自分のホームでビギナーの人と撞く事になったら、以下の事に気をつければあなたはとても上手そうに見えるでしょう。

・常連台では撞かない
ビギナーの人と撞く事になった場合で、台を選択できるのであれば(それぞれが一人撞きだったなど)、相手の台に移動しましょう。
決して、相手を自分の台(常連台)に招いてはいけません。
そして、常連台以外では慣れていない事をアピールしましょう。

空クッションを狙った時に外したら、
「なんや、えらい縮むなぁ~」とか、「えらい伸びるなぁ~」と台に慣れていない風のセリフを言います。
そうする事で、ビギナーの人に「普段は常連台(華台)でしか撞いていない」という事を意識付けする事ができます。

・調子がよくても、悪いふりをする
バシバシ入れておいて、「なんかイマイチ、しっくりこんな」とボソっと言いましょう。
ビギナーの人は「おいおい、それで調子悪いんかよ?」って思ってくれます。

・誉めてあげる
誉めるにもタイミングがあります。
本人が「上手くできた!」と鼻を膨らませている時に誉めてはいけません。
せいぜい「お~、ナイス」と言ってあげる程度にしましょう。
本人が得意気にしている事は、「できて当然」という顔で流しましょう。
一番効果的なのは、本人が失敗したと思っている時に、「おー、最高や」と言ってあげる事です。
これを言われるとビギナーは「自分の考えは間違っている」という意識を持ちます。
この意識が、「この人は自分とは違うレベルに居る」という意識に繋がります。

・穴前の9番はコンビ、キャノンなどで入れない
とことんまで、その9番を我慢します。
ビギナーの人は、流している時でも「勝負」に拘っています。
ブイレイクできる事に幸せを感じるのが、ビギナーです。
ですから、あなたのこの行動に疑問を感じたり、あなたの心の余裕を感じる事でしょう。
間違っても、手玉フリーから9番なんてやってはいけません。
しかし、相手には「どうぞ」と言える余裕を持ちましょう。

・フロックで入った9番はアップする
フロックで9番を入れたら、「ほんま最低やな」と自分を叱責しましょう。
これでビギナーの人は、「自分とは玉に対する姿勢が違う」と感じ、それがまた、「違うレベル」への意識付けに繋がります。

意識、考え方の違いを感じるだけで、ビギナーの人にとっては、大きなカルチャー・ショックです。
そして、そのショックを与えたあなたは、間違いなく上手そうです。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: