~Koharu日和~

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tetsu373695

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February 7, 2006
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カテゴリ: 天使ママになって
このブログを書き始めるきっかけにもなった
次女の小春。

大切なお友達にも伝えたくて。


色白で私似の女の子。

今は私のおばあちゃんの春子しゃんと
一緒に天国にいます。


「人はアタリマエ二、産まれない」


死産って…。


明日はバレンタインデーという前日。
なんだか今日はお腹の小春ちゃんが静かだった。

平成16年のその日。

もうまもなく出産。27日に帝王切開の予定だった。

その日は朝から体がだるい、軽い陣痛?
私は陣痛を知らない。軽い前駆陣痛の経験のみ。

その日は動きたくなくてじっとしていたけれど、
やっぱり動いていないみたい。半分眠るように1日を過ごし、
やっと病院に行った。

もう病院も時間外で担当の先生ではない可能性大。
不安で仕方なかった。

診察室に入ると担当の先生ではなかったけれど、
前回お世話になった先生で
ちょっと安心した。

エコーの時間が異様に長く感じた。早く大丈夫だって言って…。


「赤ちゃん、残念ですが…。心臓が動いていません。」

「今までずっと順調だったのに…。」


目にいっぱい涙をためた先生のひと言。

「ご主人を呼んでください…」

「てっちゃん…  」
私はできるだけ平静を装ってパパを呼んだ。

「赤ちゃん、死んじゃった…」

大粒の涙がパパの顔を流れていった。
声にならない。

これからどうなるの? えっとこれは現実?
パパが両親と妊娠中一番支えてくれた会社の同僚の優子さんに
連絡してくれた。

病室に移り、手術の説明があったような…。
でもなんだかふわふわしている感じ。

もう悲しみを通り越して放心状態だったのかな…。
一番に優子さんが駆けつけてくれた。深夜12時。
車で40分位かかるのに、幼い子供たちがいるのに…。

とてもびっくりしたけど、嬉しかった。

あのね、昨日から、何となく亡くなったの分かっていたかも。
このまま時間が止まってくれたら、ずっとこの子は私と一緒って
心の片隅で思ってた。ずっと眠っていようって少し思った。

不思議なことに身体はもう赤ちゃんを出そうとしてたんだよね、きっと。

静かな静かなお産。

腰椎麻酔の傷みはどれほどか知っているけど、
3回目の帝王切開の私にはこれから赤ちゃんに
会える為の儀式だった。

産声が聞こえないと分かっている我が子を待つことがこれほど
辛いとは思わなかった。

手術室のまぶしすぎるライト。消毒の臭い。
なぜだかすごく冷静に、取り乱したりもせず他人事のように
準備を待った。

「泣いちゃいけない」「泣いてはいけない」

大きなお腹は小春がいる証拠。

もしかしたら、奇跡的に産声をあげてくれるかもしれない。
きっとありえることだよね。

死んだ人がもう一度息を吹き返すってことあるんでしょ??

バカなことを祈っていた。

「産まれましたよ…」ではなく、「終わりましたよ…」

たった10ヶ月近く一緒にいただけなのに、

「ドウシテ、コンナニ、カナシイノ」

もう麻酔で意識ももうろうとしていた。










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Last updated  February 9, 2006 03:09:03 AM
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