第7週目(46日~47日目)


平成14年4月19日(金) 46日目
「とうとう結願の日!!」
朝、目覚ましの時間より早く目がさめ、二度寝をしました。
朝ご飯もしっかり食べ、出発の準備をして、外へ出ると宿のおばちゃんが見送ってくれました。
「あぁ、もう終わりだよ。もう次のお寺へ向かうこともないんだよねぇ」と
話しながら歩きます。・・・が、すぐケンカ・・・。
二人ともプリプリ怒って歩きますが、道の駅や遍路交流サロンでは
お互い休憩したいという気持ちが通じ合い、トイレに行ったり、お茶も飲んで出発。
しかし、ケンカ再発。道端の地図が間違っていて、不安に歩きます。
多和神社で休んで、無言で歩き出す二人。
登り坂なので元裕さんの方が歩くペースが速く、見えなくなってしまい、
「こんなはずでは・・・今日は今まで歩いて来た道のりのことを
いろいろ話しながら歩くつもりだったのに・・・。」
女体山は遍路道を歩くことにしました。
登っていくほど景色がきれいで、二人のケンカも忘れていました。
遍路道は岩肌をはうように登り、ロープや手すりをたよりに登りました。
山頂へ着くと、あまりの感動に、心を打たれました。
登ってよかったぁ!今まで歩いてよかったぁ!と思い、第88番大窪寺へあと一息歩きます。
第88番大窪寺へ着くと、うれしさのあまり涙。
お経を読んでいる時も泣けてきて、声が出ないほどでした。
先週くらいからよくお会いしていた歩き遍路の方々と記念写真を撮って、
お礼参り第1番霊山寺へ向かいます。
とりあえず・・・お昼ご飯を食べて歩きはじめると、すぐ道に迷い、
工事現場のおじさんに道を聞いて進みます。
郵便局の方に道を聞き、八丁坂を通らず近道を進みます。
何度も何度も道に迷いそうになり、とうとう間違え、500メートルほど戻ります。
しかし、ケンカにはならず、終わっちゃったねぇ・・・と
ちょっぴりさみしい気分で町営白鳥温泉につきました。
あとは、第1番霊山寺へ行く道ばかり気になり、宿で詳しく教えていただきました。



平成14年4月20日(土) 47日目
今日の朝食は7時45分からと言われたので、朝食前の朝風呂へ行きました。
他に人がいなく、温泉を独り占めで、気持ちよかったです。
昼頃から雨が降る予定だったので、食後すぐ出発です。
土曜日なので、車も人っ気も少なく、山の空気も気持ち良く、ごきげんです。
今日も食べ物の保険を・・・商店でパンを購入します。
やっと国道318号げ出て、県境の鵜の田尾トンネルに向かいます。
すれ違ったおばあさんが後ろから追いかけてきてくださって、みかんをいただきました。
私はごきげんで、歩きます。
兼弘温泉前でみかんをパクパク食べ、元裕さんは私を見て、
「そんな嬉しそうに真剣に食べていると、サルみたい!」と笑います。
やっとトンネル。トンネルの中が県境でした。
「さらば、香川!ただいま、徳島!」
お昼はこのあたりの名物?たらいうどんです。初めて食べるので、わくわくドキドキでした。
ほんとタライで出てきているのでびっくりです。
しかし、注文からおうどんが出てくるまで40分もかかるから、
天気が心配でそわそわしてしまいました。
そこからすぐ、道の駅。御所温泉でした。
元裕さんは以前車で来た時、泊まったそうで、いろんなことを思い出していました。
道の駅で、保険のパンを食べて、どんどん坂を下っていきます。
土成の温泉へ着きます。
・・・まさか・・・ここは40日余り前に歩いた道だぁ!
元裕さんもやっと気づき、二人とも少し無言で歩きます。
お互いいろんな事を考えていたのだと思います。
いちご、みかんなどハウスで購買しているおじさんが
「お遍路さん、お茶でも飲んでって。お接待させて。」と声をかけてくれま す。
そうそう、行きも声をかけていただいていたのです。
しかし、先が不安だった二人は「すみません・・・」とお断りしてしまったのです。
おみやげとみかんを頂いて、お礼をしてお別れします。
いろんな記憶がよみがえってくるのです。
第6番安楽寺へ着くと、すごい沢山の人。お遍路さんがいっぱいです。
お寺で少し休憩し、泊まる宿へ向かって歩きます。
これから歩いていく人たちとすれ違うたび、「がんばってください!」と声をかけ、
何日か前の自分たちをまた、なつかしく思い出します。
今日の宿は、初日にも泊まったところと同じです。とてもなつかしく、
用意されていた部屋まで同じで、「すごい偶然だなぁ」と感動でした。
いろんな経験をして、いっぱい怒って、泣いて、いっぱい笑って、
辛かったことも今では笑って話せる。
多くの人たちとも出会え、たくさん学ばせていただき、ホントに幸せな旅だったと思います。

あと少し、ホントあと少し。
半日がんばって、第1番霊山寺へお礼参りへ行ってきます。


© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: