第七週目(43日~46日目、涙・涙の最終

43日目 5月1日(月)晴れ 84番~87番 約31km
とうとう5月になってしまった。6:00でも日差しが強い。今日は快晴。
84番屋島寺も21%の勾配の坂があり、息が切れる。
85番八栗寺へ向かう途中、1円玉40枚くらいのお接待を頂き、
たぁたんはポッケに入れて歩く。
なんと不思議なことに上り坂が続いてもたぁたんは休まずに登り続けてしまった。
実はこの1円玉の力があったのだ。不思議だけど足の疲れは全くなかったらしい。
お接待の力ってすごい。
ここ2,3日なんだかんだと良く会う野宿の井村さんから「にしき札」を頂いた。
そうしたら、おまんじゅうや1,000円を頂くお接待のあらしに会う。
「にしき札」ってすごいー。本日も目標は86番志度寺までだったが、
がんばって87番長尾寺まで歩いてしまった。


44日目 5月2日(火)晴れ 88番 23km
とうとう最後の88番大窪寺。
持ち合わせが少なく、郵便局、銀行も見あたらない。
不安になほど山道しかなかった。遍路道もあるのだが、
山の中の為、あぶやヘビが怖く、車道を通る。
ただ車道のため、距離はとても長い。
あまり息はあがらないが、いつまで歩いても頂上に着かないー。
最後は88番大窪寺の奥の院を通りながら、
ついに13:45、88番に到着。ついにやったぞー。
昼食も摂らずに必死に歩いた。
ここでやめてもいいのだが、ただ1番霊山寺へ戻らなければ本当の意味で四国を
一周したことにはならないので、46kmを歩くことにする。


45日目 5月3日(水)晴れ 6番、2番、1番 約36km
今日は四国一周を達成した記念日になった。
何故かホッとしてしまい5時の目覚ましより30分のお寝坊。
とうとう香川県にさようならを告げ、久しぶりに徳島県に入る。
「鵜の田トンネル」という1.769mもの長さを19分で歩く。
45日ぶりに6番安楽寺に着く。とうとう一週達成。なんかすごい感動。
「この道通ったんだー」「あっ、この風景覚えている」と懐かしく思いながら歩く。
初日のお昼を食べたうどん屋さんを見つけ、再びうるうる。
「よくやったなぁー」って思う。
とうとう15:50、1番霊山寺へ到着。すっごい鳥肌が立ち、涙が出てくる。
すっごい感動。3月19日の夕方、備品を買いそろえたお店に行き、
お礼を言う。「お元気に戻られて、お疲れさま」とうれしい言葉を下さった。
この感動は今まで人生の中で一番すごいものだ。
「やっと、歩いてやった」という達成感がある。それと同時に
「今までお接待して下さった方、今まで温かく見守って下さった方、本当にありがとう」
と感謝の気持ちで一杯になる。たぁたんも涙をうかべてたぞ。
やっぱりもう一周歩きたーーーい。そんな気持ちになってしまう。


46日目 5月4日(木)晴れ 高野山
今日は和歌山県の高野山にお礼参り。
徳島港よりフェリーに乗って和歌山港に行き、JRに乗って高野山に着く。
座敷に座っているだけなので、足がムズムズして歩きたくなる。
とってもダルいの。やっぱり足が歩きたがってるカンジ。
10:35、46日ぶりに本州上陸。高野山はすごい街になっていて、すごい人出。
ゴールデンウィークとも重なり、荘厳な雰囲気の中に賑やかさあり。
ただ白衣を着ている人は少なく、私たち2人は目立ってました。
奥高野山の奥の院へ着くとビシッっと気が引き締まる。
不思議と2人とも無言で歩く。
ただ、神秘的な雰囲気のため、話して歩くともったいない気がした。
あるマイカーのお遍路さんが私たちを見て
「よくがんばったネ。はいっ」っと1,000円を下さった。
本堂はとても荘厳で神秘的だった。いつまでもこの場にいたい素直に思った。
本堂への道中は沢山の偉人のお墓が立ち並び、松もすくっと何千年も生きている。
すごくシーンとしていて、上を見上げると天に昇ってしまいそうなほどきれいだった。
最後のお納経をすませ、白衣・お軸・納経帳を完成させた。
「ふうーっ」というキモチと「ありがたや」というキモチと、
沢山の色々なキモチで胸が一杯になった。もう一度お遍路をしたい。
そしてもう一度高野山にも訪れたい。すごくステキなところです。
夜10:00やっと帰宅。
現実に戻ってしまったカンジがする。
46日間のお遍路の旅、とっても素敵な思い出となりました。


皆さん。長々と読んでいただきありがとうございました。
これで私たちのお遍路(新婚旅行)日記は終わりです。
私たち二人、この体験を忘れずに力を合わせてがんばっていきますので、
これからもよろしくお願い致します。

平成12年5月吉日 犬塚 貴統・裕子


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