～Koharu日和～

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June 25, 2007

それは、お花の破損だったりがほとんどなのだが、もう大真面目に寿命が縮まります。

お花は特別な日に贈る場合が多いのは当然。
しかも１年に1回のお誕生日やまして還暦、結婚何周年なんてその人にとって人生で１回きり。
とてもミスは許されない。
なのに、運送業者さんのミスで荷物がなくなってしまうこともある。
冷蔵便のはずが、冷凍で届いてしまったり。
本当に手を合わせて毎日出荷している。
「無事に届きますように～!!、お花が痛みませんように～!!」

ずいぶん昔、私の何気ない一言に主人がこう言った。

「あんた、どんな思いで花を練習してきたの?! あの時の情熱とか、
一生懸命さとか忘れてんじゃないの?」

‥っ絶句。。。何を言ったのかはよく覚えてないがきっと適当な発言をしてしまったのだろう。彼が初心に帰ることの大切さを教えてくれた。

慢心になっていたのだろうか‥。決してそうではないが、どこか過信があったと思う。

花には精霊が宿るというけれど本当にそうだと思う。
だって、まだ私が駆け出しの頃、どうしても上手にアレンジができなくて、何度も先輩からやり直しの嵐!!挿した花を全部目の前で無残に抜かれて‥。

もう泣くこともできなくて‥っっ　
こうなったら花にお願いするしかないっ!!

「おねがい～!!　上手にささってくださ～いっもう本当におねがいだから‥。
頑張りますから‥。ほ～ら、かわいいよぉ‥」

するとね、パズルのパーツが合うようにビシビシ決まるのよ。
お花がピタッと収まってくれるの。「私はここにいたいのっ」ってふうに‥。

感動したよ‥。本当にホントです。これまじでそうです。
花を活けるのが苦手な人は、おねがいするといいよ。大真面目なアドバイスです。

お客様の所へ到着するまで、毎日祈ります。
一度手から離さないと遠くへはお届けできないから、せめて祈る。猛烈に心配です。
大丈夫なように万全の体制で送る。それでも稀に事故が起こる。

ヤマトさん、一緒に祈ってね。頼りにしてます。
クレームが来てしまったら‥。
だってせっかくの贈り物が破損してたりしたら誰でも悲しいよね。
ましてお花はきれいだから意味があるの。なのにもし枯れてたり、本来の状態ではなければ
どれだけショックか‥。本当に申し訳ないです。出来る限り、考え付く限りの謝罪をします。
でも大切なひとときは取り戻せず‥。

形はお花だけど、お届けするのは気持ち‥。責任を感じます。

そして今日も祈りながらスタッフとお花をアレンジします。

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