DINDINの日記

姑語


よく”ヨ”と呼んでいます。


Eu (ポルトガル語で、私)  

 エウ  が ヨ  に、

訛ってるのか、それとも、日本語の、

「ヨは満足じゃ」

っていう、殿様言葉のヨなのかよくわからないけど、

舅だけでなく、ここの日系人たちが良く使ってる

ヨ  日本語なんだろうか? ポルトガル語なんだろうか?

と疑問に思い、なにげに

「ヨって日本語? 」


と舅に聞いてみたことがあります。

すると、

「ヨはブラジル語でしょ」

と、なに聞いてんだ、オメーって感じに言ってたから、

ポルトガル語のEUが訛ってるんだろうね。
でも、殿様言葉っぽくて可笑しい(笑)

それから、

うちの舅たち、日本の東北出身なのですが、
ポルトガル語も東北弁ぽくなります。


”バグンサ” ”バグンツァ”

(Bagunca//騒ぐとか、めちゃくちゃにするとか、そんな感じ)


トゥド ベン?   が  "ツヅ ベン?"  に、

(Tudo Bem? 元気? )


そして、特に姑は、日本語文法に、ポルトガル語の単語を混ぜて使い、
初めて聞く日本から来た人にはわかりづらいのですが、

彼女のすごいとこは、ポルトガル語の単語交じりの日本語で、
純ブラジル人たちに、バシバシ話しかけることです。


そんなの、ブラジル人が聞いたって、ますます分かんないよ!
でも、それでも、身振り手ぶり混ぜながら話しかけ、
いくつかは分かり合えるようです(笑)


たとえば、

「プレフェイツーラさ電話してみねばわかんねえ、リーガ、リーガ」

(市役所に電話してみなきゃわかんない、かけてみなさい)


とか、

「ヨはねー、ここさ来て、ブラジル、クワレンタアノス。 ねー。
 ルス ナォン テン 、ねー」


(ブラジルに来て40年、かつては電気もなくてねー、と言いたがっている、笑)


過去形も現在形もみな一緒くた(笑)



で、私が横にいると、

「あんた、言って!」

と、翻訳させられるという。。。

つわものです。 私の姑。


これでも、ブラジルの9時のノヴェラ(ドラマ)を見ていて、
でもものすごく勘違いしてて、
私に、あれはどういうわけなの?

昨日の話、見た? と、
私に何が起こってどうなったのかを説明させ、

「あー。それでねえ。。 うんうん」

とストーリーと役者のセリフやアクションに納得。

ブラジルのドラマは、オーバーアクションだったり、
起伏の激しい展開、役者の表情も分かりやすいので、
何を言っているのか予想しながら見ていらっしゃるようです。


ブラジルに来て50年近く、ポルトガル語が分からない、
話せないっていうのは、
ある意味すごいことだなーと思うのですが、
やはり、移民としてやってきて、
たくさんの日本人社会を形成して生きてきたからこそ
ポルトガル語を使わないで何とかなったんだろうなー。

そして、独特な日本語を話す日系人たち。

ブラジルでは、日本語が通じるところもあるよ、
って言われたことがあったけど、
ちょっと、タイムスリップな、不思議な日本語が聞けます。


ちなみに、


ショッキングな姑の旧日本語



衛生サック




って、なんだか分かります???




 ズバリ、




コンドーム です



 ギャハハハ!!













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