眠り姫&毒りんごのきまぐれ日記

其の21~30

-其の21- 2004年2月14日の日記より


眠り姫の耳そうじをしてあげた。

不思議なことに左右汚れ方が違う。
いつも左耳の方がきちゃない・・

たぶん、左耳を下にして横になることが多いせいなのだろうと思う。

のどをゴロゴロさせ、足をひくひくさせてとても気持ちよさそう・・

以前物好きな友人が、猫の耳の臭いを嗅いだことがあるらしい。
なんとも言われぬ臭いだったらしい(当然、くさい部類)

毒りんごは眠り姫のことが大好きでも
そんなこと絶対にまねできない。。


-其の22- 2004年2月16日の日記より


眠り姫と一緒にいて一番こまるのが長期間家を空けられないこと。
北海道への帰郷の際、眠り姫をどうするかいつも迷った。

最初のころは連れて帰っていたけれど、最近はいつもお留守番。

環境の違うところでの生活は眠り姫にとってとても苦痛のよう
ある時、帰宅後子供が「疳の虫」を起したかのごとく鳴きまくった・・
ペット飼育禁止の住みかであるから、毒りんごは逆キレしそうになった

気持ちはわからなくはないが、そこまで興奮せんでもいいだろう・・って感じ

それ以降すっぱり連れて帰るのはやめた。

物言えぬだけに、眠り姫のごきげんをとるのはとても骨が折れる・・


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-其の23- 2004年2月17日の日記より


今日仕事から帰ってきたら暗い玄関ホール
(猫の額ほどの)で何か踏んだ・・

冷たい・・「うぎゃ~」「もしや・・」

慌てて電気をつけてみた
毒りんごの予想通り眠り姫のゲロッぴだった・・

でも毒りんごは眠り姫を叱ったことは一度もない。
だって生理現象だものしょうがないこと。
カーペットの上でゲロッぴしてないだけ救われたと思いつつせっせと後始末・・

「悪いことしたにゃ~」とでも思ってるのだろうか
毒りんごのそばでのど鳴らしながら「あ~ん」と甘えた声をあげている・・
ちゃんと分かってるような顔してるところが憎たらしい・・


-其の24- 2004年2月18日の日記より


毒りんごは眠り姫の声にものすごく敏感に反応する。

寝ているとき、「うげっげっ」とはじまる時があるんだけど
どんなに真夜中でもすくっと目が覚める。

深夜、1軒隣の家が火事で燃えてしまったときがあった。
沢山の消防車と野次馬が集まったらしいけど、毒りんごは
朝まで全く気がつかずに寝ていた。

にもかかわらず、眠り姫がちょっとでも声をあげると
「ぱっと」目が覚めるのである。
自分でも不思議に思う・・


-其の25- 2004年2月19日の日記より


18日の夕刊(東京新聞)にペットシッターの記事がでていたので
それについて・・

以前、眠り姫のお世話を気兼ねせずに頼めるところはないかと
検索したことがある。
ペットホテルやペットショップがあるけれど、犬と違い猫は人に
なつかないから、家においたまま見てもらいたいと思って・・

調べたはいいけど、知らない人に家の中を覗かれるような意味のない
抵抗を感じてしまって調べただけで終わってしまった。

でも、信頼が一番のお仕事だし、何より動物が大好きな方に見ていただける
のだから、取り越し苦労なのだろう・・

見に来ていただいた方の中に利用されたことのある方がいましたら
ご感想をお聞かせいただけるとありがたいです。


-其の26- 2004年2月20日の日記より


たくさんの人が見に来てくれるのは「わたしのおかげニャン」と
眠り姫が申しております。

毒りんごも眠り姫がいなかったらホムペの開設なんて考えることなかったと思うし・・

眠り姫が生きてる証を狭い部屋の中で終わらせるのもかわいそうだと思って・・

眠り姫自身は直接外の世界をみることはできないけど、私が代わりに手助け

「もっとずーっと長生きして欲しい」という願いを込めて



-其の27- 2004年2月23日の日記より


眠り姫が無意味に「にゃ~」すか鳴くとき、毒りんごは
爪とぎに「またたびの粉」を山ほどふりかける・・
匂いに釣られて眠り姫はそそと爪とぎにおおいかぶさり
顔をすりすり、あげくにはでんぐり返しをしている

「もう好きで好きでたまらにゃ~い」という顔を見るのがとってもいい

どうしてそんなに「またたび」が好きなのだろう
トラやライオンまでくねくねするし・・
でも「またたびの木に猫が群がってる」って話は聞いたことないなぁ

「昔旅人が旅につかれ動かなくなってしまったが
またたびの実を食べたらまた旅ができるようになった
と言うことで、またたびとよぶようになったらしい」

ほんとか嘘かは分からないけどあるところにそう書いてあった


-其の28- 2004年2月24日の日記より


毒りんごの初舞台のあった日
22日にゃんにゃん「猫の日」ということもあって
同じ建物内の別の部屋で猫の催しをやっていた。

当然興味があるから、時間の合間に見に行ってみた。
入口から覗いて「ぎょぎょぎょ(◎_◎;) 」の世界が広がっていた。

「こ・これはにゃんにゃの?」である

ところ狭しと並べられたゲージの数々、全てにカーテン(覆い)がかけられ
まるっきり猫が見えない・・

恐る恐る近寄ってゲージの中を覗かせてもらった

「w(°o°)w おおっ!!」である。
どのゲージも時価数十万円もするような猫様ばかり・・

中央部分に人だかりがあるので行ってみると巨大な人物(外人)が
手にリボンを持って番号のついた猫に一言づつ語っている

「品評会かぁ・・」と勝手に解釈(英語がわかんないから)

毒りんごは籠の鳥ならぬ籠の猫だと思った

人間にも様々な生き方があるけど、猫様はあれで幸せなのかしら・・


-其の29- 2004年2月25日の日記より


毒りんごが朝「この部屋で一番美しいのはだあれ」と
鏡に向かって問いかけてると
眠り姫がとことこそばに寄ってきて、隣にちょこんと座る

で一声「あ~~ん♪」(わたしニャ)・・・

毒りんごはその声を無視して、ぱたぱたコットンで顔をはたき続け
再び「この部屋で一番美しいのはだあれ」と鏡に問いかけ・・

「あ~~~ん♪」(わたしだニャン)・・・

眠り姫のキャツアイがキラリ~☆・:.,;*と光る

毒りんごは「今日はそういうことにしておくわ」と言い放ち
隣で顔を洗っている眠り姫を恨めしそうに見下ろすのであった~(m~-~)m


-其の30- 2004年2月26日の日記より


猫にも時間の感覚があるのだろうか・・

毒りんごが休みの日、いつも起きる時間になると「朝だにゃ~ん」と言う

毒りんごが夜更かしをしていると、「早く寝よ~にゃん」と言う

毒りんごの帰宅時間にはちゃんと玄関で待ってて「お帰りにゃ~ん」と言う

日中とんでもない時間に戻ると顔も見せないし
見せても「にゃにしてるの~」と寝ぼけ顔で布団の間から顔を出すだけ・・

動物的勘というやつだろうか・・


眠り姫と毒りんごも今回で30話目
15年も共に生活していながら、一緒にいる時間が少ないせいか
書くことがあるようで意外とないものである・・
傍にいてあたりまえの相棒を15年もたてば改めて観察することもないし

今日を最後に眠り姫と毒りんごお話は終了。。。。

日常日記の中に眠り姫のことも書き込んでいくことにしました。

いつも読んでくれたみなさんどうもありがとうにゃん(=^^=)

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